表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Freedom Resurrection Online  作者: 零侶
2章 第二陣と王都防衛戦
107/522

イベント後の月曜日

FRO上層部


「いや〜目をつけたプレイヤーたちが色々やらかしてるな〜」

「上松くん、進展の方はどうかね」

「御神くん、こっちはぼちぼちかな 日本サーバーが特出しすぎて驚いているくらいだよ」

「進展のないサーバー同士は繋げる頃合いではないだろうか」

「ヨーロッパとアフリカはいいかもね、アメリカ、中国、日本 この3サーバーだけはそのままかな」

「次の大型アップデートなのだが、種族と職をそろそろ増やして良いだろうか」

「そうだね〜日本サーバーは問題なくやってもいいかな、ゾディアック12将を3人も倒しているし アメリカ、中国はまだ1体だけだからね 最終的に統合する時は現状日本サーバーをメインって所かな アメリカ、中国は種族だけ増やす方向かな」 

「了解した、大型アップデート期間なんだが1日から4日までで良いだろうか あちらの世界の方にも伺いを立てないといけないし」

「それでいいよ、イベント報酬をどうするかかな」

「ふむ、このアルトというプレイヤー 凄いな」

「私が目をつけてるからね、第二陣からここまで上位に来たレイも凄いよ」

「魔剣士、クノイチ、貢献度は聖女、日本サーバーが発見したユニーク職、全員同クラン」

「不正はなかったよ、ユニークイベントや隠しイベントを上手く踏み抜いているからね 日本サーバーは王女様が城からクランハウスに転がり込んでる状態だよ」

「それほど魅力がある人物ということか」


大型アップデートの情報開示するタイミングを話し合った。


「報告は以上だ」

「今夜も残業だな〜」



いつもの時間に起きた、錬治は動けなかった。妹の怜がガッチリ体をホールドしており、抜け出そうにも意外に力が入っているため剥がせない


朝のルーティンを学校から帰ってからするか悩んだ結果、起きてランニングに行くことにした。


「怜、起きろ」

「zzzzzz」


怜は起きないため、ベッドの横に置いてあるスマホを取ろうとするがベッドの下に落としてしまった。

アラーム作戦ができなくなった

そして藻掻けば怜のパジャマが捲れ上がるため、諦めた


「お兄ちゃん、おふぁよ〜」

「怜さん、いつまで抱きついてんだ?」

「お兄ちゃん成分補給中」


昨日、負けなければ 敗因は時間停止を使ったからだろう、時間停止中はスキルが使えなくなるし 魔剣の攻撃力が高くても硬いモンスター相手だと一撃で仕留めきれない

怜は『花魁』の魅力とクノイチの素早さが低い攻撃を補ってたし あの魅力、防御デバフも付いてるからおかしい


「怜が抱きついていたせいで朝食も出来てないぞ」

「うそ、今日朝練だ」


怜は慌てて、俺の部屋から出ていった。怜のおかげで色々耐性は付いてるからな〜



昼休み


「来週からテスト週間だよ〜」

「テスト期間が大型アップデートでログイン出来ないからちょうど良かったんじゃないか」

「大福のもふもふとクロのもふもふとラッキーのもふもふが」

「ブランももふもふだぞ」

「ワンちゃん可愛いよね〜」

「あれフェンリルの子供だからな」

「鉤縄、とても役に立ったぞ」

「作った私を誉め讃えよ」

「三島様のおかげで堕天使をテイム出来ました。」


ログアウト組が驚いた顔をしている


「ちょっと、草薙くんその話し聞かせてくれるかしら」

「水谷が草薙を脅してるぞ」

「少し黙ろうか、二階堂くん」


水谷のアイアンクローが二階堂の顔面を捉えて掴んだ


「大門、あれだけはくらいたくないよな」

「うむ」


二階堂は頭を抑えて唸っていたが無視


「堕天使のテイム方法」

「それは俺が答えよう」

「なんで山本が知ってんの?」

「堕天使ちゃんと話したからだ!!」

「まず、草薙 テイムした経緯を説明」


昨日の空中のドッグファイトから堕天使の降伏、ついでにテイムしたことを説明

山本がBGMはトップガンか?いつも通り調子に乗ったため、アイアンクローの制裁が入った


「という理由だ」

「なるほどね、次に山本」

「確か、光の理と闇の理を極めし者じゃないと堕天使はテイム出来ないとか言ってたぞ 御本人が」

「『カオスマスター』が鍵だったってことね」

「俺的には水谷は『陰陽師』を鍛えて妖怪をテイムしろ、『陰陽師』なら使役出来るだろ」

「その辺りはあれだ、大型アップデートに期待でいいんじゃないか」

「それもそうね、草薙の堕天使はどこにいるの?」

「クランハウスにいるだろ、ミリーゼの部下になってそうだな」

「それはありえそう」

「話せるモンスターテイムしたいわ」

「水谷はそろそろ、そのブレブレをなんとかしろ 見てる方からしたらめちゃくちゃで心配だぞ」

「人からスキルを奪える草薙に言われたくない」


『簒奪剣ゴルト』はスキルやアイテムを奪える魔剣だが、魔剣士専用だし 怪盗の『スティール』よりもやばい


「PKへのお仕置き用だぞ、あれ 普段から使えるか」

「石化したPKに使うのはどうなんだろうな」

「山本、それは言うな」

「草薙、鬼畜だろ」

「うるせぇ〜二階堂、クラン面接で忙しい時にいらんことした奴らが悪い」

「やり過ぎだけど、お仕置きだもんね」


ミリアさんだけいつもフォローしてくれる


「月岡、草薙を甘やかすのは良くないぞ」

「うむ」

「いつもの恩返しだもん」


昼休みが終わり、放課後


まっすぐ家に帰り、朝出來なかったランニングを始めるのであった



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ