アルト、聖剣を抜く
スターレイルカンストですよ、原神は今年中にカンスト無理そう あと経験値半分
密林に到着し、御香を焚いた。御香の臭いで昆虫型モンスターが大量発生する。
「全員、好きに動け何かあれば報告も」
「ギャーギャー」
「はい、ダークさん マスターのことよろしくお願いします。」
ダーク>ライト>クロセル=クロエルとこんな感じの上下関係があったりする。契約とテイムの違いもあるが生き物としての格もあるだろうな
セルとエルは遠くに行き、ライトは散策、魔剣が欲しいって日頃から言ってるから気が利くいい子なんだ
ダークは俺の護衛役?らしい
『海銃剣リヴァイアサン』を装備して、魔力弾を昆虫型モンスターに撃ち、次々と撃ち倒していく
隣でダークは大きくなり、尻尾や爪で昆虫型モンスターをめちゃくちゃにして倒している、緑色や黄色の返り血や体液で黒い鱗がカラフルになっているのは笑える
銃剣は銀髪ロールのお嬢様が持つのが相応しいよなヤリーロ-Ⅵの大守護者様のことだけど
「ギャーギャー」
「どうした、ライト」
「ギャウ」
「魔剣があった?」
「ギャウ」
「案内してくれ」
ダークはそのままでライトに乗って魔剣があった場所まで向かうと洞窟があり、洞窟の中にあるらしい
洞窟のサイズは大人が通れるくらいの大きさのため、ライトから降りて歩いてい洞窟の中へ、ライトも小さくなり付いてくる
「ライト、行くぞ」
洞窟の中は暗いためライトが光球を作って明かりを確保することが出来た。
洞窟の奥に進むと広い空間があり、台座に剣が突き刺さっていることが分かる 近づいて見るとシンプルな両刃の剣で大きさはロングソードで模様とかがエクスカリバーっぽい
「これか?」
「ギャウ」
「抜くぞ」
柄を両手で掴み引き上げると抜けた、お楽しみの鑑定
『聖剣セイントクルセイダー』:天使に祝福されし、選ばれし聖剣の使い手が持つことを許された聖剣、聖属性
聖剣技を使うことが出来るようになる
「ライトさん、聖剣と魔剣ってどう違うの?」
「ギャウ?」
「分からんのか、可愛いからいいや」
洞窟を出てからダークがいる地点に戻るとエルがいた
「マスター、おかえりなさい」
「ただいま、セルがいないと甘えただな」
「うん」
エルに抱きつかれている。天使に祝福されしってこれ?
「セルは?」
「えっと、馬車がモンスターに襲われてて助けたんだけどね、馬車の中にいる子たちはみんな同じような服を着てて、あと生意気な子供もいるからどうしょうかなって」
「エル、案内してくれない?」
「いいよ、マスター成分補給してからね」
怜といいエルといい妹はこう抱きつくのか
エルの案内でセルがいる馬車の所まで向かった。
「上手く偽装しているけど奴隷を運ぶ馬車だぞ」
「そうなんだ」
「セル、お疲れ」
「マスターの御手を煩わせてすみません」
「いいよ、別に生意気な子供がいるんだって、周辺警護頼んだ」
アルトは馬車から子供を全員出して人数の確認 狭い馬車に8人が閉じ込められており、年齢は14〜15歳くらいだな
「人数は全員で揃ってるな」
「はい、問題ないです。」
「お前、偉そうだぞ 俺は公爵家の長男だぞ」
アルトはうるさい子供を完全に無視して話を続ける
「『ノイン』の貴族学校の生徒さんたちで合ってる?」
「はい、学校での校外学習中に連れ去られました。」
「なるほどね、ミリーゼか国王様に伝えた方がいいかもな」
「おい、お前、ミリーゼって呼び捨てにしたな、あの女は俺の物だぞ」
アルトは生意気な子供を足払いで仰向けに転がし口の中に銃剣を先を入れた。
「さっきからうるせぇよ、公爵はお前の父親であってお前はただのガキだ 俺がミリーゼ姫の婚約者なんですが人の女を物扱いするなガキ」
アルトの殺気に気づいた2匹と2人は戦闘体制に入っていた。公爵家の息子は失禁しながら失神していた。
「王都の貴族街まで送るから各自家に帰って拐われたことを親に話せ、国王陛下には俺から話しておくから」
7人は馬車に乗り、セルとエルは御者台に乗り馬車を操縦
失禁小僧はロープで縛り、ダークが紐の先を咥えて飛び、俺とライトは空から馬車に接近するモンスターの掃除をする。
密林を抜け、レオメル戦で戦った跡地でうるさいのが目を覚ました。
「俺は公爵家の息子だぞ、こんなことしていいのか」
「小便臭いから馬車に入れないだけだ、自分で走るなら縄を切ってやるぞ、1人減っても俺には関係ないからな、モンスターの餌にするぞ」
脅したらまた失神した。これで王都の中に入るから民衆からはいい笑いものになるな 親の権力を振り回すからこうなる 休憩を挟んだ
「親の権力を自分の物のようにしてみろ、いつかはこうなるからな 代理とか代行を任された時だけにしろよ」
馬車の7人に言っておいた。公爵って国王の分家だよな、この国には大公って制度がない
馬車の7人にはお茶とお菓子の差し入れをしておく、余りにも美味し過ぎて泣き出す子や、ぜひ我が屋敷にと勧誘するやつもいるくらいだった。
俺のお菓子を食べれる方法はクランハウスに奉公に来るかミリーゼのお茶会に呼ばれるかくらいだ。ソフィアさんとサクヤさんは重度のリピーター
休憩が終わり、再び王都まで馬車を走らせて西門に到着、呼び止められる
「アルト殿、お久しぶりです。」
「ああ」
誰か覚えてない
「『ノイン』の貴族学校の生徒が誘拐されていたのを助けたから貴族街まで送り届けてから国王陛下へって感じです。」
「なるほど、分かりました。それでロープの生徒は?」
「公爵家の息子で失禁してたのであれですよ、馬車にいれると他の生徒が嫌な思いをしますし、ミリーゼ姫を物扱いしたので嫌がらせですよ」
「公爵家の・・・・」
「行っていい」
「はい、どうぞ」
アルトたちは西門から王都へ入っていった
「ふうー、天上人は凄いな」
「公爵家の息子にあれだろ、権力を振りかざして我が儘三昧していた噂だからな」
「公爵様は普通なんだが溺愛っぷりがな」
「それよりもアルト殿とミリーゼ様は婚約してたんだな」
「ミリーゼ様、自ら奉公に出向いていたって話だし」
「女性を物扱いしたからあれって、アルト殿、ブチ切れたと思うが」
「アルト殿は天上人でも平民と同じような考えだったりするからな この国も変わりつつありそうだな」
「最近の改革のおかげで俺達も働けているからな」
西門の門番は平民から採用された者たちでツヴァイ出身、コキュートス戦で騎士団と協力した者たちだった
馬車は貴族街へ到着、同じ方角の子たちをまとめて馬車から降ろして行き、全員帰るまでライトかダークが見張りをする。
公爵家の息子は公爵家の庭に投げ入れて終わり、馬車はそのまま王城へ
城へ着くとミリーゼの執事さんが出迎えてくれた
「至急国王陛下にお伝えしなければならないといけないことになりまして」
「かしこまりました。」
すぐに謁見の間へセッティングしてくれた。
玉座には国王陛下と王妃様がいた。
「面をあげよ」
「婿殿、ミリーゼとの進展の話か?」
「いえ、今日はたまたま、拐われた貴族学校の生徒を助けまして、場所が場所だったため、王都へ連れ帰りました。」
「ふむ、実行犯は?」
「発言の許可をよろしいでしょうか」
「許可しよう」
「私が馬車を見つけた時にはモンスターから襲撃を受けており、護衛や御者もモンスターの餌となっておりました。私は馬車周辺のモンスターは狩り、妹にアルト様を呼ぶように指示いたしました。」
「実行犯はすでにいなくなったか、学園のセキュリティは完璧で拐うことなどできないのだが」
「生徒の1人から校外学習で学園の外にいた時に拐われたと」
どう考えても学園内部から情報をリークしたやつがいるのは間違いない
「学園を調査しないと行けないのぅ」
「それと国王陛下、『氷聖の魔術師』という職をご存知でしょうか」
「聖の魔術師、現地人がなれる上位職じゃな」
「ミリーゼ様が『氷聖の魔術師』に成られました。」
「アルト殿、そのお話は事実でしょうか?」
「はい、王妃様はミリーゼ様のお手伝いのため、ヴァカンス島に向かわれると聞いていますのでその時に本人から聞いて見れば良いかと」
「マルタ、その話は事実か」
「はい、そうですわ」
「狡い狡い狡い狡いわしも行きたい」
王妃様の名前マルタって言うんだへぇ〜
国王陛下は駄々を捏ねている
「婿殿、わしも行くからのう」
「アルト殿、主人共々よろしくお願いいたします。」
クラン面接に国王陛下の参加が決定した。
「国王陛下、王妃様のお手伝いに来るのですよね」
「マルタよ、そのお手伝いというのは?」
「あなたの苦手な鑑定よ」
ミリーゼ、どういう説明してんだよ
「それともう1つ、言い忘れていましたが公爵家の息子を殺しかけました。殺してませんよ 失禁したからロープに括りつけて王都まで運んだだけですよ」
「婿殿、もう少し説明を」
「拐われた子から話を聞いていたら公爵家の息子だの煩くて、ミリーゼの名前を出したらミリーゼは俺の物とか言い出したので転がして剣を突きつけただけですよ、失禁して失神してたのは向こうですし」
国王陛下は謎に震えている、俺、今日で打首かな?
「フッアハハッハハ、あの息子は昔から我儘でな、クラウゼルもミリーゼもとても嫌がっておったのだ、幸い父親とあれの弟はまともだからのう」
「はぁ〜そうですか」
「いや〜ミリーゼも良き婿を選んだのう」
「本当にね、アルト殿、お母様でもお母さんでも呼んで良くてよ」
「恐れ多いので遠慮しておきます。」
謁見の間を退出した。
「マルタ、見たか」
「ええ、ドラゴンが2体、堕天使様と天使様を連れていましたね」
「アルト殿、勇者の再来かも知れないのう」
どっと疲れたアルトはクランハウスへ戻り、ログアウトした。
  
 




