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前科持ちのVRMMORPG実況チャンネル  作者: グンさん(とんぽっぽったむ)
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なみまずは登録者100人目指します~


「世話になりました」



俺は後ろに立っていた刑務官に感謝の言葉を伝えた。


「あぁ、戻ってくることは無いように……これからの人生、応援しているぞ」


俺はそのまま礼をし、外へ出た。

俺は昔、罪を犯した。

罪の名前は殺人未遂。

務めていた会社の上司にパワハラをされ続けていた俺は、ある日それに耐えかねて手で上司の首を絞め、殺そうとした。

だが、人をこの手で殺すこと、そして上司と目が合ってしまい怖くなって手を放し、その場から逃げた。

そして俺はその場を見ていた人に通報され、捕まった。

裁判の判決は11年

理由は上司のことと、さらにその場から逃走した事。他にもいくつか職場での事。


俺は有罪判決で刑務所に入った。





そして月日が流れ、11年が経った。


俺は、近くのスーパーにより、お金を口座から引き落とし、店先にあった花屋で花束を買った。


そして、駅に向かい、上司の家へと向かった。



チャイムを鳴らす。中から1人の男が出てくる。

手紙を出していたので驚かれることは無かった。


「あの時は、本当にすみませんでした」

自分でも、こんなもので許してもらおうと思っていなかった。

だが

「いや、私もそうだ、あの頃の自分を何度攻めても心は治らない。本当にすまなかったね」


俺は目を丸くした。あの頃は常に偉ぶっていたし、

このように丸い言葉で喋るような人ではなかったからだ。

上司も捕まったとは聞いていたがここまでに人が変わっているとは思っていなかった。


家への帰りがけ、無性に甘いものが食べたくなった。

長い刑務所生活、ストレスも溜まるのに糖分が取れなかった反動だろうか、コンビニにより、スイーツをいくつか買った。


家へ帰るとこれから何をすればいいのか、と言う不安に駆られた。


その時、昔、まだ小学生の頃に夢見ていた職業を思い出した。


【動画投稿者】~使ってみた!、大食い○○チャレンジ!等色々あるが、俺は子供の頃見ていたゲーム実況者になりたいと思った。

(どうせ前の職場には戻れないし、前科持ちの男なんて雇う所なんて少ないだろう、それに人付き合いは苦手だ、そういう所で個人でできる動画投稿者はいいかもしれない)

そう思った俺は今はどんなゲームがあるのか、疑問に思い、スマホのネットを見た。


┌─────────────┐

│ │

│ 待望の新作 ゲーム │

│ │

│ VR MMORPG │

│ 【Another world continent 】│

│ │

│ 3週間後発売!! │





その文字を見た瞬間、俺はこれだ!

と思った。

そこから3週間、俺はゲームを予約し、ゲーム機に合う撮影機材をインターネットで買い漁り、身の回りの生活品などを買っていった。

インスタント食品と言う手も考えたが、これから職をずっと動画投稿者にするのであれば、体も栄養をしっかり取らなければいけない、と思い、先に使っておき、保冷しておく、と言う選択肢を取った。

幸い最低限の生活の仕方は刑務所で学んだ。



そして動画投稿者としての大事な部分。

投稿者の名前決め


1日悩んだ末、自分の好きな料理と、出所後感激したスイーツの名前を足して、【ボル・ちーず】

と言う名前にした。






……いよいよ明日、ソフトが届く。

胸に期待を弾ませ照明を消してベットに入った。

ほぼ初投稿です。


間違った文字の使い方、また気になるところがあれば教えてください!



出来たら高評価もしてくれるとやる気が出ます。



日常の短歌


布団のね

中に潜ると

猫が鳴く

僕の腕

枕にすると



短歌って季語入りましたっけ?

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― 新着の感想 ―
[良い点] 発想が面白いのでこれからも頑張って下さい
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