二次転職
「デカイ城が見えるな」
「あの城、最前線組でも入れたやつはいないらしいぞ」
「ドレス欲しい」
「ミリア、いつ着るのよ」
「デートの時かな」
「ミリア、これから忙しくなるからそんな暇ない ドレスよりワンピースの方が男性受けがいい」
「フィオちゃん詳しいね」
教会は王都の西、スラム街の近くにある 教会に行くまでの道中、怪我や異常状態のNPCを治療しながら移動した。
「アルト、ミリアのあれは意味があるの?」
「ミリアをユニークジョブにする予定でな、アンデッド以外不殺、NPCの治療で高感度を上げるなどしているんだよ 治療したNPCに聖女様と呼ばれたりしてるからたぶん行けるぞ フィオは魔術師になるのか?」
「私は最終的に賢者かなドルイドも捨てがたいけど」
「そういえば、ケー5、魔剣士は多いのか?」
「魔剣士は今の所いないな、剣士だと魔剣使い、ソードマンが基本だな、騎士になるやつが多いとくに回避タンク」
教会に着き、お布施を1000G払って転職をする。
最初はケー5からだ、転職中は話せないため、情報隠蔽しやすい
「終わったぞ、アーチャーからスナイパー、サブは鍛冶師と付与術士だ」
駆け出しは術士、ベテランは術師になる、ケー5は駆け出しの付与術士
スナイパー:アーチャーの上位、より遠くを射抜くことができるようになり、隠密などの隠れたり気配を消すスキルが習得可能になった。
付与術士:武器や鎧に属性や耐性を付与できる。術士のため火水風土の4属性のみ
「俺はスキル振りしてるからな」
「アルトとミリアは最後だから、私がやる」
ミロクは転職を開始した。
「魔拳闘士に決めた、サブは呪術士と調教師」
魔拳闘士:魔法と闘技で強化した拳でダメージを与えるカウンタータンクの役割やダメージディーラーにもなれる。現状のFROでは100人いるかどうかのジョブ
呪術士:相手に呪いなどの異常状態を付与したり、闇魔法を使うことができる 獣人だと猫か狐なら転職可能
調教師:動物やテイムモンスターの管理ができ、テイマー系以外のジョブで唯一テイムできるジョブ、生産職扱い 最大テイム数は3体
「次は私だね」
フィオが転職を開始した。
「ウイッチ(火風)になった、選択肢が多すぎるよ サブは錬金術士と人形遣い」
ウイッチ(火風):火と風魔法を特化した女性専用ジョブ、男性はウィザード
錬金術士:万物を混ぜ合わせ新たな物を作る生産職 駆け出し
人形遣い:魔力の糸で人形を手足の様に使い戦うジョブ、スキルレベルを上げることで素材が必要になるがゴーレムを操れる
「フィオは全体的にジョブの相性がいいな」
「考えたからよ、サブ職多くてやばいよ」
「私が先にするね」
ミリアが転職を始めたがすぐに終わり。ワールドアナウンスが流れる
『ユニークジョブ、『聖女』が発見されました。発見者には運営よりアイテムが贈られます。』
「聖女になれたよ~」
「ワールドアナウンスがあったよ」
「アルトくんのおかげだね」
「ミリアが頑張ったからだよ」
「お二人さん、イチャイチャしてないでやることやる」
「「 はーい 」」
ミロクに怒られた、あれイチャイチャなのか?彼女がいたことないからよくわかんねー
「私は聖女でサブが光魔導士と薬師だよ」
聖女:慈愛に満ちた聖なる乙女が転職できるユニークジョブ、広範囲の回復魔法にリジェネ、状態異常回復ができ、聖なる魔法で邪悪を浄化できる 現在世界で1人だけ確認されている。
光魔導士:光属性に特化した魔法使いの上位
薬師:薬草を見分ける能力と薬を作ることができる生産職
「俺の番だ」
アルトは転職を開始した。
最初に転職した時と同じ空間でおり、転職可能なジョブを探すと魔剣士、剣豪、新撰組があったが
魔剣士に固定された。サブ職の方はカオスマスター、料理人に固定されている あきらめて決定した。
またワールドアナウンスが流れた
『ユニークジョブ『魔剣士』『カオスマスター』が発見されました。発見者には運営よりアイテムが贈られます。』
「まさかな」
「そのまさかよ」
「カオスマスターて何?気になる」
「アルトくんといると退屈しないね」
転職が終わったアルトは頭を抱えていた。
「おい、どうしたアルト?漏らしたか?」
「転職先、勝手に決まってた。」
「またかよ」
魔剣士:4属性の魔法剣を覚えた者だけが転職できるユニークジョブ、魔剣の二刀流が可能、魔剣のデバフ無効を持つ 現在世界で1人だけ確認できている。
カオスマスター:4属性の魔法を極めし者が聖と魔に出会ったことで発現するユニークジョブ、光属性と闇属性の魔法を使うことができ、特定の条件で『究■魔■■■■』を使用できる。
料理人:あらゆる食材で料理を提供できる生産職
「こんな感じだ」
「文字化けしてるな」
「めんどくさいことが起きそうね」
「光魔法、ミリアに先越された」
「フィオちゃん、私、火も風も使えないよ」
スキル振りはしておいたが説明を見る限り、扱い難いのが多いとくに『魔剣共鳴』魔剣2本を共鳴させて自分にバフを掛ける 魔剣の組み合わせにより効果が変わる
あとは『魔剣索敵』近くにある魔剣を探すだけのスキル
しばらくは魔剣索敵を使いながら探してみるか
「次は王都の中心に行くぞ」
「クランハウスはどうするの?」
「あてはあるぞ、ツヴォルフ商会 大手の商店だから賃貸でもやってるだろ」
「各自の仕事部屋がある大きめの屋敷が理想ね」
「剣や鎧くらい作ってやるぜ」
「私は薬」
「モンスターのテイムもしないと」
「料理しないとダメ?」
「「「「 ダメ!! 」」」」
王都の中央へ着いた。




