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はぐれ三人  作者: agdpm0w
第六話 ある呪文
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2

しかし何より目立つのは、首飾りだった。しゃれこうべの形に彫った石を繋いである。

「貴様、この街に害なすつもりで現れたな。この私がいる限り、そんなことはさせない、出ていけ」

スペアは彼から目をそらさずに問いかけた。

「知り合いか?ハイネ」

「¶●♪︎@◯Ψ」

「ううん」

ハイネは小声で返した。

「でもあんな首飾りするのは退魔師くらいだから…そういう職業の人だと思うけど…」

「言うことを聞かないなら!」

退魔師は苛ついた声を上げた。

「今すぐここで貴様を祓う」

「えー…」

「▲┼※†┘◆▽」

「…あの、誤解があるみたいで。おっしゃる通りわたしは霊だけど、悪霊じゃないし」

「他害はしないと?」

「♪︎§□♪︎§●〒」

「もちろん」

「\%♭︎&♭︎ΤαΕ◆」


「嘘をつけ。貴様ほど邪悪な魂の持ち主は見たことがない」

「……あ、そう」


場がしんとした。スペアは思わずハイネを見る。

ハイネは、こちらを見ることなく、暗い笑みを浮かべていた。吊り上がった口元は、ナイフで入れた切れ込みのように見えた。


「ねえ、見逃してよ。魂は邪悪でも、わたしなにもしないよ。それに、どのみちあんたにわたしは祓えない」

「◎┐◆Σ◇%㎏」

「何だと」

「バカにしてるんじゃないよ、上級退魔師の先生。わたしの魂はどうこうできるようなものじゃない」

空気が張り詰める。


そのときだった。

「†ζ■〒◆□」

赤ん坊が呟き終わると同時に、周りの風景も、退魔師の姿もぶよぶよと揺らぎ始め、溶けるようにひゅっと消えてなくなった。


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