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十三 味覚のサイクロン
出汁巻き卵。
あーっ、この醤油差しは暖めてあるぞ、湯せん効果で醤油の香りだけが３倍増しだ。
そして、卵の切り口はつやつやと輝いている。
何という切れ味、どこの正宗だ。
絞った辛み大根の紅葉おろし添え、イタダキマース！。
むっ、、、このプリプリした食感は、、、。
芝海老が摺り下ろして混ぜてある、しかも粗々で身が残っている。
海老だけではない、小柱もいるではありませんか。
卵はもちろん一つずつ溶いた仕事がしてある、だからしっとりなのにフワフワ。
食欲の炎に薪がくべられてゆく。
光る！回る！食感の嵐よー！ヘ～ンシーン！
迫る～ショッカーン、イィーッ！
味覚のサイクロンが４０ｍのジャンプ力で軽快に跳ねまわる。
芝海老、イィーッ！
青柳の小柱、、イィーッ！
放し飼いの地鶏卵、、、イィーッ！
