十一 扉の向こうには楽園がある
「アレを準備しろ、と言ったのだ。」
「代表、アレですね、へっへっ、、、」
見よ、イヤデス・トヨス・コイツは百人隊長らと共に裁きの隊列にいる。
コイツの瞳孔は完全に開いていた。
信じよ!扉の向こうには楽園がある。
ブレークオンスルーせよ!
ああ、氷河って無知だよな、あの局面ではさ、氷山だよ、、、私なら鬼の奴はいやだな、、、
ハッ!私は何の感想を述べているのだ、何の事だ?
チッ、ク、、、いやその台詞は相応しくない、悪魔の思うツボ。
チッ、チッ、チッ、俺の自動巻腕時計が、時を刻んでいる、俺?。
私は、5分前にやってきた弟子たちを叱ってきた、アポの15分以上前には現場の真実を見ろって。でも、もう接待には間に合うまい、、、うっ。
35年前、区役所通りのディスコで新宿署の太っちょ補導員が革ジャン着て踊るふりをしていた。
ちょうど今の俺みたいに貧乏ゆすりでさ、刑事がユスリかよ、ハッ!悪魔め。
鮭の産卵の如く眼まん丸、カッと口を開いて息を止めるのだ。
私ならカミの集中力によって人の生理を停止させることが出来る。
真孤独のカミは、カラカラカラ、ザァーッ、バッターン、モワ~ンを希求している。
ピコ、ピコ、ピコ、、カ、カラータイマーガーーット!
嘆きの扉よ、開けーゴマ!
「そろそろだな、目標、、、ダムを決壊させる。」
「了解、セット完了、弾頭はいつものアレ。」
「巡航ミサイル 撃テーッ。」
あれ、この弾頭、見ようによっては座薬のような形である、なんだろう?、、、。