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支配の終わり、夕闇の行方

影の魔王が復活した。

その知らせが【銀河連邦政府】に届く前に影の魔王は転送テレポートした。

幾多の宇宙空間を越え、辿り着いた。

かつて影の魔王や魔法族が植民地にしていた緑の美しい花が咲く惑星、


しかし辿り着いた影の魔王の視界には、一面の砂漠が映し出された。


「馬鹿な、此処が【エルレイシア】だと?何かの間違いだ…馬鹿な…そんな馬鹿な!?」


叫び声が木霊し、近くの民家から年配の女性が歩いてきた。

枯れ木のように痩せ細った。

その女性は影の魔王を見るやいなや両手を影の魔王に差し出す。


「此処はもう、エルレイシアではありません。その名前で呼んでは駄目です、」


女性は話し続ける、


「影の…魔王さまなんだねえ…あの頃は良かった、我々はあんたら魔法族を敵視してた、でもあんたら居なくなって…」


女性は話し続ける、


「息子も娘も、死んだ、今は夫と私二人さ、ごめんねえ、私達の為に泣いてるのかい?」


影の魔王が女性に手を伸ばした瞬間、女性の姿は砂漠に掻き消えた。


見渡せばあの民家もない、女性は亡霊であった…。


「絶対に、絶対に許さんぞ、う!うわああ!っ!」


影の魔王の精神が崩壊しかけた。


そして最悪の事態が起こる、


「おい、貴様!此処はダルカ本部の管轄だ!」


ダルカの師団が影の魔王の後ろに居た。


「ばっ馬鹿な!ダルカは三十年前に滅ぼした筈だ!?」


ダルカ師団は余裕を堪えて笑いながら高らかに言う。


「何だその武器は【カタナ】ってやつか?」


「弱小民族、確か【日本】とか?言ったか?だがな」


「こんな地域で貴様が何をしようが、本部の知るところではないのでな?」


ダルカ師団は影の魔王にライフルを向けた。


「あばよ、名も無き【剣士】さんよ」


ドパパパ…、

乾いた発砲音がして、影の魔王、いや、クロムはシールドで受けたが、シールドはボロボロに成っていた。


「…さ…ん」


??


「よくも殺したなああぁあ!!」


「お前等が死ねよっ!」


ズバッ!


刀の閃き、師団五人の二人が刀と言う原始的な武器で死んだ。


「馬鹿な、我々はダルカ本部師団だぞ!」


「くらえぇ!」


キンッ、空が銀色に光り、鈍い太刀筋は後の二人を斬り裂いた。


「くあっ!?何だ!誰だ貴様っ!」


師団の後の一人はテレポートで姿を消した…。

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