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はぐれ三人  作者: agdpm0w
第八話 指輪探し
57/61

8

スペアが待たせていた二人のもとに戻ると、思わぬ光景が目に入った。

先ほどの花売りがいる。


「お、ちょうど来た。探し物とやらは済んだ?」

「ああ、渡してきた」

「実は、この子が我々の財布を持ってるんです」

「¥&$」

「おや!三人組だったんだね。三本渡さなくちゃならないね」

「?」

自分にも笑いかけてくるグゼに会釈を返しながら、スペアは小さな声で尋ねた。

「彼女と話していたのか」

「○‡・&」

「彼女?」

ハイネはきょとんとした。

「この人男の子だよ?」

「?そうなのか」

「え?気づいてなかったの?」

「いや、スカートは女性がはくものだとばかり」

「いや、男の人がはくこともあるよ」

「そうだっ…」

会話していた3人は、横を見て気がついた。


聞こえていたらしく、グゼが硬直している。顔は蒼白だった。

「………」

「……あれ。言っちゃいけなかった…みたい…な」


「お待ちください!」

突然の声に一斉に振り返ると、声の主はあの娘だった。隣に男が付き添っている。

「や、やはりこのままでは私の気がすみません。指輪を見つけてくださったお礼をさせてください」

胸の前で手を握りしめ、娘が言いつのる。横から、男もスペアに向かってにこにこしながら言った。

「聞いたよ。君が、彼女を助けてくれたんだって? ありがとう。せめてものお礼に、僕たちの結婚式に出席してほしいな。料理をたくさん出して、もてなすよ」

花婿らしい男は、グゼの方に向かっても提案した。

「グゼさんもよかったら式に出てくれないか? 国一の人気者のあなたが出てくれたら、みんな盛り上がるし、僕らにとってもすごく名誉なことだから」

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