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第32話 邪神様の封印

◇◇◇夢◇◇◇


「ねぇ・・・ここにある"神殺しの武具"、どうするの?」


とりあえず、勇輝達は退けましたが、ここに"神殺しの武具"がある限りまたここに着て耳長族さん達に迷惑をかける筈です。

さてどうしまよう・・・


エレナ

「このままじゃマズイのは判る・・・でも"神殺しの武具"は私達が耳長族が守らなければいけないもの・・・」


だよねぇ・・・、SKBEが引き取って管理すれば万事解決なんだろうけど・・・そうもいかないよね。

さーて、本気で困った事になっちゃたよ・・・


夢華

「ふむ・・・それなら、双子達に強力な封印をしてもらったらどうだ?」


それだ!それなら、勇輝達・・・というか、大天使達が"神殺しの武具"の封印を解こうとする場合、邪神達を相手にしなきゃならなくなる訳ですからね。

脳筋の夢華の割には冴えてるじゃん!


夢華

「毎回思うのだが・・・何か失礼な事を考えて無いか?」


「き・・・気のせいだよ・・・たぶん。」


危ない危ない・・・バレたらこの前のエビさん事件より酷い目に遭うのは間違いない・・・

絶対に知られちゃいけない!!私の命が危ない。


「と・・・取り合えずラズとリズに連絡を・・・」


話題を変えて上手い事誤魔化そう・・・うんそれが一番♪


夢華

「・・・そうだな、だがその前に・・・」


「え?」


夢華

「その反応は絶対に私を馬鹿にしてただろ!!」


「ぎゃーす!!」


お約束の展開と言わんばかりにエビ固めされました・・・り・・・理不振すぎないこれ・・・

まぁ、文句を言うと、余計酷い目に遭いそうだし、スマホでラズとリズに電話しますかね。


私はスマホを取り出し、ボイスチャットで二人を呼び出した。


ラズロット

「ヤフーなのです♪」


リズロット

「何か用かの?」


いやいや、絶対私の心を呼んで完全把握してるでしょうが・・・

この二人私が苦労して説明するのを見て楽しむつもりの様ですが、そうはいきません。



「耳長族の件・・・」


ラズロット

「"神殺しの武具"の封印の件かの?」


・・・やっぱり知ってやがりました・・・油断も隙もありませんね。

常に状況を面白い方向に誘導しようと企んでますからね。

毎回エライ目に遭ってるんですから、


リズロット

「まぁ、それは置いといて、今瞬間移動でそっちに行くのだ・・・」


ああ、そうだよね・・・遠くでやるより直接・・・ってオイ!

瞬間移動できるんなら何で私達をトラックで行かせた!


ラズロット&リズロット

「その方がオモロイから♪」


「ちくしょぉぉぉぉぉ!!」


夢華

「どうしたんだ?急に叫んで・・・」


夢華に聞かれたので、双子達にされた仕打ちと私の憤りを伝えたら、"まぁ・・・いつもの事だな"って冷めた口調で言われました。

ちょっと!貴方も色々被害に遭ってるでしょう!

何でそんなに普通にしてられるの!


夢華

「軍の理不尽さよりはましじゃないかな・・・」


・・・慣れって怖いね。

ってか、夢華が居た陸軍ってどんだけブラックなんでしょうかね・・・

まぁ、極寒の世界で気合いで何とかしろとか普通に言う位だし、ここより酷いのは間違いないか・・・

って言ったら"おいおい、こんな楽な環境で何を言ってるんだ?"って言われました。

基準がおかしいと思うよ夢華さん・・・


その後、瞬間移動で現れた双子達は、"神殺しの武具"に強力な封印を掛け終わると、さっさと帰ってしまった。

あまりの突貫っぷりに、エレナさんが状況を理解できず固まっちゃってるよ・・・

そりゃね、邪神様が出て来てさっさと仕事して帰っちゃうんだから・・・しかもさっさと帰った理由がこれまた酷いです。

何か、3時のおやつの時間だから急いで帰るとか言ってましたね・・・もう何んなのこの邪神達・・・


そんなこんなで、色々問題を解決した事で、耳長族の協力を得る事ができました。

しかも、あの後ブライ族長が全ての部族の族長に話を付けてくれたみたいです。

ホント感謝です。でなきゃ他の集落にも行かなきゃならなかったしね・・・

と言う事で、当初の予定を大きく繰り上げて私と夢華は帰還する事ができました。

いやはや、これ絶対私と夢華だけでやる仕事の規模じゃないよね・・・

もうSKBEはブラック企業まっしぐらです・・・どうしましょう。


夢ちゃんはSKBEの事をブラック企業だと言いますが、かなーり良い環境だと思います。危険なお仕事や無茶振りっぽいのはありますが、その分強力な力を貰ってる訳ですので・・・

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