表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
3章 夏だ、海だ、水着だ、リゾートだ‼
160/522

魔に堕ちし精霊3

第3形態になった『魔に堕ちし精霊』は湖の水を全て吸収し、巨大化した。触手の数が増え、周囲には水で作られた剣が宙を浮いている。


「デカい、コキュートス以来だよね」

「そうだね、魔法とあの水の剣が厄介になりそう」

「2人共呑気にしてていいのですか」

「ミリーゼ、冷静になることが必要だよ」

「ミリーゼちゃん、リラックスだよ、リラックス じゃあこれ飲もうか」


ミリアさんから緑色の飲み物を渡された。


「ミリア、本当に飲むの?青汁」

「アルトくんお手製だよ、効果は凄いと思うよ」

「効果????ってランダムだと思うんだけど」


ミリーゼはぐいっと青汁を一気に飲んだ。


「青臭くて美味しくないですわ」


ミリアとフィオも青汁を飲んだ


「うわぁー美味しくない、アルトの料理で1番のハズレだよ」

「これはキツいね」


飲んでから徐々に効果が現れた。


「MP∞なんだけど」

「それ当たりだと思うよ、ランダムで何が起きるか分からないって言ってたし、私は広域範囲拡大だよ、ミリーゼちゃんは?」

「無敵になっていますわ」

「「 当たりだ(よ) 」」

「5分しか効果時間がないから急いで攻撃しよう、ミリーゼは攻撃を受けてもダメージを受けない状態だから攻撃をし続けて」

「はい」


ミリーゼ、ミリア、フィオはすぐに動いた


「回復行くよ『ハイヒール』」

「全部撃ち落とすよ『ガトリングフレイムアロー』」

「行きます。『氷華・天桜吹雪』」


ミリアの『ハイヒール』は最前線で戦っているレイたちも回復し、フィオの『ガトリングフレイムアロー』は水の剣を全て撃ち落とす ミリーゼの魔法は氷の白い桜の花びらが舞い、『魔に堕ちし精霊』に的確にダメージを与えていき、所々身体が凍りついた


「必殺解禁」


ミロク合図で遊撃部隊は必殺を発動する


「『超影分身』」


レイのメイン職クノイチの必殺『超影分身』は1分しか効果時間がないが10人に増え、全てのスキルのリキャストタイムが半減し圧倒的な手数で攻撃をする


「『鬼神化』」


ミイナなメイン職狂戦士だが鬼人族が唯一持つスキルを発動した。全身から赤いオーラが溢れ、効果時間は2分だが圧倒的な攻撃力と耐久力を得る


『魔に堕ちし精霊』の凍りついた部分へ金棒を振り下ろす 凍りついた部分から亀裂が出来、水が流れ出る


「『真名解放』」


アナスタシアは『魔木槍 竹林』の真名を解放すると『魔木剣 竹刀』見た目はただの竹刀に変化した。

竹刀で『魔に堕ちし精霊』を攻撃するとクリティカルヒットが発生、『魔木剣 竹刀』はクリティカルが確定するが攻撃力は竹槍と変わらないため、ハズレ武器だった


「まだ、槍の方がリーチあるのに」


凍りついた部分を攻撃していき、水が流れて行きやがて巨大化していた身体はどんどん縮んでいった。


「ミリーゼちゃん」

「はい」


「「穢れし呪いを解き放て『セイクリッド・ディスペル』」」


ミリアとミリーゼ2人が放った解呪魔法は『魔に堕ちし精霊』に命中し、呪いが浄化されていく


ワールドアナウンスが流れる


『日本サーバーに起きましてイベントレイドボス、『魔に堕ちし精霊』がクリアされました。

クリアされた方々にはイベント終了後もリゾートエリアを使用することが可能になります。

現地人を連れてクリアしたため、参加者にはスキン交換チケットを送らせていただきます。』


浄化された精霊は


「『聖氷の魔術師』あなたをお待しておりました。」

「私をですか」

「はい」


ミリーゼは考えているとネージュが精霊と何か話している


遠くでミリアたちは


「イベントは終わったよね」

「あれはミリーゼちゃんだけのイベントだも思うけど」

「ミリーゼはとても強くなったわね」

「そりゃ、私とミリアが鍛えたからね」

「みなさん、お疲れ様でした。」

「お疲れ様、エリカちゃん」

「今回も役に立てなかったような気がします。」


ミリアたちはミリーゼを見守りつつ、労っていた。


「分かりましたわ『テイム』」


テイムは成功し、ミリーゼは精霊をテイムした。


「あなたは何が出来ますの?」

「私は『剣の精霊』です。」

「私は剣を使えませんわ、どうしましょう、名前」

「そっちですか?」

「帰ったらアルト様に考えてもらいましょう」


ミリーゼは『剣の精霊』をテイムしたことを報告すると驚かれた


馬車で別荘に帰るとアルトとケー5が待っており、『剣の精霊』の名前はヴィヴィアンに決まった。


「アーサー王伝説かよ」

「そうなるよな」

「で、さっきから手を触られているんだけど」

「お嬢様、この方になら私の剣を使う資格があります。」

「ミリーゼ、お嬢様って言われてんの?」

「じきに奥さまになりますわ」

「アルト、頑張れよ」


ケー5はログアウトして逃げた


「ヴィヴィアンの剣は今度な」 


アルトもログアウトした。


「お嬢様、彼は?」

「私の婚約者ですわ」

「彼から女難の相が見えますが」

「この国は一夫多妻制なので大丈夫でしょう、ヴィヴィアンのお話を聞かせてくださいな」

「すみませんが記憶ありませんので」  






評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[気になる点] ミリーぜがヴィヴィアンにアルトについて尋ねられて 婚約破棄って言ってます
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ