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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
3章 夏だ、海だ、水着だ、リゾートだ‼
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人魚の国を救え3

昨日よりもマシなったけど古戦場始まってる

西側でアルトたちが暴れ始めた頃、南側のケー5たちは


「俺らも行くか」


南側の門を警備しているサハギンをドワーフの魔導士が眠らせ、ゴブレスと蜥蜴獣人がトドメを刺していた。


「ゴブリンより硬いな」

「ゴブリンと比較するもんじゃない」


南門を開けて侵入した。すでに遠くから戦闘音が聞こえている


「ケー5くん、普通に空気あるけど」

「あとでオリヴィエを説教だな、俺らも暴れますか」


ケー5たちはぞろぞろと現れるサハギンの集団を倒していく その中でもゴブレスの一撃はサハギン胴体を真っ二つにする威力で、エリカも負けず劣らず、剣技と魔法を使い分けて戦果を上げていってる


「エリカの立ち回り、アルトだよな」

「1次転職の時のアルトくんだね、魔法は普通だけど」


アルトに面倒見させて正解だったな、剣を使うのはアルトだけだし、フィオは教えるの下手そうだしな


ケー5は空を見るとクロセルを発見、何者かと戦っていることが分かった。


「ミリア、全員にバフ掛け 城まで攻め込むぞ」

「いいけど、なんで?」

「敵はサハギンだけじゃない、遠距離攻撃が出来るやつがいる」


ミリアは自分とケー5のパーティーにバフを掛けたおかげでサハギンの殲滅速度が上がった。


城の屋根を見上げると弓を持ったやつと目が合った


「ミリア、障壁」

「うん」


放たれた矢は障壁で阻むことが出来たが一撃で破壊された。


「全員、相手には遠距離攻撃が出来るゾディアックがいる 気をつけろ」


俺たちが引き付けてることが出来るか分からないがやるしかねぇ


ケー5は1人、パーティーから離れ 弓で城の屋根にいるゾディアックへ攻撃を始める


「弓の性能は向こうが上、勝ってるのは矢の種類だろうな」


ケー5が射ると向こうも同じように射り、お互い回避したため矢が当たらない

高低差もあり、向こうが断然有利だ

 

「アルトのやつ、あんなの相手にしてたのかよ」


ケー5が戦ったことがあるのはレオリアだけだが、その時は仲間からのバックアップがあった 今はミリアからのバフがあるが1対1の戦いだ


ケー5は『ステルス』を使い姿を隠しながら攻撃に最適なポジションへ移動するが

頭上から矢の雨が降り注いだ『アローレイン』だがその矢、全てに着弾時に爆発するようになっており、姿を隠したケー5は爆風でダメージを受け、『ステルス』が解けてしまった。


「残りHPは半分、身体まだ動くな どう引きずり下ろすかだな」


引きずり下ろさないと上からの一方的な攻撃で全滅だな、俺が囮になったけどだ



西側と南側で暴れ始めた後、北側


「門に2体いるね、レイちゃんよろしく」

「え、うん」


レイはサハギン2体を必殺仕事人の如く瞬殺した。


「侵入しよう、俺が先に入る」

「少し、待ってください、お兄ちゃん、うん・・・・

オリヴィエさん、中に空気があるのは普段から?」

「そうよ」 

「普段からだって」


アルトからの通信が切れた


「中に空気があるらしいです。」

「了解」


重騎士のクマゴロウはこのパーティーのタンクのため、何が合ってもいいように先に動く


「問題ない」


クマゴロウに続き残りのパーティーメンバーが門の内側へ


「本当に空気あるじゃん」

「オリヴィエさん、説明」

「だって〜中のことまでは聞かれなかったし〜」

「まぁ、いいんじゃね〜か さっさと攻略しちまおうぜ」


オリヴィエを先頭にレイ、マルク、クラリッサ、フィオを担いだクマゴロウの順番に城へ走って向かう 道中のサハギンはレイが全て瞬殺していく


「全てクリティカルやべーな」

「レイちゃん、アルトの妹だからそりゃやばいよ」

「兄妹揃ってユニークかよ」

「天使ちゃんのテイム方法が知りたい」

「クロセルかクロエルに聞けば?」

「天使ちゃんが私とお話してくれるの?」

「真面目ちゃんなクロセルより、妹系のクロエルの方が話しやすいと思うけど」


城まであと半分くらいの距離に着いた時、南側の城の付近で爆発を目撃した。


「サハギン以外いるのは確実ね」

「あの爆発、絨毯爆撃に近いな」

「おい、城の屋上を見ろ」


全員が城の屋上を見ると、手に弓を持ち頭に4つ角があり背中には羽がある四足歩行のケンタウロスのような生き物がいた。


「射手座のゾディアックって所ね」

「あんたら、あんなの相手にしてたのか」

「ほとんどお兄ちゃんが戦ってます。」

「私も魔法無効のやつと1戦、あれはやばかったよ」


こちらに気づいた悪魔は攻撃をしてきた、飛んてきた矢は地面に突き刺さったが、突き刺さってから爆発した。


「徹甲榴弾かよ」

「当たると死ぬぞ」


建物の影に隠れてやり過ごした。


「引きずり下ろさないとやつからのアドバンテージしかないぞ」

「フィオさん、これ」

「私とケー5が作った鉤縄じゃん」 

「20メートルくらいの距離なら相手に自動追尾出来るのでこれに引っ掛けて叩き落す作戦で」

「レイちゃん、悪い意味でアルトに似てきたよ」

「褒めてますね」

「この子、ブラコンだった」


フィオは通信した。



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