31/38
三一 脳にも、鉄分は必要じゃ
「あなたが食欲の盛んな人であるなら、あなたのノドに短刀を当てよ。」とカミはいわれた。
そして見よ、いま豊洲艦長は短刀を手にしている。
ポン、ポン、ポン
懐紙をくわえながらフゴフゴつぶやいている。
「の、脳にも、鉄分は必要じゃ、、、。」
ポン、ポン、ポン(打ち粉をつける音)
こ、こうして刀の手入れをしていると、き、気がみなぎり生きる気力が湧いてくるのじゃ、ヒック、そして酒が飲めるわい。さ、酒のお代わりじゃ!。
「Could I have a refill?」
この一言英語で七つの海を飲み歩いたものじゃ、、、。
「承知しました。(イエッサー)」
艦長は、短刀を白鞘に納めるとセロトニン酒をひっかけた。
近頃のガキは、勝手放題にでかくなるから、セロトニンの分泌能力が低いのじゃ。
それにしても、あの子は、、、
レイパンのグラサンで出かけてから会っておらぬ。
数年後にロッケンロール・モモエと名乗る女から、
「息子さんはとうに亡くなりました、いい人でした。」
と電話があったのじゃ、、、。




