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Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
3章 夏だ、海だ、水着だ、リゾートだ‼
131/522

アナスタシア・クルフェスキー

7月14日


午前中授業最終日と言っても、終業式まで午前中授業だけなんだけど


午前中授業が終わり、放課後 クランメンバーに二階堂と大門を入れて、駅前のガストへ 男子は自転車通学のためさっさと行って席を確保してこいと


「山本、合コンだよな、ぜってぇ〜合コンだな」

「二階堂、落ち着け 姉御の前で合コンとか言ってみろ」

「殺される」

「正解だ、大門」

「4:3の合コンだと悲しいことにしかならないぞ」

「あ〜確かに」


それよりも俺は今日のパーティー編成が気になってしょうがない、バランスのいいパーティーを5チーム作る アルト、ケー5、ミリア、ミロク、フィオは別々になっている


「俺と大門は今、ドライとフィーアの間でレベル上げをしているぞ」

「ワイバーンが厄介だ」

「お前ら脳筋パだもんな、魔法職か弓使いをスカウトしたらいいぞ」

「いい助言ありがたいが手伝えよ」

「二階堂、カンストしてないとキャリー出来ないんだわ、あとモンスターのレベルもキャリー相手のレベルに合わせないといけないし、妹とパーティー組んで実証しているぞ」

「流石、魔剣士先輩だ」

「草薙、凄い」

「褒めんなって、うれしくないぞ、コノヤロ〜」

「チョッパーかよ」


ナイス、ツッコミ、ハジケリストに入れそうだな山本


「持たせたわね」

「ぁ〜涼しい」

「できるだけ早く来たんだけどね」


女子たちと合流した。全員、日替わりランチとドリンクバー ランチタイムは8分以内に提供するらしいからな


注文が来たため、食事をする


「山本、5人バラバラでパーティー組むんだよね」 

「そうなるな、水中だと弓使い系の職は無能だからな」

「魔法だって火は使えないし風は視界が悪くなる、光は威力が微妙になるよ」


実験した結果だもんな、風魔法を使うと泡が発生して視界が悪くなる 光魔法は水中の屈折率の関係的なことでこういう所で理系知識が必要になるとはな


「三島、FROの魔法はイメージだぞ」

「圧縮式魔法を最初から使えてる草薙が悪い」


FROで魔法の発動に2パターンあり、空気中の魔力と自身の魔力で魔法を発動する 通常の魔法これが支流


俺が使っていた頭の悪い威力の魔法が圧縮式魔法、空気中の魔力を一度自身の体内に取り込み、体内で取り込んだ魔力と自身の魔力を圧縮して混ぜ合わせた魔力で発動する魔法が圧縮式魔法らしい 

フィオは城にある書庫から調べたらしい


「へぇ〜そうなんだ」

「同じMP消費なのに発動までの時間がかかるけど破壊力だけはあるからね」

「上位プレイヤー様は話している内容が違うな」

「うっす」

「二階堂、大門、レンにだけは巻き込まれんなよ」

「どういうことだ山本」

「こいつに巻き込まれたらユニークに隠しイベント、環境破壊にと色々巻き込まれんぞ」


女子たちは全員頷いている


「私が聖女になれたのはレンくんのおかげだよ」

「大福を見つけたのは草薙と山本だったからいいんじゃない、もふもふできるし」

「草薙の助言は的確なんだよね」

「お前のNPCを惹き寄せる能力はなんとか出来ないのか?」

「知らんがな、でも姫様は色々役に立ってるだろ」

「帝国側に行けなくなったけどな」

「お前らそんな縛りあんのかよ」


女子たちは


「ミリーゼちゃん、レンくんと近すぎて妬けちゃう」

「ミリア、相手はあれよ」

「既成事実でも作ったら早くない?」

「今度、レンくんの家にお泊りするよ」

「ミリア、だいたん」

「問題は怜ちゃんよね」

「そうだね」

「見ている限り、仲の良すぎる兄妹だと思うよ」

「シスコンとブラコンに挟まれる彼女って大変よ、ミリア大丈夫?」

「頑張ります。」


食事も食べ終わり、色々話してから解散になった。


帰宅途中でスーパーで買い出しして帰るのだが、銀髪でセミロング、キャリーバッグと肩がけの鞄を持っている外国人の女性に話しかけられた。


「Excuse me」

「Yes」

「ココニイキタイノデスガ」


紙に書いてあるメモと地図を見ると自宅があるマンションの方だったため、案内することに


「ワタシ、アナスタシア・クルフェスキーデス」

「俺は草薙錬治です。レンと呼ばれてたりします。」


アナスタシアさんは20歳で日本には仕事で来たらしい、なんの仕事かは教えてくれなかったが身長もあり、細身で怜には負ける胸の大きさ、モデルの仕事しているのだろうか?


「地図はここですね、何階の何号室か分かりますか?」


肩がけの鞄の中を漁り、メモを取り出した。


「302号室?」

「ハイ、Mrs.レイミにイワレマシタ」


レイミは母親と同じ名前だが・・・・・キレられる前提で母親に電話した。


「お母様、起きていらしゃいますでしょうか?」

「気持ち悪、普通に話しなさい」

「アナスタシアさんという女性はご存知でしょうか?」

「敬語はやめろって、アーニャがそっちに着いたのね、私の部屋があるから使ってもらって アーニャに手を出してもいいからね」

「何言ってんだ、あんた」

「今年は帰れないと思うから」

「そっちも身体に気をつけて」


電話を切られた。家に居候が来たことが分かった 事前に教えろよ


「アナスタシアさん、行きましょうか」


我が家は3LDKで6畳が2部屋、4.5畳が1部屋あり、俺の部屋は狭い

3階まで階段で上がる、アナスタシアさんのキャリーバッグは俺が持つよ、紳士だから

家の前に着き、鍵を開けて家の中へ


「妹の怜は夕方に帰ってくるから、手前の部屋が母親の部屋でアナスタシアさんがこれから使う部屋ですよ」

「レン、Please call me アーニャ」

「アーニャ」 

「OK」


アナスタシアってロシア系の名前で多いし、母親がいるのはアメリカでどういう接点?


「レン、テツダッテ」


アーニャに呼ばれて部屋に行くとキャミソールと短パン姿のアーニャがおり、手伝うのは俺が使っているゲーム機と同型の設定だろうな


WIFIのIPアドレスを入力して、環境を整えた。


「アーニャさんはなんのゲームをやるの?」

「アーニャでいい、FreedomResurrectionOnline」


おい、マジかよ サーバーはどうするんだ?


「データの方は?」

「コッチデリメイク」


日本サーバーで新しく作り直すようだ


「レンもプレイシテマスカ?」

「やってるよ」

「魔剣士伝説ッテシッテマスカ」


そこだけ流暢な日本語なんだ?魔剣士伝説って俺じゃん


「日本サーバーの魔剣士アルト、レベル65 堕天使と天使をテイムしてドラゴンを2匹従えてるプレイヤーだろ 同じクランメンバーには聖女とクノイチもいる」

「WOw、レンはトッテモクワシイデス」

「まあ、本人なんだけどね」

「ワタシ、Americaではspearツカッテマシタ」


スピアー、槍ね


「魔槍士を目指すのか?魔剣士の槍バージョン的な」

「magic spearアルノデスカ?」

「持ってるけど2次転職後からじゃないと使えないな」


PKから奪ってケー5の鍛冶場に置いてたな


「レン、魔槍士にナリタイ アドバイスヲ」

「そうだな、現地人、local peopleの依頼を受けて好感度を上げる 俺の時は剣士とサブ職に魔法使いを選んだけど、あとは武器の振り方で技の発生が変わったりするし、同じ技を使い続けると技が進化したりするから」


日本語に英語を混ぜたりして話しているがアーニャの耳にイヤホンが付いており、英語に変換している


「向こうのプレイヤーニハソンナカンガエノヒトイナカッタ」 

「魔槍はアインの町で売ってるけど、強度が問題なんだよな」

「ワカッタ、ガンバッテミル」


俺は部屋から出た、アーニャの短パンから赤い下着が見えていた、ミリーゼに赤い水着も悪くないかもしれないな


部屋に戻り、着替えてからログイン 手持ちの武器の確認をしてみた 『壊れた武器』という物がある モンハンでいうと錆びたや風化した系で鍛冶師に修理してもらうことで元の武器に戻る どういう武器が壊れているかは修理するまで分からないがレアリティが高い武器が出る確率は低い


クランハウスへ移動してトムに『壊れた武器』の修理を頼んだ 夜、早めにログインして受け取るか


ログアウトして、夕食の準備を始めた















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