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はぐれ三人  作者: agdpm0w
第八話 指輪探し
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2

「いや、本当に悪かった。ハイネが止めてくれなければ、どうなっていたか…」

「どういたしまして、間に合ってよかったよ。念動力使えてよかったー」


ハイネの魔法でからくも激突を免れたカプセルは、崖の下でスペアの点検を受けていた。

「どう?」

「前輪が壊れてしまっている…これでは走れない。修理しなくては」

大破した右の前輪の破片、ねじなどが、辺りの丈の短い草むらに散らばっている。

スペアは両方の手首をパカリと外した。小さな二つの手がカサカサと蜘蛛のように地面を這い回る。

「拾える部品は拾っておこう」

「あんたそれ他の人がいるところでやらないでよ…」

「∬」

呆れ顔のハイネ。

「足りない分はこの辺りで部品を調達するしかないな」

「てことは…」


三人が視線を向けた先には、先ほどまで見下ろしていた、あの街並みがあった。

「しばらくこの街に留まることになる。…ん?」

スペアはきょとんとした。連れの二人の顔、正確には口元が、何とも言えない形に曲がっていたからだ。

「どうした?」

「いやー、なんかね…」

ハイネは困り顔だ。

「◎◆△∬‡○」

「この辺ね、やな感じがするんだよな」

それは意外な言葉だった。

「ここが?あんなに美しい町だったじゃないか」

「それは間違いないんだけどさ。悪い気が宿ってるっていうか、うっすらではあるんだけど…」

「%,<\」

「そうなのか。私は何も感じないが……大丈夫か?」

「うん、何てことないよ。壊れたままもよくないし、ここで直しちゃったほうがいいよ。あんたも平気?」

「〇」

「大丈夫そう。行こうか」

「ああ…」


スペアは動けないカプセルを抱え、体ごと折り畳むようにぐっと力を入れた。一瞬で手のひらに載るほど小さくなったそれをポケットに収める。続いて拾った部品をまとめて布の袋にざらざらと入れた。

「あれ?カプセルは大きさ自由に変えられるんじゃないの?」

「部品の状態では無理だ。個々の部品の素材自体は特殊なものではないからな」

口をきつく縛り、腰から下げる。彼らは町の方を歩みを進めていった。


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