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〜絶対に裏切ったお前達に絶望を見せてやる〜
(プロローグ)
「グハッ」
なんだ、何が起こったんだ。
落ち着け、俺は、リエンに刺されたのか…?
「どうして、リエン…。」
「はあ〜、決まっているでしょう。あんたを殺せばお金になる からよ。」
「えっ」
「はぁ〜、考えてもみて勇者は、なんの為にあるの?
そう、世界の脅威の魔王を殺す為にあるの。じゃあ、魔王を倒したら脅威は無くなるの?ううん、今度は勇者がその力で世界征服をするかもしれない。すると、魔王が居なくなった今、一番の脅威は誰?」
「おれっ…」
「そう、あなたがこの世界では今、1番の脅威なの。だから、あなたを殺す必要があるの。」
「でも、俺は世界征服なんてしない…。
お前らも知ってるだろ。俺がそんなことしないって…」
「ああ、知ってるよ。」
「だったら、、、」
「でも、未来のことなんて誰にも分からないからな〜」
そう言って、リエン・ガイト・ユキトが不敵な笑みを浮かべた。