クロセル進化
3回戦で負けたぜ
7月8日、今日から本格的にアップデート後のFROを楽しむのだが
「悪いな、レン リゾートに行くのは夜にしてくれ」
「用事があるなら、仕方ないさ」
山本が用事があるということで全員でリゾートエリアに行くのは夜になった
俺も朝から買い出しに行くし、怜は朝練だから俺たち兄妹も昼からログインする。
昼過ぎ、怜が帰宅してから昼食を食べてからログイン
「おはようございます。マスター」
「おはよう クロセル」
クランハウス1階でレイと合流してパーティー結成、早速密林地帯へ王都の外から大きくなったダークに乗り飛んで向かった。
「ギャーギャー」
「帰りはライトな」
「ギャウ」
密林地帯に行く理由はレベル上げだ、大型アップデートでレベルの上限が60から70に引き上げられた、レイのレベルも58まで上がっているのでパーティーを組んでも問題はなくなったからだ
あとはダーク、ライトはカンストしており、進化させることができる龍の試練も謎に包まれている
クロセルの方は能力の確認とレベル上げ『堕天使』もレベル上限が40で進化先もあるはず クロセルのレベルは35 敵だった時よりもステータスは下がっている
上空から地上を見るとレオリア戦の時に出来たクレーターがそのままあった。
目的地の密林地帯に到着した。
「レイが色欲シリーズの効果でデバフバラ巻き、俺がとどめでいくか?」
「魅力も使えるけど」
「虫、相手に効くか分からんぞ」
「最初の作戦でいいよ、御香を焚くね」
特定のモンスターをおびき寄せる。御香シリーズがある 薬師なら制作可能 今回は虫型のモンスターをおびき寄せる御香を使う どの御香も効果時間は30分
虫型モンスターがぞろぞろと現れた。
「効果あるな、マッシブオオクワにパージビートルもいるな」
マッシブオオクワは2足歩行で歩く筋肉質な茶色の身体をしているオオクワガタで見てるとシュール
パージビートルは2足歩行で歩くガチガチに装甲がついたカブトムシ 攻撃が当たると装甲が剥がれ 防御力が下がり素早さが上がる アーマーパージという、装甲を相手にぶつける技もある
「レイ、パージビートルの装甲剥がし頼んだ」
「了解」
パージビートルの装甲はダメージ関係なくヒットするだけで装甲が剥がれるため、素早い動きと連続攻撃が可能なレイにとってはとても相性がいいモンスターだ
それに素早さが上がると言っても超高速移動とかではないため、対処が可能だ
アルトは『魔剣コキュートス』装備し、コキュートスから放たれる冷気で虫型モンスターの動きを鈍らせる
「ダーク、ライト、クロセル、今だ」
2匹と1人は虫型モンスターへ容赦無い攻撃をして倒していく 御香の効果が切れるまで作業を繰り返した。
「お兄ちゃん、レベル上がったよ」
「ここは経験値が美味しいからな、あとは火力で押し通すだけ」
俺のレベルは1上がり、レイもレベルが1上がった、クロセルはカンストして進化可能になったのだが
「難しいな、謎が多いぞ」
『堕天使』の進化先が3種類に分かれている
1つ目は『天使』羽根が白くなる 堕ちた天使が更生された姿になるのか、または堕天使から天使へ種族が変わりに闇属性が光属性になるのか?
2つ目は『ダークヴァルキリー』『ヴァルキリー』の闇属性版 武器と魔法で戦うのだろうか?
3つ目ほ『悪魔』全く別物になります。
「レイ、クロセルが『天使』になるってどう思う?」
「名前を変更できるならいいと思うよ」
「名前は変更出来ないみたいだ」
「お兄ちゃん、クロセルさんに聞いたら?」
高性能AIはちゃんと答えを出せるのだろうか
「クロセル、進化先は何がいい?」
「マスターに出会えたので天使に戻る気はありません」
クロセルは『天使』になる気がないため、『ダークヴァルキリー』を選択するとクロセルは光に包まれた
光の中から現れたクロセルの姿はボンテージの衣装からビキニアーマーに変更されており、両手には盾と剣を持ち、背中の黒い羽根は少し大きくなっている
「お兄ちゃん、破廉恥だよ」
「普段のレイに言われたくない、たいして変わってないだろ」
ボンテージからビキニアーマー、露出はビキニアーマーだが、ボンテージは色々と性癖刺さったりする
「天使にしてみろ、露出なんてないぞ 世の中エロスが必要なんだ」
「お兄ちゃん、普通の妹なら拒絶されてるよ」
「レイは普通じゃないからな」
クロセルのレベルは1に戻り、上限が60になったため、もう少しレベル上げをしてライトに乗ってクランハウスへ帰還した。
「レベル1でも『ダークヴァルキリー』強いな」
「うん、ダンゴガードムシをガードの上から叩き切ってもんね」
「まだまだ、未熟です。それとマスター、『見守りの天使』の効果で消えることができますよ」
見守りの天使:消えている間、テイマーや契約者のステータスを上げることができ、ダメージを天使が引き受けることも可能
「堂々としていたらいいよ」
クランハウスに帰るとクロセルはメイド服へ着替えるが
「マスター、胸が少し窮屈です。」
「仕立て直しが必要か」
「お兄ちゃん、私に任せて、『ファッションデザイナー』なんだよ」
レイはクロセルを自分の部屋に連れて行った。
数十分後、仕立て終わったレイとクロセルが帰ってきた
「お兄ちゃん、バッチリだよ」
「クロセル、似合ってるぞ」
「ありがとうございます。マスター」
俺とレイは夜に備えるためログアウトした。




