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第44話 増える腐女子

◇◇◇夢◇◇◇


スノウ(車内放送)

「本日は特別臨時列車Snow Expressにご乗車頂き真にありがとうございます。列車先頭から臨時列車1号車から3号車、特別列車4号車から7号車となっております。4号車から7号車の特別列車は一般のお客様のご利用はできませんので予めご了承ください。この列車サラマド神殿駅まで全ての停車駅に停車致します。臨時列車全て指定席となっております。ご乗車には座席指定券が必要です。間もなく発車致します閉まる扉にご注意下さい。」


プルルップルルップルル(戸閉め警告ベル)

ピィィィィィィッ(戸閉め警告笛)

プシュゥゥゥ(戸閉め)

ビィィィッ(出発合図)

プァィィィン(タイホン+ホイッスル)

ヒュンッ(ブレーキ緩開)


SnowExpressがエンジンを唸らせ、ターランターミナル駅のホームを飛び出しました。

双子達の話では、次に勇輝達が襲撃する可能性が高いサラマド神殿に向かうそうな・・・

ちなみに、今走行中のサルカイ砂漠横断線は、文字通り砂漠を横断する路線で、線路が砂に埋もれているのと、不安定な路盤と昼夜の気温差で発生する線路の歪みのせいでほぼ徐行運転となるそうです。


確かに、車体が踊るように激しく揺れておっかないです。

この前、紗綾と仲直りした後、一緒に真理のお見舞いに行って、彼女とも仲直りしました。

後、その場に真理の付き添いで愚姉が居たのですが、その様子を見てニヤニヤしていたのがムカついたので弁慶を蹴っときました。

まぁ、痛がってる割には何か嬉しそうだったので一種の愛情表現というか照れ隠しで成立してる感じだし問題なしです。


んで、紗綾と真理もこの列車に部屋が割り当てられました。

双子達が超絶気軽に連れていく決定をしたそうな・・・懐広いね・・・

ちなみに、5号車の3等個室寝台で、部屋が狭いらしく、私の部屋に押し掛けて来ました。

この前までの私なら全力で拒絶反応が起こる状況ですが、不思議な事に拒絶反応は一切ありません。

2人と仲直りしたからかな?


そんなわけで、3人で仲良くベッドに寝転び景色を見ながらくっちゃべってます。

2人がどういう経緯で勇者になったのかを聞いて、正直驚きました。

何でも、SKBEが世界を侵略していてそれを食い止め世界を救うために勇者になってほしいと十字教の7大天使の1人、大天使ウリエルに頼まれたんだそうです。

その時に、紗綾は神槍〃ロンギニス〃、真理は聖杖〃ホーリークロス〃をそれぞれ受け取ったそうな・・・

その後、2週間程度、大天使ウリエルの元で訓練を受けたそうなんですが、私がこっちに来てから紗綾や真理に出会うまで約3日、日付が合いません。

うーん、不思議です。

その他、色々聞いたけど2人が教えられてる情報って十字教会にとって都合の良い片寄ったものみたいでした。

それならと、私が部屋のパソコンで一生懸命集めたこの世界に関しての資料を見せてあげたら、絶句しておりました。

ちなみに、大切なBL関係等々の危険物は、別のドライブに保存し見つかる事は・・・


真理

「あれ?ねぇ、この外付けHDDには何も無いの?」


ちょwなんで本棚の本をくり貫いて隠してるHDDを見つけるんだよ!しかも繋いでやが・・・

待てぃ!!何私の了解も得ず勝手な事してやがるんですか!


紗綾

「何か情報があるかもしれない・・・」


それは開いちゃダメな私のパンドラの箱!

色んな意味で私のパンドラの箱なんだから開けちゃ・・・


カチッカチッ(ダブルクリック)


紗綾&真理

「/////////ッ!!」


全力で止めようとしましたが、間に合わず過激なBL画像が全画面表示・・・

しかも何で私の厳選フォルダの画像だし!!

何で一発で堀当てんだよ!バカなの?死ぬの?

てか、私が色んな意味で死亡だよ!このちくしょう!!!


・・・色々終った・・・そう思った時、


カチッカチッ(ダブルクリック)


何で別の画像を開くの?って思ったら、紗綾と真理の二人が顔を真っ赤にしながら食い入る様に画像を凝視している。

・・・まさか、ここで私の生存の可能性?!

ならば、私が助かる方法はただ1つ、2人をこっちの世界へ引き込み完全に布教を成功させること!!


「もしかして・・・興味ある?」


私の問いに、2人は頷く・・・かかった!

後は、良い感じのチョイスで一気に引き込むのみ・・・こうして、私の命懸け?の布教が始まった。


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