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はぐれ三人  作者: agdpm0w
第八話 指輪探し
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3

「部品をどこかの店で買いたいが…」

一行は辺りを見渡しながら道を歩く。

「のどかだね」

「*○◎∴」

軒先の洗濯物、走り回る子供、玄関でうたた寝する猫、心地よい空気が流れている。だが、探しているような店は見当たらない。


ほどなく、生け垣に囲まれた、砂糖菓子のように真っ白な建物が姿を現した。

「教会かな、これは」

建物の回りは騒がしかった。中にも外にも、多くの人が集まっている。体格のいい女性が果物を運んでいる。日に焼けた男性が数人で机を並べている。皆が明るく喋りながら動き回っていた。

「+)♭︎♪︎」

「何だろう」

「お祭りの準備っぽいけど…」


そんな中、一人作業をしていない者がいた。入り口の近くに、若い娘が一人立ち、うつむき加減にうろうろとしている。

スペアは近づいていって、声をかけた。

「もしもし」

「…」

顔を上げた娘の顔を見て、スペアは一瞬口をつぐんだ。目は潤み鼻先の赤らんだ、今にも泣き出しそうな顔だったからだ。

「……少しお聞きしたいのですが、この辺りに金属や工具を売っている店はありませんか?」

「えっと……その……わ、わたし、わかんない、わかんないです。このへんにまだ、くわしくなくて………」

娘はぐすりと鼻を鳴らした。

「あの、何かお困りで……」

思わずスペアが問いかけたとき、その背後からわっと歓声が上がった。


「グゼだ!」

「花売りのグゼが来た!」

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