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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
3章 夏だ、海だ、水着だ、リゾートだ‼
137/523

人魚の国を救え6

ゾディアックの相手をアルトたちに任せている間、城では


「オリヴィエさん、この城は何階まで」

「4階よ、ママは多分だけど4階の玉座の間に囚われていると思う、結界の操作も玉座の間でしか出来ないから」

「オリヴィエ、地下は?」

「牢屋があるよ、人魚の国の戦士は牢屋か殺されてるか、苗床にされてるか」

「部隊を分けるわ、地下の牢屋班と各階の散策班に分かれましょう、4階のボス戦には連携の取れたパーティーが行くことでいいかしら」

「姉御、文句ねーからいいぞ」

「姉御は姉御だな」

「姉御、一生ついて行きます」

「姉御、結婚してくれ〜」


姉御コールでイラッとしたミロクは


「タイジ、ちょっと」

「ん、どした、イテッイテテテテ」


ストレス発散アイアンクローをタイジにしていた。HPは削られている


「4階はミリアのパーティーと私が行くから」


第2のタイジが生み出されないように男プレイヤーたちは言う事を聞くしかなかった


各階に上がりながら人数を減らして行き、ミロクとミリアのパーティー、オリヴィエは4階の玉座の間に到着した


「オリヴィエ、この先にサハギンのボスがいるのね」

「はい、グレートサハギンです。」

「よし、俺が先頭で入る ゴブリン共を駆逐するのは俺の仕事だ」

「サハギンですよ、ゴブレスさん あ、しまった」

「サハギン?ゴブリンみたいなもんだろ」


ゴブレスは決め台詞を言いながら玉座の間に突入し、後からミロクたちが突入した。


玉座の間にはデカイサハギンと結界の中で身動きが取れなくなった人魚がいた。


「天上人と逃げた王女か」

「うわ〜魚が喋るってシュールね」

「雰囲気ぶち壊しだな」

「そうですな〜」


エルフのレンジャー、ドワーフの魔導士、蜥蜴獣人の祈祷師がサハギンに何か思うことがあるのだろうか


「出てこい子分たち」


ぞろぞろとサハギンが現れ、玉座の間がサハギンで埋め尽くされる


「『白竜の加護』『白竜の慈愛』『白竜の息吹』『白竜の怒り』」


ミリアのバフの効果でパーティー全員のステータスを大幅に強化し、サハギンの殲滅を始める


「こいゴブリン共『狂化1』」


ゴブレスは身体から赤い闘気のようなものが漏れ出し、フルヘルムの奥にある目は赤く光出した。


狂化:狂戦士限定バフ、レベル3までは自我がある状態でレベル4以降は完全に殺戮兵器になる プレイヤーからすると完全に操作が出来ない状態 初号機の暴走にも近い


ゴブレスは剣で迫りくるサハギンを斬り伏せて、武器を奪い次のサハギンへ


「吠えろ獅子座『レオナックラー』」


ミロクがレオナックラーの能力を引き出すとミロクの姿が獣化した状態になったがいつもの獣化とは違う

狐の姿だが毛並みが黄金のように輝いている


「私の本気見せてやるわ 『レグルスロア』」


ミロクは咆哮したがただの咆哮ではない、聞いて恐怖になった者は即死する。ヤバい咆哮、対人戦だと効果はない


ゴブレスとミロクのおかげで呼び出されたサハギン全ては片付いた。


「残りはあんただけよ」

「ギョギョギョギョ、誰か他におらぬか」


全員でグレートサハギンをフルボッコに叩いて、HPを最後まで削りきり倒した。

ちょうど、外では大きな爆発音が鳴り響いていた。



『ただいま、日本サーバーにおいてゾディアック12将の1人が倒されました。および、イベントクエスト人魚の国を救えが達成されました。

イベントに参加したプレイヤーはイベント終了後もリゾートエリアを使用することが可能になります。

それでは楽しいFROライフを』


アナウンスの終了と同時に人魚の女王を拘束していた結界も消失した。


「ママ」

「女王陛下と呼びなさい、あなたは」


親子の対面を見ていた。ミリアは感動しており、ミロクは隣で慰めていた。



イベントが開催された初日に終了してしまった。それもFRO運営側は予想済みだったようだ


別荘で打ち上げをして終わった、明日からケー5は実験に付き合わせるぞ




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