ダンジョン再び
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いつも通りの朝のルーティーンを終え、残り2日で終わるゴールデンウィーク中、俺はゲームとゲームとゲームしかしてない ランニングや買い物で家の外には出ているが
「どうした?レン兄?」
「ゴールデンウィーク中ゲームしかしてないから」
「レン兄、人混みが嫌だから出かけないって言ってたじゃん」
「そんなこと言ってたな」
「レン兄、FROに似たゲーム貸して」
「う〜ん、あるにはあるけどなんといえばいいか」
「どうしたの?」
「普通のMMORPGとクラフト系、FPS系を足して割った感じだ」
「さすがに3本は無理だよ」
「俺もFPSは苦手だしソフト持ってない」
「掲示板とか見てた方がいい?」
「う〜ん、どうだろうね~、怜はどんなジョブになりたいんだ?」
「クノイチ」
「怜なら薄い本とか作られそうだな」
ミリアちゃんと怜の百合本とか出たら買うと思う、おかずですよ完全に
「レン兄、年齢制限大丈夫なの?」
「年齢制限は大丈夫だけど、アバターの顔や体格が現実と似るんだよ」
「あ〜なるほど、レン兄の痩せた理由分かった気がする」
「これはゲーム機を買ってもらう制約なんだよ」
早めの昼食を食べ、怜は友達と出かけるとかで出かけ、俺は自室に戻り、約束より1時間早いがログインした。
防具の買い替えはしたいが二次転職後の方が良いだろうな 腰装備のケルベロスの尻尾を装備した。大型犬の尻尾のようだ 犬耳が欲しくなる
「よう、早かったな」
「ケー5か、防具を新調するタイミングを考えていてな、市場価格調査だよ」
「なら王都の方がいいぞ、生産専門クランが店を出したりしてるからな 俺は行ったことないけどな」
ケー5と合流した。
「ナンパ野郎はどうなったんだ?」
「掲示板だと誰かが通報したおかげでアカウント凍結、出禁になったぞ」
「そうか、平和が訪れるな」
「アルトに平和が訪れるわけないだろ、今ではお前、有名プレイヤー扱いだからな」
「いやいやいやいや、トッププレイヤーでもないですぜぃ旦那」
「その喋り方やめろ、トッププレイヤーでもレベルが同じ条件なら勝てるだろ 対魔法特化みたいな所あるしよ」
「ケルベロスⅠのブレスは斬れなかったぞ」
「その変わりにポンポン新スキル覚えていたよな」
何故か怒られた 理不尽だ
「やっほー!、2人とも」
「やっほー、今日も可愛いねミリア」
「開幕、口説いてんなよ」
「口説いてない、事実を言っただけだ」
「今日も頑張ります。」
「ほら、ミリアのやる気スイッチ入ったぞ」
ミロクと外套を被った150cmあるかないかの人がやって来た
「いつも、元気ね」
「アルトはいつも通りミリアを口説いてた」
「あんたらいい加減に付き合いなさいよ」
「そんなことより三島は?」
「そんなことっていないわ」
「えっと、アルトくんの尻尾を触ってる子じゃない?」
俺は後ろの下の方を見るとケルベロスの尻尾を触ってもふもふしている小さい子がいた
「うちの犬よりももふもふしてる」
「それ、装備だぞ」
「マジ、欲しい」
「三島であってるか?」
「アバター名はフィオーレ イタリア語で華って意味だよ」
三島華、フィオーレはパーティーに入り ワープ像からアインへ転移した。
「噴水前じゃん」
「噴水がワープ像なんだ」
「さっさと行くぞ、アルトかミリアが絡まれるからな」
アインから初めて行ったダンジョンへ向かう、『墓場の盗賊』HARDは適性レベルが28から 今日中に目標を達成したい
「掲示板の剣士くんはアルトなんだ」
「俺しかいないな、ナンパ野郎撃退と次の日にナンパ野郎の取巻きと戦ったのは」
「そいつ、取巻き違うぞ、ただアルトの実力が知りたかっただけだ、瞬殺されたけどな」
「もの好きもいたんだな」
「掲示板だとお前のファンが増えてるぞ」
「マジかよ」
「私もファンの1人、クラスメートだと知って複雑な気持ちなんだけど」
「公式ファンクラブがあればミリアがNo.1になるな」
「私、アルトくん好きなんだもん」
「あははは、ありがとう」
ダンジョンの洞窟に到着、さっそく入場
「私、今日は魔法重視で戦うから」
ミロクはサブ職をシーフから魔法使いに変更したらしい、シーフで振ったスキルは継続して使えるがレベルアップ時のステータスが歪になるのは仕方がない
「フィオーレは2属?4属?」
魔法使いは覚えれる魔法が多く、使えない魔法が実はということもあり死にスキルが少ない、SPの割り振りをし直すにも課金アイテムが必要になる あらかじめ2属性に絞って割り振るか、4属性を平均的に割り振るリビルドになっている
サブ職の魔法使いの場合は初級魔法にしか割り振ることが出来ない、パッシブにも振れるがメイン職が神官の時くらいである
ミリアの場合はパッシブに割り振って攻撃魔法は一切覚えてない
「火と風の2属性だよ、サブ職は錬金術士 魔法戦特化リビルド」
「なるほどな、ゾンビとグールはミリアが倒してくれるから気楽に行こうぜ」
「噂の剣士くんの腕を見てみたい」
「いいけど」
「やったー」
『墓場の盗賊』HARD1回目はミロクが魔法を使うことで前衛1、後衛4になり、俺の援護はミリアのため攻撃が当たる前に倒されてしまう
最下層のグール3体はフィオーレの『フレイムチェーン』炎の鎖で1体を拘束している間に残り2体を全力で攻撃、土属性魔法『アースバレット』に『飛斬』をぶつけても何も起きなかったが、溜めたアースバレットに刀を突き刺すと『岩石剣』を覚えた。岩石剣は剣というより鈍器
2周目、ミロクは前衛に戻ったので1周目よりも早く、ボス戦へ 戦い方は1周目と同じで1体を拘束、2体をボコる作戦
『アイスニードル』に刀を突き差して『氷水剣』『ウインドカッター』に刀を突き刺して『風雷剣』を覚えた
ミロクも『ファイヤーボール』を斧で斬ったが何も起きなかった。
2周目が終わり、俺たちのレベルは全員30レベルに上がった。
「アルト、魔法を斬っても何もなかったぞ」
「多分なこの刀のせいだわ、『流浪の刀』成長武器でレアリティはユニーク」
「アルト、どこで手に入れた」
ミロクは必死なんだが
「俺の一次転職は勝手に決められただろ」
「そんなこと、言ってたな」
「運営に電話したら詫びでもらった」
「詫びなら仕方ない」
納得してもらった。
「こっからどうする?」
「教会で二次転職だろ」
「教会はどこの町にもあるからさ、王都でもよくね?」
「今日やる事は」
「二次転職」
「クラン結成だったよね」
「装備を新調したい」
「ほら、王都で出来るだろ」
アインに戻り、ツヴァイへ転移、ツヴァイから王都まで1本道を歩く
「移動用のなんか欲しい」
「騎士になれば騎乗スキルがあるぞ」
「馬か〜鹿毛でダイヤのマークが付いてるといいな」
「アルト、それサトノダイヤモンドやんけ」
「よく分かったな、俺の推しウマ娘」
「馬違いかよ」
後ろを歩いている女性陣は
「あれじゃM1無理ね」
「ウマ娘?」
「ミリアにはまだ早い世界よ」
王都に到着した。まずは教会へレッツ・ゴー




