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第0話 帝国軍人の少女


ここは、大日ノ本帝国の首都"神京"・・・

帝都と呼ばれるこの巨大都市の中心に位置するのが皇居で、この国で最も影響力のある宗教"皇国神道"にて崇拝される"神皇"という現人神あらひとがみ様の住居である御所等が存在している神聖な場所である。


そして、この皇居にある宝物殿で異変が起きていた。


帝国近衛師団兵

「くそ!これ以上進ませるな!!」


天使

「ふん・・・煩い蟻だな・・・」


バシュンッ!!


帝国近衛師団兵

「グハッ」


着剣した自動小銃を構えた兵士が射撃する間もなく、天使の矢にその心臓を射抜かれた。


帝国近衛師団兵長

「隊形を崩すな!撃てぃ!」


ババババババン・・・バババババババン・・・


兵長の射撃命令で、兵士が一斉に射撃するが、天使はそれをものともせずに突き進む。

だが、兵士達は引くこと無く射撃を続ける。

なぜなら、この先には神皇家の宝物である三種の神器が納められている宝物堂があり、それを奪われれば神皇家が権威を失うに等しいからである。

故に、彼らは引くことができないのである。


天使

「それで攻撃しているつもりか?下等生物・・・」


天使はそう言うと、兵長に向かって矢を放った。

放たれた矢は、光の様な速さで兵長に向かって直進し、突き刺さる・・・かと思われた瞬間


ガッ・・・


儀常用の綺麗に装飾されたスカートタイプの帝国軍服を着た、ぱっつんショートボブヘアーの黒髪の少女が割って入り、その矢を手で握り受け止めた。


黒髪の少女

「まったく、不甲斐ないぞ!帝国軍人がこの程度の相手に苦戦していてどうする?」


少女が現れた事で、今まで兵士達を包んでいた絶望の空気が一瞬で吹き飛び、逆に天使が同様しはじめた。


天使

「対天使特殊部隊"神皇警護隊"・・・なぜここにいる?仲間が陽動していた筈・・・」


黒髪の少女

「ん?これの事か?まぁ、悪いとは思ったが、急ぎだったので軽く拷問して色々教えて貰っただけだが?」


天使の問いに少女は、首飾りを見せつつ、陽動していた天使を拷問し情報を聞き出したことを匂わせる答えを返した。


天使

「貴様ぁー!!」


少女の答えに逆上した天使は、弓を投げ捨て、腰にあった剣を抜刀し切り掛かった。


キンッ


・・・がしかし、少女は自身の持つ着剣した儀仗用の用に装飾された小銃でその刀身を受け流す用に巻き取り、そして弾き飛ばした。

次の瞬間少女は力一杯踏み込み、銃剣で直突の一撃で胸を貫き小銃の引き金を引いた。


バババババンッ


乾いた銃声が連発し、天使の胸部が血しぶきとなり吹き飛ばされた。

そして、胸から上は、そのまま下に転げ落ち、胸から下は、力尽きる様に崩れ落ちた。


兵士達から歓声が沸き起こる・・・が、少女は、


少女

「馬鹿者!まだ敵が居る恐れがあるのに気を緩める奴があるか!」


と、一括した。


それに反応し兵士達は直立不動の姿勢を取り一斉に敬礼するのを確認し、彼女は答礼を返しすと"私は宝物堂を確認する、他の者は宝物殿内の捜索を実施せよ!"と命令し兵士達が散るのを確認し宝物堂に向かい歩きだした。


少女

「ここ最近の天使の動き・・・何かの前触れか・・・」

・・・という訳で、第2幕始まりました。

カッコイイ系の女の子を登場させたくてこんな感じの舞台にしてみました。

お話を作る上で、戦前の日本って何か不思議な魅力がある気がします。

神秘的な何かがあるからかな?


それでは、皆様のご期待にそえるか分かりませんが、精一杯頑張りますのでよろしくお願いいたします。

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