氷聖の魔術師
朝、いつも通りに起きたのだが今日は日曜日そして天候は雨 雨の日はランニングは中止、部屋で筋トレをする
一汗かいたためシャワーを浴びてから朝食を作り、怜とアーニャも起きてきた。
「レン、ランニングは?」
「雨だから走ってないよ」
「お兄ちゃん、雨の日は筋トレなんだよ」
「あとでヨガする」
朝食を食べ終え、怜は部活がオフで出かける予定もない、俺も出かける予定はないし雨の日は出かけたくない
「アーニャはリゾートエリアに来ないのか?」
「水着を買うお金を貯めたい」
「お兄ちゃん、次のイベントっていつ?」
「リゾートエリアというかヴァカンス島で何かすればイベントが解禁されるけど」
「じゃあ、お兄ちゃん頑張って」
「今日はヴァカンス島を散策するか」
「アーニャさんのサブ職は何にしたの?」
「サブ職は『魔法騎士』と『芸術家』」
魔法騎士は防御寄り、魔法剣士は手数の攻撃寄り、魔法戦士は一撃必殺の攻撃寄り
芸術家は物をよく捉えるため、クリティカル補正や弱点特効補正が掛かったりする
「お兄ちゃんは『ドラゴンライダー』のまま?」
「そうだぞ、しばらく教会に行ってないな」
しばらく話したあと、それぞれ部屋に戻りログインした。
「おはようございますわ、アルト様」
いつも通り、ミリーゼがいるが着替え中、今日の下着は紫かセクシーだ
イベントが進むごとにフィルターなかった扱いになってるよな、18禁解禁もそろそろなのか?
「ミリーゼ、いつ別荘に?」
「昨日、ミロクさんに頼んで来ましたわ」
ミロク、ナイス
「今日は島の散策するから」
「私も同行しますわ、ブランとネージュも強くしないといけませんし」
ミリーゼはメイド服から動きやすそうな魔法使い風の格好に早着替えした。
「教会も行っておくか?」
「はい」
パーティーにミリーゼを加入、ダークとライト、セルとエルも連れて行く
ヴァカンス島の教会に到着、早速お布施を入れてミリーゼのサブ職を変更するのだが
「アルト様、『氷聖の魔術師』があるのですが」
「その職って凄いの?」
「聖のつく魔術師は500年1人いるかいないかと言われております。現地人だけが就ける職ですわ」
マジで
「氷聖は水聖よりも上位の職になりますわ」
「ネージュを進化させたからじゃないのか?妖精をテイムしたことが稀なんだし」
「『氷聖の魔術師』になりますわ」
ミリーゼは『氷聖の魔術師』になった
氷聖の魔術師:現地人限定職、水属性と聖属性の魔法を使うことができ、聖水の生成も可能 氷聖は800年振りらしい
「ミリーゼ、早速行こうか 東側の湖を目指そう」
街の外に出て、ミリーゼはブランの首輪を外した ブランは柴犬サイズの狼から体長2メートル超えの立派なフェンリルになった
ミリーゼはブランの背に乗り、俺はダークの背に乗る、ブランの方に乗りたいけど嫉妬するからなこいつら
ネージュはミリーゼの方ではなくこっちに乗っており、東側の湖まで移動した。
ダークとブランの速度は早く、戦闘時じゃないため能力を制限しているセルとエルは追いつけないようだ
体感5分くらいで湖に到着した。
「水が澄んで綺麗ですわ」
「何が住み着いているか気になるけどな」
「マスター、早いよ」
「マスター、不甲斐なくてすみません」
「能力を制限してるから仕方ないよ、セルの本気の飛行速度はダークも知っているから」
「ギャーギャー」
ミリーゼ、セル、エルは木の陰に隠れて水着に着替える 俺は覗く趣味はないため、ブランをもふもふしながらネージュを肩車する
「マスター、お待たせしました。」
「マスター、遊ぼ〜」
「ネージュ、良かったですわね」
細心の注意をしながら湖の中へ入るのだが、全身が痺れてきたためさっさと上がった
「マスター、どうかしました?」
「麻痺になった、ミリーゼは?」
「平気ですわ」
「エルは?」
「大丈夫だよ〜」
ダークとライトに湖の中へ入るように指示したが拒否された。
「もしかして男は入れないのか?」
 




