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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

放課後怪談~序章~

作者: RAIN

―世の中には怖い話が溢れている…―

―怪談や都市伝説、恐怖体験など、最近では小説やネットでも怖い話が書かれています…―

―本日は、その中でも有名な怪談”学校の七不思議”について話しましょう…―

―語り継ぐ価値のあるものは怪談であれ語り継がれるものです…―

―それでは始めましょう…これは私の友人が経験した話なのですが…….―


ズルっ……。ズルっ……。


「はっ…!はっ…!」


外では激しく雨が降りしきる真夜中の学校、明かり1つない暗い廊下を恐怖に顔を歪ませた1人の少女、照井(てるい)()()が背後から近づいてくる()か(・)から必死に逃げるように走り続けていた。時折、息を切らせながら数十分は同じ風景が続く1階の廊下を走り続けている。


“おかしいよ、なんでこんなことになったの…。”


電波が圏外を表示しているスマホに目を向けながら、その気持ちだけが照井の心を駆け巡っていた。そして、あの謎めいたメールを一緒に見ていた既に死んでしまった友人たちとこんな所へ来たことを後悔していた…。


………。

……。

きっかけは、朝から降り続いていた雨がおさまってきた放課後に、友人たちと帰ろうとしていた照井に届いた1通のメールだった…。


「…面倒くさい…」

 誰にも聞き取れない程小さな声で、照井はつぶやいた。今日も退屈で面白味もない授業を終えて疲れた様子の照井は、自分が来るのを待っている仲良しの友人たちが待つ校門を目指して歩いていた。

最近はその友人たちとの遊び(・・)に付き合うことすら面倒に感じていた照井であったが、そんなことを皆の前で口にするわけにもいかず、ただただ流れに身を任せる日々が続いていた。


そして、照井が集合場所の校門に到着したのは、日も暮れてこれから夜を迎えようとしていた時だった。


「ごめん!ちょっと遅れた!」

「遅いですよ~照井先輩。私、もう寝ちゃうところでしたよ~」

「おい待て、美森。おまえもついさっき来たばかりだろ」

「え~、そうでしたか~?じゃあ照井先輩も大丈夫ですよね~?」

「そもそもコイツが遅いのは、いつものことだろうが」


遅れてきた照井を冗談めかして迎えたのは、同じ私立七陽高等学校の先輩後輩を含めた男女6人のグループだった。いつも遊ぶ時には彼らは一緒に行動し、周囲からは多くの羨望の眼差しを集めていた。


そんな照井たちがこれから遊びに繰り出そうとしていた時、照井のスマホが1件のメールを受信した。気になった照井はその場でメールを確認した。


そのメールの差出人は、高校に進学してからは会わなくなった中学校の頃の女友達からだった。メールのタイトルには"面白い噂話がある”と書かれていた。


特に苦も無く高校に進学した照井は、多くの友人や先輩後輩に囲まれながらも刺激のない学校生活に退屈していた。そんなときに受け取ったメールの内容は、そんなうんざりした日常を過ごす彼女の興味を引くには十分なものだった。


そのメールには、昔、六曜高校という高校で生徒が相次いで死ぬ事件があり、その時期に合わせたかのように6つ(・・)の(・)怪談(・・)が囁かれるようになったのだが、結局誰もその噂を確かめずに今日まで語られてきたので、明後日の金曜日の放課後に照井の友人たちも誘って私と一緒に噂を確かめに肝試しに行かないか、と非常に簡素な文面で書かれていた。


照井としては、その受け取ったメールの文面は中学校の頃の彼女らしからぬ事務的な文章というイメージだった。


しかし、高校に上がって何らかの心境の変化でもあったのだろうと納得して気にも留めようとはしなかった。なので、特に疑問に思わずに仲間たちをイタズラに誘うかのように誘うのだった。


「何々それ?面白そうじゃん!俺の学校じゃあこんな話ってなかったな~」

七陽高校2年生で私たちのクラスのムードメーカーでもある望月(もちづき)()太郎(たろう)は、こういうイベントには真っ先に飛びついてきた。


「大丈夫なのか?廃校とはいえ勝手によその敷地に入って…」

隣のクラスの2年生で空手部の次期部長とも噂されている()(とう) ()(ろう)は照井を疑うような目で見ていた。


「大丈夫なんじゃないんですか?いざとなれば火燈さんが無理やり私たちを脅して誘ったと言えば」

「おいコラっ!!水銀どういう意味だそれ!?」

「私は水樹です!!」

火燈と言い合っているやや小柄な少女は、女子水泳部3年生部長の水樹(みずき) 銀狐(ぎんこ)で、両親が銀行家の裕福な家庭に生まれ育った少女でアダ名は”銀行先輩”(火燈からのみ”水銀”)と呼ばれている。


「銀行先輩も狼先輩も落ち着いて下さいよ~」

間延びした声で2人の仲裁に入ったのは、1年生にしてはスタイル抜群で学年・高校を超えたファンクラブもある()(もり) ()()であった。


「…皆さん落ち着きましょうよ」

同じクラスで普段から物静かな(かね)() (けん)()も口数少なく仲裁に入った。


「つまり、問題にならないようにいつも(・・・)通り(・・)俺たちで処理すれば異論はないのだろう?」

そして、私たちのグループのリーダーでもあり全国模試でもトップ10に入る実力を持つ坂基(さかもと) レオが提案したことで決定打となり、私たちのグループの方針が決定した。


「照井先輩~。その噂ってどんなものなのですか~?」

「そういえば詳しく聞いてなかったな」

美森と火燈がほぼ同時に照井にそう問いかけてきた。


「えっと…、確か…」

 照井はそう言って自分のスマホに書かれていた次の内容を声に出して読み始めた。


―1の噂、金工室の深夜に動く銅像

―2の噂、校庭を走る人体模型

―3の噂、水泳部の死のコース

―4の噂、ニワトリ小屋の赤い飼育委員

―5の噂、体育館に浮くボール

―6の噂、人を燃やす焼却炉


「なんだそれ?普通、これって7不思議とかだろ?」

「えっと…、これしか書かれてないみたい…」

「まあ、詳しくはその女友だちとやらに聞けばいいか…」


 火燈がそう言うと、それ以上は詳しく聞こうとせず、結局その日は遊びには行かずに、明後日の肝試しに向けた準備をするためにそれぞれが自宅に帰って行くのだった。


そして、今にして思えば、あの時にどんな理由を付けてでも仲間たちと肝試しに行くことを中止していればよかったと照井は後悔していた…。


………。

……。

ズルッ……。ズルッ……。

 背後に何かを引きずるような音を聞きながらも、振り返ることなく照井は鍵の掛かった教室と開かない窓しかない廊下をひたすら走り続けている。


そもそも学校の廊下がこんなに長くないことは照井だって分かってはいる。今は何が何でも、死んでしまった友人たちに代わって自分だけでも生き延びて、このことを周りに伝えるためにも、ひたすら出口を目指して走り続けるしかなかった…。


学年一のお調子者でムードメーカーだった望月君は、金工室で倒れてきた銅像に潰されて命を落とした…。


普段から物静かだが周囲に気配りを欠かさなかった金湖君は、校庭で走る人体模型に追いかけられて逃げ切れずに顔の原型が分からなくなるまで殴られて命を落とした…。


3年生の女子水泳部部長で小柄ながら元気一杯だった水樹先輩は、屋内プールで全身から血を抜かれて出血多量で命を落とした…。


スタイル抜群で学年・高校を超えたファンクラブを持つ美森さんは、飼育小屋で薬品を全身に被り命を落とした…。


隣のクラスで空手の大会出場経験もある火燈君は、体育館で全身をバラバラにされて命を落とした…。


そして、3年生男子で私たちのリーダーでもあり、私に”あの場所”へ行くように教えてくれた坂基先輩も燃え盛る焼却炉に閉じ込められて命を落とした…。


今では、私しか生き残った者はいなかった…。

走り続けながらも死んでしまった友人たちの姿が走馬灯のように照井の前を横切る。


「なんで!?坂基先輩が言った通り”あの場所”にも行ったのに何で帰れないの!?」

照井は混乱しながらも、自分に問いかけるかのように誰もいない廊下で声を上げた。


………。

……。

照井は、当時火燈が口にしていたことを受けて、噂が6つでないことに気付いた坂基が導き出した7つ目の噂の元となった場所に向かった。


そこで照井はその場所であるものを見つけ、この怪談の真実の一端を知った。しかし、この学校から脱出するためにその教室を出た直後、誰もいない筈の背後から何かを引きずるような音が近づいてきた。


その音に怖くなり背後を見た照井は、人の形をしたソレ(・・)を見てしまった。


ソレ(・・)は人の形をしていた。


ただし、全身は血のような液体で濡れており、髪の毛は焼き焦げたかのようにほとんどなく、目は抉り取られたかのように空洞だった。


本来、鼻や耳がある場所も削ぎ落とされたかのように平らになっており、口に至っては横に大きく裂け、歯もところどころ欠けていた。


そして、両手両足は粘土細工で作った出来の悪い人形のように、太く、醜く、歪に折れ曲がっていた。


「ひぃ…!」


そして、照井はソレ(・・)が両手に持っているものを見てしまった…。暗くてはっきりとは見えなかったが、それは血に塗れた人間の頭部だった…。


………。

……。


ズルッ…。ズルッ…。


 照井は、自分が走っているにも関わらず先程よりも近くに迫ってきている音にさらに恐怖を抱いた。そして、それと同時に照井は自分の手元にあるスマホの電波がわずかにだが回復していることに気付いた。


“これで助けを呼べる!”


 照井は内心では喜びつつも、走る速度を殆ど落とさずに現在の状況から抜け出すため、助けを呼ぶためのメールを打ち始めた。照井は、自分がこれまでに知った暗号のような内容と今いる場所、怪談の内容とその場所の情報を端的にメールにまとめ始めた。


メールを打ち終えた照井は、いつの間にか先程からしていた自分に近づいてくる音が全くしなくなったことに気付き、周囲を見渡すように確認した。


 すると、来た道の途中に先ほどまではなかったはずの非常灯が灯っているのを見つけた。突然現れた出口への道標を見つけ、不気味に思いはしたものの、照井は帰る希望を見つけたことに安堵の息を吐きながら、非常灯の近くに近づいて行った。


“あとは私を助けてくれる人にメールを送れば!”


その思いを胸に、照井は小さいころから自分をいつも助けてくれていた、今では別の高校に進学している幼馴染に向けて、メールの送信ボタンを押した。


しかし、送信したメールから返ってきた答えは、”配信不能”の四文字だった。


「なんで!?なんであの子にメールを送れないの!?」


そのとき照井はスマホの電波が圏外になっていることに気が付いた。さっきまではわずかながらに回復していた電波が圏外になっている事実に照井は絶望した。


“電波の届く場所に移動しないと!”


そう決断した照井は、先ほどまで電波が回復していた場所に戻るために非常灯がある場所から離れて行くのだった。


そして、先程まで非常灯の明かりが僅かに灯っていた場所も今でははるか遠くに感じるようになるまでに距離を取った頃、瞬間的に電波が回復をした。


“もう少しで電波が回復してメールが送信出来る!”


照井はその事実に希望を抱き、徐々に歩みを早めた。気が付けばそこは、この高校の校舎に入る際に利用した昇降口だった。


そして、照井が昇降口に到着するのとスマホの電波が回復するのは同時だった。照井は下駄箱が並ぶ昇降口の一角の壁に背をもたれかけながら安堵の息を吐いた。


“これでこの校舎からも出られる!”


喜びを胸に、照井はメールの送信ボタンを押そうと右手を伸ばし……。


“みィ…つケたァぁ…”


壁があるはずの背後から酷く濁った人間の声が聞こえた気がした…。


その直後、鋭い痛みと共に彼女の左胸の辺りに赤黒い手があった。いや、手が赤黒いのではなくそれは自分の血で赤黒く染まった女性の右手だった。そして、全身を襲う悪寒と共に照井は赤い血だまりに倒れた。


「なん……で…?」


照井は息も絶え絶えに、自分以外誰もいないはずの昇降口を見回した。そして、ふと気付いてしまった。


なんで、自分の右手が赤黒いのか?なんでその右手が自分の心臓を持っているの…か……。


“アはハッ…。ふフふッ…”


幻聴だろうか…。照井は死の間際に自分以外の誰かが狂ったように笑っている声を聞いたような気がした……。


………。

……。

その後、照井を含む7人の七陽高校の生徒たちが集団失踪した事件は一時期マスコミに大きく取り上げられたが、時間と共に多くの人達の関心から離れていくのだった…。


そして、この事件から七陽高校の生徒・教師・生徒の関係者の不審死が相次ぐことになり、七陽高校は閉校への道を辿って行くのだった…。


………。

……。

…。

日が暮れ始めた私立櫂耀高等学校の放課後の教室。何人かの生徒たちがまだ残っている中、高校3年生になった九曜(くよう)(あきら)は自らの制服を着崩して格好のまま自分の机に突っ伏していた。


晶は今後の大学受験に向けた勉強に男友だちで同級生(でクラスの癒し系マスコット)の火影(ひかげ)()()を巻き込み、自身は早々にリタイアしたようだった。そんな晶のスマホが1通のメールを受信した。


どうやらそれは、小さい頃から晶が世話を焼いてきた女友だちで、最近まであちこちのテレビで集団失踪事件の被害者として報道されていた照井からメールだった。


その着信を見て、短く切り揃えた髪を搔きながら晶は何かを考え込むような顔になった。


「どうしたの、晶ちゃん?」


男子高校生としては背が低く、可愛いというべき容貌の火影は、目の前の九曜が突然そんな顔になったのを見て、声変りのしていないような高い声で質問を投げかけた。


「冬亜…。今度、俺にその呼び方をしたらお前のことを”とあちゃん”と呼ぶぞ?」


九曜は脅すような口調で、火影を睨み付けた。その脅しを受けて、火影は泣きそうな顔で何度もうなずいた。その態度に満足した九曜は、椅子に座ったまま大きく足を崩しだした。


「晶ちゃ…くん。それでどんなメールだったの?」


火影は顔を若干赤くしながらも、先ほどの質問を繰り返した。


「ああ。去年から行方不明になってる照井からメールが来てな?冬亜、お前も見てみるか?」


そう言って、九曜は火影にそのメールを見せた。火影が見たそのメールには、次のような文面が書かれていた。


[新着メールを1件受信しました。]

タイトル:晶ちゃん助けて

TO照井 恵馬

すぐに助けに来て!今、廃校になった六曜高校というところに閉じ込められているの。

外に出るために下の暗号?を解かないといけないみたい、

分かっていることは全部書くから答えも教えて!

・月日までの噂巡り

・日が降ちた場所からは帰れない

・噂は当時死んだ生徒がモデル

・違う日に噂を尋ねるとその生徒に殺される

噂一覧

1.深夜に動く銅像:金工室

2.走る人体模型:校庭

3.水泳部の死のコース:屋内水泳プール

4.赤い飼育委員:ニワトリ小屋

5.体育館に浮くボール:体育館

6.人を燃やす焼却炉:焼却炉

@%$書#%&:?¥室

@+#¥$クルナ

シュウゴウバショ:私立七陽高校

$%コロシテコロ?シテコロシテ@*シテコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテタスケテ


「きゃっ!?」


 その文面を見た火影は、可愛い声で目に涙を浮かべながら即座に後退した。


「あいつはこんなイタズラをするような奴じゃないし。そもそも何で六曜高校に閉じ込められているのに閉校になった七陽に行かなきゃならねぇんだよ?」


怯える小動物のような姿の火影を見て満足した九曜は、そう疑問を露わにした。


「うぅ…。でも、晶ちゃんの友だちさんなら助けに行かなくちゃ」


 若干、幼児退行しているようだが、先程の恐怖から立ち直った火影はそう九曜に提案した。


「……仕方ねぇな。じゃあ、明日からお前を含めた、何人かで七陽高校にでも行ってみるか」

「えぇ!?なんでボクも行くことになるの!?」

「あいつは俺の友人で、お前は俺の友人だ。つまり、あいつはお前の友人でもあるということだ。常識だろ?」

「そんな常識初めて聞いたよ!?」


火影はそう声を上げたが、九曜は聞く耳を持たない様子で話を続けた。


「となると、他に暇そうな奴を何人か誘って早速準備だな!」

「待って晶ちゃん!?受験勉強はまだ終わってないでしょ!?」

「安心しろ。同級生だけでなく後輩も誘うからな?」

「違うでしょ!?僕たちの大学進学に向けた受験勉強はどうするの!?」

「お前も言っただろ?友人は助けないと行けないって?なあ…と(・)あちゃん(・・・・)?」


意地悪く火影に笑いかけながら、九曜は火影の手を取って教室を後にした…。そんな九曜に連れていかれる火影も諦めたように行動を共にして行くのだった。


この2人は、今後多くの怪談・都市伝説を経験して行くことになる…。


そして記念すべき最初の舞台は、今では閉校となった私立七陽高校となるのだった…。


………。

……。

―今回、照井を含めた7人の仲良しグループは誰1人として生きて帰ることは出来ませんでした。そして、本作の主人公、九曜と火影の2人の怪談話がこれから始まりますが、本日はここまでとさせて頂きます…―


―いかがでしたでしょうか。今回の怪談は?―

―えっ?オマエは誰だ?なんで怖い物語のはずなのに肝心の怖い部分がほとんど書いていないのだって?まあまあ落ち着いてください―


―実はこの怪談はまだまだ未完成な物語なのです。そもそもこの怪談は、誰も死なずに済む怪談でした―


―それに、話を語り継ぐはずの語り手が死んでしまっては、語り継がれることもないでしょう?―

―えっ?最近は語り手が幽霊だったりもするって?それにオマエが語っているだろうって?私はまあ…ただ(・・)の進行役ですので―


―それに、彼女たちが可哀想に見えたのは彼女たちが自分に都合の良いことにのみ目を向け、”噂の真実”には一切目を向けなかった結果でもあります…―


―それはともかく、この怪談の”本当の真実”に辿り着くヒントはここまで読んだアナタたちにも既に示されております。せっかくですから、アナタたち(・・・・・)もこの怪談にあの二人と共に参加してみませんか?―


―そうすれば、死んでしまった彼らが”本当は”何を見て聞いていたのかが語られる日も来るかもしれません…―


………。

……。

[新着メールを1件受信しました。確認しますか?]

→[YES] [NO]






…アナタはこの怪談への参加を希望しますか…?

~プロローグ:七陽怪談(前日譚)END~



ー今後はホラー以外にも色々書くかもしれませんー

ー今回の怪談、続きの構想自体は既に出来ておりますー

ー反響があるようでしたら、また彼女たちやあの2人と会える日が来るやもしれません...ー

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