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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
3章 夏だ、海だ、水着だ、リゾートだ‼
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女性限定イベント

現状、分かっていることは俺、ミリーゼ、セル、エルの中で俺だけ湖に入ると麻痺状態になった。


4人の中で違いは男、天上人の2つだ、他に男はダーク、ライト、ブランが雄、ダークとライトは本能的に湖に近づかないようにしている。


再び、湖に足を漬けると麻痺状態になった  


「そういえば、アルト様、この湖では男性に裏切られた女性が自殺したという悲しきエピソードがありましたわ」

「女性の怨念が男を麻痺状態にするのか?」

「ミリーゼ、『氷聖の魔術師』の出番だろ」

「湖を聖魔法で浄化ですわね」

「やってみますわ」


湖から上がったミリーゼは聖魔法を使い湖を浄化してみた。


「これでどうでしょうか?」


湖に片腕を突っ込んで確かめると麻痺状態になった。

俺だけだと解決出来ない、ミリーゼは現地人で死んでしまったら最後


クランメンバーで今、ログインしているのはレイ、エリカ、フィオ、ミロクで誰を呼ぶかフィオに通信した


「もすもす俺俺」

「切っていい?」

「ちょ。待てよ」

「似てないよ、要件は?」

「東側の湖に来てるんだけど、湖に入ると麻痺になる」

「アルトでも麻痺になるんだ〜」

「ミリーゼ、セル、エルは麻痺にならなくてな、俺の仮説なら男は麻痺になると思うんだよ」

「私にも湖に入って実験しろってこと?」

「正解」

「ミロクも連れて行くよ」

「了解」


通信が切れた、フィオとミロクが来るまでの間、ミリーゼ、セル、エルの水着観賞会 スクショもバッチリだぜ


「あんた、何してんの?」

「ミロク、フィオ、来たか、早速水着に着替えて行って来い」

「その前に」


ミロクに足を掴まれてジャイアントスイングからの湖へダイブ 麻痺状態になり、身体が痺れて動きにくくなり、セルとエルに救助された。


「本当に麻痺になってる」


陸に上がるとミロクとフィオは水着のスキンを着けていた。


「実験に付き合ってあげるよ」

「アルト、感謝しなさい」

「女性プレイヤー限定イベントのトリガーかも知れないからな」


ミロクとフィオは湖に入った。麻痺状態になっていないようだ


「アルト、水中も見てくるよ〜」

「気をつけてな」


ミロクとフィオはエラワカメを口の中に含み水中へ


「ミリーゼ、男が参加出来ないイベントだったらどうする?参加する?」

「アルト様やケー5さんくらいしか天上人の方は知りませんし親しくありませんが女性だけなら参加してもいいと思いますわ」

「ミリーゼにもしものことがあるとね」

「王家のアイテムを持ち込みますので1度だけなら大丈夫ですわ」


ミリーゼが言う王家のアイテムとは?身代わり系だと思うが


「『氷聖の魔術師』を使いこなせるように訓練だな、水魔法と聖魔法が使えるからフィオとミリアに教えてもらった方がいいかもな」

「今後はそのような予定にしますわ、別荘の方はセルとエルがいますから」

「ミリーゼ様、堕天使使いが荒いです」

「天使使いも荒いですよ〜」

「別荘の方はたまに掃除するくらいでいいぞ」


水の中からミロクとフィオが顔を出した。


「ミリーゼ、次の満月っていつ?」

「たしか6日後、だったと思いますわ」

「2人とも陸に上がって説明」


ミロクとフィオが水中で見てきたのは下半身が蛇で上半身が女性のモンスターが鎖で繋がれて封印されており、ミリーゼの話に出ていた男に裏切られて自殺した女性の怨霊がラミアとなったと予想された。

ラミアを封印したのは200年前の『水聖の魔術師』でその封印も完全なものではなかった。

6日後の満月の夜に封印が解放される


女性限定レベル40以上のレイドイベントらしい


「アナスタシアに言っておくか」

「アルト、アナスタシアって誰?」

「お姉ちゃん」

「絶対嘘ね」

「母親の知り合いで20歳、アメリカでは有名プレイヤーだったらしいぞ、こっちでは『魔槍士』」

「「 はぁ~ 」」

「なんで溜息」

「アルトってさ〜たらしの癖に朴念仁だよね」

「『魔槍士』ってこの前出たユニークじゃない」

「アルト様のお姉様なら挨拶しないといけませんわ、私の義姉になる方なんですし」

「アナスタシア経由でメロディさんも来たらいいな〜」

「アルト、今度はどこの女なの」

「フィオ、目が怖い 昨日会った人、ケー5とミリアも会ってるぞ 『アイドル』だ」

「ミリアから凄い人たちに会っちゃったとか聞いたわ」


午前中はここで切り上げ、俺はダークにフィオとミロクはライトに乗り、ミリーゼはブランに乗って別荘へ帰った。  


「フィオ、ミリアにも連絡 ミリーゼを鍛えて欲しい」

「ミリーゼ、『水魔法使い』『テイマー』だよね、魔法くらいならアルトでも出来るじゃん」

「『氷聖の魔術師』になりましたわ」

「氷聖って現地人専用職なんだよ、氷と聖魔法に特化してるからフィオとミリアなんだよ」

「ダークを貸してくれるならいいよ」

「分かった、ダークは俺かミリーゼの言うことなら聞くから、次のイベント、ミリーゼも参戦予定だから頼むな」

「よろしくお願いしますね」


ミリーゼの笑顔にフィオは文句言えずに了承した。






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― 新着の感想 ―
女性限定イベントがあるなら男性限定イベントもありそうですね、このイベント中にあるのかはともかく
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