ゾディアックウェポン装備不可
アーニャに任せた夕食は美味しかった いつの間に料理の腕が上がっていて驚いた。
夕食後、今日は先に風呂へ入り上がってからログインした。
家にはミリアがいるがラッキースケベは発動しなかった。
「御主人様、おはようございます。」
ロザリーと契約してからログイン直後に吸血から始まる
たまに吸血がない時もあるが後々吸血される
「今日は出かけるぞ」
「かしこまりました。」
ロザリーを連れて部屋を出て、セルとエルを見つける
「トレノ、可愛いですね」
「トレノ、頑張って強くなろうね」
堕天使と天使が白黒の生物と戯れている現場に居合わせた。
「メェ〜」
「マスター、おはようございます。」
「マスター、お出かけ?」
「双子座のゾディアックウェポンの試し切りに」
「マスター、双子座のゾディアックウェポンは他のゾディアックウェポンと違い少し特殊なんですよ」
「さすが、元ゾディアック12将」
「マスター、怒りますよ」
ダークとライト、トレノにご飯を食べさせてから『フィーア』に移動した。
『フィーア』の町を出て、ワイバーンがいる山の方面へ
「セル、ジェミニはどう特殊なんだ?」
「貸し与えることが可能です。それと2つを1つにする能力ですね」
「双子が合体したのもその能力か」
「はい、あの状態は5分くらいが限度です。それと相性も関係します。」
「なるほど、セルとエルに渡したら合体出来るのか?」
「可能です。今では種族が違いますが姉妹なので」
「俺とセルは?」
「不可能です。人間や動物がする交尾なら可能ですが」
「セルはむっつりスケベなんですね、真面目な顔をして」
ロザリーが茶々を入れセルは顔を真っ赤にする
「今のお話だと、私と御主人様なら合体出来ると思いますけど?」
「マスターとロザリーは種族が違うからダメだと思うよ」
「エル、マスターとロザリーは契約をしているから出来る可能性があるだけですよ」
「とりあえず、俺と誰かの合体はやめよう 身体が女の子になるのは嫌だし、主導権が握れないのも嫌だから」
「あ、マスター 重要なことを言い忘れていました。」
「セル、重要なことってなんだ?」
「ジェミニは魔剣ではありません、装備不可ですよ」
ゾディアックウェポンのカテゴリーはゾディアックウェポンでアルトが装備できるのはカテゴリー魔剣や聖剣のみ ゾディアックウェポンは装備不可能
「確かに装備できない、双剣を装備出来る人間なんてクラン内にいないぞ」
レイなら装備出来ると思うが片手はフリーにしている方がいいだろうし
予定変更でワイバーン相手に鬱憤を晴らすことに
「『飛血斬』」
「御主人様、いい調子ですよ〜」
アルトは『血魔法』を使いながらワイバーンを倒していき、ロザリーは『血魔法』のレクチャーと応援
セルとエルは連携の再確認
「ギャー(やんのかトカゲ野郎)」
「ギャウ(こちとらドラゴン様なんだぞ)」
ダークとライトはワイバーンを威圧、血の気の多いワイバーンだけを片腕だけ大きくさせてワンパンで倒している
「メェ〜メ〜メェ〜メー」
トレノはレベルが上がったおかげか手から遠距離攻撃を出して単独でワイバーンを仕留めた。
「トレノ、『聖獣波』を使えるようになったのですね」
「うんうん、トレノの成長は私たちの楽しみだからね」
「ギャー(やるじゃん)」
「ギャー(一緒に強くなろうぜ)」
アルトとロザリーをよそにトレノの成長を褒めている2人と2匹だった
「最後にこれを使ってみるか」
アルトは『魔進剣エレクトロチェイサー』を装備して、柄の部分を引っ張り、チェーンソーの用な刃が回転する。
「『瞬雷』からの『雷影斬』」
『瞬雷』で飛んでいるワイバーンの背後に一瞬で回り込み、『雷影斬』でワイバーンを細切れにした。
レベル差と圧倒的な火力がなせる技だった。
「マスターも新しい属性を使いこなせれるようになりましたか?」
「いや、これが初めてだぞ」
「でも、マスター、ワイバーンを瞬殺だったよ」
「単なる攻撃力が高かっただけだよ」
アルトはトレノの方を見ると昇竜拳みたいな技をワイバーンの顎に命中させてダウンを取り、一方的に蹂躙していた。
「トレノ、強すぎない?」
「御主人様、大人の聖獣はあれよりも強いです。」
「マジで」
『フィーア』まで戻り、別荘へ移動してログアウトした。




