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其の6
「あちゃっ」
彼が玄関を開けると、積み上げていた雑誌が開けた震動で崩れる。
それを無造作に掴みあげ大体の位置にもどすと靴を脱ぎ居間にもどる。
「お、隣の喧嘩はおさまってるな、よしよし」
彼は隣の喧嘩がおさまっている事を確認してテレビとデッキの電源をいれる。
そして、お菓子とジュースを配置して座りこむ。
長い広告が終わり最初の語りがはいる、ありきたりで謎の伝染病がはやり人々が次々にゾンビになってゆくものであった。
「あー、なんかオチがみえてきたような」
そういいながら彼はこたつにもぐりこみ、腰をまたうちつけるのであった。