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第9話 夢と鬼畜教師

◇◇◇夢◇◇◇


ラズロット

「ほむほむ・・・それで夢たんは逃げるのに必死で、ラズ達の護衛を忘れてたと・・・」


リズロット

「むぅ・・・そんな楽しそうな事なら呼んで欲しかったのだ・・・」


部屋に帰ったら双子達がほっぺた膨らませて怒っておりました・・・

てか、楽しそうって・・・こっちは結構命がけだったんだよ!!



ラズロット

「見てるだけなら楽しいのです♪」


ですよね~ってコラッ!!

傍から見て大笑いする気満々じゃないそれ!!

というか、心読むんじゃありません!!


リズロット

「それより、今夜は警戒を厳重にしといた方が良いのだ・・・」


ラズロット

「天使の軍団が何か行動を起こすかもしれないのです。」


ああ、夢華が言ってたラファエル率いる軍団の事ね・・・

でもさ、ラファエルってウリエルと同じ7大天使だよね?

なら、愚姉が軽くひと捻りだったみたいだし、それほど怖い相手じゃ無い気がするんだけどね・・・


ラズロット

「確かに、普通に来るなら全く恐れる必要は無いですね。」


リズロット

「毎回、神奈たんが軽く捻ってるからそろそろ本格的に対策してきそうなのだ」


黒剣士の力を封じる為の何かを用意してる可能性とか?

確かに、私も愚姉もゾディークやらのチート装備を無効化された場合、普通の人間・・・いやそれ以下の能力になってしまいます。

確かにそれやられると非常にマズイです・・・が、警戒してもどうにもならない問題でもあります。

ま、相手がおバカさんである事を祈りましょうかね・・・。



◇◇◇???◇◇◇


私の名は"神埼かんざき 誠也しんや"といいます。

元々は中学校の教員をしていたのですが・・・生徒の一人が自殺してしまいましてね・・・

全く、迷惑な話ですよ・・・おかげでPTAが騒ぎ出し退職に追い込まれてしまった訳ですから・・・

本当に、死んだ生徒・・・たしか、守崎 夢でしたか・・・私まで巻き込みやがって本当に忌々しい・・・


その後ですが、職の当ても無く途方に暮れていた所を異世界召喚といいますか、まぁ最近良くある安っぽい小説のお決まりのあれですね、天使の軍団の団長"ヴィエル"という天使に召喚されましてね。


今はその天使の直属の部下として働いて居る訳です。


何故私が呼ばれたのか?それは私に才能があったからという事でしょうかね?

召喚された事により私は自分の指定した者を半永久的に再生させ続けられる特殊な空間を展開する能力に目覚めていたのです。

私はこれを"癒しの加護"と呼んでいて、非常に素晴らしい能力であると自我自賛しています。

何せ、私が指定した者・・・無論私もですが、幾ら傷付いても速やかに元通りになる素晴らしい能力で、事実上無敵となれる訳ですからね・・・後は獲物をジワリジワリと傷め付けて恐怖に怯える様を見ながらなぶり殺しにする・・・なんて素晴らしい能力なのでしょうか。


と、話がそれましたね・・・

今私は大日ノ本帝国という国の神京という都市に潜んでいます。

目的は、私の上司ヴィエル様のご命令で、この都市の中心に位置する皇居に納められている宝物"三種の神器"の強奪する事です。

"手段は好きにしろ"と言われていますので、私なりにスマートな方法を取らせて頂きますかね。


事前に天使達を使って情報を収集させた結果、今夜その三種の神器は神京駅の式典の会場に移動させられるとの情報を得ています・・・その移動中を狙えば皇居に襲撃をかけるより比較的容易に事が進められる筈です。

あと、この地に自殺した生徒"守崎 夢"が来ているそうです。

しかも、我々の敵である黒剣士として・・・ふふふ、それなら私の味わった絶望と同じだけの苦しみという名のお礼をしなければなりませんね・・・楽には殺しませんよジワジワと泣き喚く姿を楽しみながらね・・・




今回の障害となる相手の登場です。

書いててこのキャラ本気でヌッ殺したくなりましたが、もうしばらく彼のターンが続きますので、怒りを抑えてご覧頂きますようご理解とご協力を強制いたします。(ぇ

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