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第36話 可愛い生き物2号

◇◇◇夢◇◇◇


さてさて、私は今大きな問題に直面しております。

私に付いてくれていた同性愛虎獣人のSPのお姉さんのお名前は、〃ラタナ=カ=シャール〃と言うそうな・・・

ちなみに、名前に〃カ=シャール〃が付くのは王族なんだそうな・・・

〃何で王族がSPやっとるねん!〃って思わず突っ込んだら、〃今度の黒剣士は、可愛い女の子だと聞いて〃と真顔で答えやがりました。

んで、さっき欲情して私に襲い掛かったと・・・

王族が青少年保護育成条例違反とか、この国の未来が少し心配になりました。

更に、ラタナお姉さんが私の肌に触れて結婚の既成事実を作ろうと、あの手この手で仕掛けて来るのでゆっくりする暇がありません。

ちなみに、さっきのマッサージの時もどさくさ紛れに服を脱がそうとしやがったので、寝転んだ姿勢からのソバット喰らわしてやりました。

しかしながら、獣人さんの身体は頑丈らしく今も懲りずに仕掛けるタイミングを虎視眈々と狙っております。


「いい加減・・・諦めろ・・・」


ラタナ

「嫌、夢を嫁にするまで諦めない!」


獣人の宗教の戒律では、未婚の女性の肌に触れてしまった者は、責任を取り結婚しなければならないとか・・・この宗教の創始者を死ぬまで殴りたいです。


「私は戒律の適用外・・・」


ラタナ

「そんなの関係無い!ラタナ責任とる!」


戒めの行為に対する罰則が目的になってるよこの虎女・・・

そして私と虎女は、プロレスの様な姿勢でにらみ合う・・・だがプロレスと違い、組み合いになった瞬間私の敗けが確定する理不尽すぎる無理ゲー状態・・・何かこの現状を打開する良い手は・・・



そう思っていると、部屋の扉が勢い良く開かれ〃夢殿!夢殿は居られるか?〃と言いながらラタナお姉さんをちっこくした様な男の子が入ってきた。

もうケモショタって感じでとっても可愛いです。

その可愛いケモショタの男の子は、私とラタナお姉さんの状況を一瞥するとこう言った。


ケモショタ男の子

「姉上・・・何か申し開きする事はありますか?」


ラタナ

「えっと、嫁探しt・・・ぶべらっ」


ケモショタ男の子は、どこから取り出したのか、〃20t〃と書かれた巨大なハンマーでラタナお姉さんを殴り飛ばした・・・フルスイングで・・・

殴り飛ばされたラタナお姉さんは何枚か壁を突き破りながら直進し、その先に在ったビーナス像を粉砕してようやく止まった。起き上がって来ない所を見ると伸びてるみたいですね。


ケモショタ男の子

「全く、客人には手を出さぬよう念を押したというのにう、嘆かわしい・・・夢殿、この度の姉上の不祥事、誠に申し訳ありません。」


「あの・・・名前・・・」


リトナ

「失礼致しました。私はリトナ=カ=シャールと申します。」


また、王族みたいです。

さっきの話からすると、リトナ君はラタナお姉さんの弟みたいだね。

やっぱり虎耳がぴこぴこ動いているのが気になります。

いや、むしろ摘まんでむにむにしたい衝動が・・・


リトナ

「夢殿?何を・・・っん」


気付いた時には、リトナ君の両耳を摘まんでむにむにしちゃってました。

ふふふ、さっき聞いた戒律では、触っちゃダメなのは女の子の素肌だけ・・・そしてこの子は男の子・・・ヒャッハァー触りたい放題だぜぃ♪

そして、ここぞとばかりに、この何とも言えない良い感触を堪能しようと更にむにむにを繰り返してみました。


その度に、リトナ君の身体がぴくんって反応して面白いって思ってたら、〃いい加減にしてください!〃って怒られた。

でも、ほっぺが真っ赤で涙目でとっても可愛いので全然怖くない、というか思いっきりハグしちゃいたいです。

・・・20tハンマーが恐いのでやりませんけどね。

それにしてもリトナ君は可愛いなぁ、そうだ、フィロに続く可愛い生き物2号に認定しておこう。


その後、リトナ君は伸びてるラタナお姉さんを引きずって帰っていきました。

お互いに駄目な姉を持つと苦労するねぇ・・・


そんじゃ私はゆっくりと・・・てかこの壁の穴どうすんの?

外から丸見えじゃんこれ!

その後私は、近くにいた使用人さんに事情を話して壁の王宮修理をしてもらう羽目になりました。

そして修理が終りゆっくりしようと思ってたら、晩餐会のお誘いが・・・プリーズゆっくりたいむ・・・引き籠りを過労死させる気かこのやろう!


とは言え、行かない訳にもいかないので渋々食堂へ向かう私でした。ヘタレ言うな!


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