ボン・キュッ・ボンの吸血姫
7月24日火曜日
朝からミリアさんから写真が送られてきた、赤色のビキニを着た写真で胸の谷間を強調しており破壊力だけはあった。今夜のおかず確定
「ナンパされそうだから露出は少ないほうがいいと思う」と返しておいた。
読者感想文をどうするか、毎年ノーベル文学賞を逃すあの人の作品か、面白くなさそうなんだよな名前だけで売ってる感じで今年も逃すだろ
中学の時は空の境界で物議があったな奈須きのこだぞ何が悪いねん 中学時代はバチバチだったな
西尾維新は嫌いなんだよな〜、読者感想文だけ進まなかった。
早めの昼食を食べてから怜は部活へ行き、俺は部屋に戻り、スマホでスケジュールを確認する。
「プール、今週じゃん‼」
タンスから水着とゴーグルを引っ張りだして、履いてみると
「やばい、太ももが入らん」
無理やり履くとビリっと破れた
「買いに行くしかないか」
スマホで山本に電話
「もすもす」
「おう、どうしたレン」
「水着が破れたから買いに行かねばならない」
「奇遇だな、俺は今年の水着を買う予定だ」
「明日行くか?」
「そうだな、11時頃にイオンでどうだ?」
「了解した。」
「また、夜な」
電話を切り、明日の予定が出来た。
気を取り直してFROへログイン
ログインすると、腕を噛まれて血を吸われている
「御主人様、おはようございます。」
紅髪のボン・キュッ・ボンのメイドさんがいた
「誰?」
「昨日、契約の接吻を交わした仲ですのに」
こいつ、ロザリーか?性格変わってないか?ツンデレじゃなくて、従順な下僕なんだけど
「えっと、ロザリーさん?」
「ロザリーとお呼びください」
「ロザリー、そんな性格だったけ」
「いえいえ、小さい姿の時はただ恥ずかしかっただけなので、元の姿に戻りましたので本来の姿で本来の性格ですよ」
「小さい姿のロザリーも可愛かったけど」
「力を使いすぎるとあの姿になりますので、あと記憶もちゃんとありますからね」
ロザリーに聞きたいことがあるから聞いてみた
「天上人の吸血鬼族と真祖は関係あるのか?」
「いえ、関係ありませんよ 同胞はとっくの昔に滅びています。いるとしても理性を失い血を求める獣しかいません」
モンスターのヴァンパイアはそういうことだったのか
「山にある、魔導機械文明時代の遺跡の入口は知ってる?」
「はい、入口は私が魔法で隠していますので今まで発見されなかったのでしょう」
「行くときは道案内頼むぞ」
「かしこまりました。」
部屋を出て、1階へセルとエルは掃除していた
「マスター、おはよう」
「マスター、おはようございます」
「3人とも仲良くな」
「「「 はい 」」」
厨房でいつも通り料理を作っていると腹ペコドラゴンが飛んできた。
「食べていいぞ」
「「 ギャ〜 」」
セル、エル、ロザリーには親子丼を
「マスターの料理なら何杯でも食べれるよ」
「太ったら飛べなくなるぞ」
「それは困っちゃう」
「御主人様の料理、とても美味です」
「マスター、この料理は?」
「親子丼だ、鳥肉と卵を使ってるから親子丼な」
食事後、クランハウスへ移動
「お嬢様、お下がりください 貴様 吸血鬼か」
クランハウスに来るなり、ロザリーに対して敵意を向けているヴィヴィアン
「精霊ですか、珍しいですね 真祖の吸血姫ロザリー 御主人様の下僕でございます。」
「魔剣士殿、何を考えておられるか」
「契約しただけだ、そもそもヴィヴィアンはミリーゼの命令がないと動けないだろ」
「魔剣士殿よ、甘いぞ そこの堕天使や天使のように私は動けるのだ 攻撃は出来ないがな」
それってダメじゃん
「ヴィヴィアン、騒がしいですよ ロザリーさんですね 私はミリーゼ・レラルヴァ、アルト様の婚約者ですわ」
「真祖の吸血姫ロザリー・ヴラッガムです。御主人様の従順な下僕です。」
ミリーゼとロザリーの後ろに虎と竜が見えるのは気のせいだろうか
握手してるから大丈夫か
「ミリーゼ、今日はどうする?」
「今日はここにいますわ、あの子たちの就職先の手配もありますし」
「もう、そんな時期なんだ」
「そうですよ、7人は巣立ちの時が近づいています。トムさんは鍛冶師として優秀ですし、第3騎士団から武器の発注がたまにありますよ」
「それは凄いな」
「ですが、トムさんはまだここで学びたいらしいので」
「そこは個人の自由でいいと思う、王宮の専属鍛冶師になったら凄いと思うけど」
「それはいい考えですわ、王宮鍛冶師の数が少ないですので それに王宮鍛冶は実力主義ですので」
孤児たちの就職先はなんとかなりそうだ
ミリーゼと話した後、別荘へ戻りログアウトした。




