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13.遊園地に行こう!前編

更新速いやろ?

 何事もなく林間学校が終わり、次の日曜日になった。今日は、晃や楓を誘って咲良も含めた4人で遊園地に行く予定だ。

 今日はここで待ち合わせという感じではなく咲良と一緒に駅へ向かう。


「お待たせ!りゅうとくん!」

「お、来たか。…ここは今来たところだっていうところだったか?」

「それなら私も待った?って言ってないよ」

「確かにな。っと、晃たちが待っているからそろそろ向かうか」


 今日向かう遊園地は、絶叫系と巨大な観覧車が有名なところで実は咲良と小さいころに来ている。まぁ、その時は身長が小さかったこともあって乗れる遊具も少なくて一番有名なジェットコースターには乗れなかったが。

 今日こそは乗ってみようと密かに心に決めていた。どちらかと言えば絶叫系は苦手だけれど、もしかしたら咲良の表情が恐怖ででもいいから変わるかもしれないからな…。


「おーい!晃ー!楓ー!地下鉄はこっちだぞー!」

「そっちか!ふむふむ、今日はちゃんと動きやすそうな服になっているな」

「そうだろ?おしゃれな格好も可愛いけれど、咲良はこういうラフな格好も似合うんだからな!」

「おおぅ、咲良を流れるかのように褒めたわね。…これがアメリカンスタイル…」

「西宮さん、琉人が行っていたのはイギリスやで…」

「と、とりあえず電車が行っちゃうから早く乗ろう!りゅうとくんも!」


 イギリスと違って電車の時間はぴったりだし、10分に一本来るとしても折角の遊園地だ。できるだけ長くいることができるようにしたい。だから咲良に言われた通り、今着いている電車に乗り込むことにした。


「ここから大体十分で着くんだっけ?」

「その通り。琉人が留学している間に開通した地下鉄だからな。大学とかモールとか大きな施設にはこれ一本だ行けるようになったぞ」

「晃くん詳しいんだね」

「私もうわさには聞いていたけれど、ここに戻ってきたとき驚いたなぁ」

「さすが説明モブ。条件達成で新情報型だな」

「またモブかよ!」


☆★☆


「最初は何に乗る?」

「まぁ…」

「最初は…」

「「ジェットコースター!」」

「えぇ、怖いよ!」

「そうよ、何も最初に乗ることはないんじゃないかしら?」


 最初に乗る必要はない、後でいいと考える者が多いだろう。しかし!最初でなければ大変なことになるのだ…!


「ふっ、説明してやれ。説明モブよ」

「その呼ばれ方は癪だが今は…説明しよう!この遊園地のジェットコースターは世界最大級!キャッチフレーズはあなたの心に位置エネルギーという謎のフレーズだが!最高高度と落下時の高度の高低差は日本一!そして昼以降の待ち時間も日本一位なのだ!」

「「おおお・・・」」

「というわけで先に乗らないと待ち時間が大変なことになってしまうんだ。ましてや今日は日曜日。昨日ほどではないにしても人であふれかえるはずなんだ」

「そこまで言うなら…」

「そうね、少し怖いけれど乗りましょうか…」


 クックック。晃はわざと言わなかったようだが、このジェットコースターは絶叫マシンとしての怖さのランキングは日本第二位という記録を持っている。

 ふふふ、これなら咲良も恐怖で表情が凄く変わるだろう…。


「ぎゃあああああ!たけええええ!」

「無理無理無理無理!死ぬうううううう!」

「あっ、やっと終わってないいいいいい!?さっきより高いいいい!」

「無理無理無理!ほんとに絶叫系は無理いいいい!」

「あっ、待ってちょっとタンマ。ちょっと?ちょっとおおお!」


「あー、楽しかった」

「すごいスリルだったわね」

「だ、大丈夫りゅうくん?」

「あー無理、もう無理。しんどい、絶叫マシンに乗ろうなんて誰が言ったんだよ…」


 咲良の表情が変わるんじゃないか?としか考えていなかったけれど、よくよく考えてみたらホラーと絶叫系が無理なのは咲良じゃなく俺だった…。

 いや、楽しかったみたいで少しだけ笑顔は見れたぞ?だけど今は心配そうにおろおろしているな…。うん、大失敗。


「次はちょっと優しめの…」

「あ!見て咲良!今ならお化け屋敷待ち時間ゼロだって!」

「お、あっちも人気施設なのに珍しいな」

「本当だ!行きたいな!行こうりゅうとくん!」

「…え?いやちょっと遠慮しようかな…あー行きます行きます。お化けとか所詮偶像!存在しないただの幻想だからな!」

「本当!?いこいこ!」


 待ってと言いたい。あぁ、なぜ待ち時間が無いんだ。死ぬ、死んじゃう、待って暗い。なんで遠慮するって言った瞬間そんなに分かりやすくしゅんとしたんだよ…。ほとんど表情筋は動いていないのにしゅんとした雰囲気を感じた瞬間行くと言ってしまった。


 あー、ただ暗くて涼しいだけだよなぁ。ま、こんなも…ん……か…?


「なんか首に当たった!無理!やばい!ほんとに無理だってええ!」

「わっ!」

「ぎゃああああああ!」


 その日、男子高校生の悲鳴が遊園地に響き渡った。


すぐに更新した事褒めてくれてもいいんですよ?

…ごめんなさい嘘です。


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フォロワー増えたら後編を今日中に上げるかもしれません!(書き上げたら上げるからあまり変わりません)

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