17/38
十七 シメであいましょう
私は深々と頭を下げたのです。
そこには、静かな釣瓶落としの落日がありました。
もう終わりです。
下半身をカマにかられて、逆さ吊りに縛られ、ほされたのちに、
裸に剥かれるのです。
おや、何かが私の頭にとりついたようです。
そいつらは頭をツツきながら私を食べ始めました。
話し声が聞こえます。
「チュン、チュン、
実るほど、頭を垂れる稲穂かな orz 、チュン。」
良い米で上手く炊けたご飯はぶっ飛ぶ旨さ。
ご飯ほどおいしいものはありません。
胃世界の皆さん、そろそろ私が食べたいのではないですか?
えっ、メシはまだ、お呼びじゃない?、、、。
これまた失礼しました!
では後ほど、シメであいましょう。