第27話 おせーて遺跡の場所
◇◇◇夢◇◇◇
酷い目に遭いました・・・
あの後数時間・・・ようやく百合百合ワールドから解放されました・・・
ちなみにベッド下に敷かれていた絨毯を見てみたら、魔法陣みたいなのが書かれてました。
多分、この魔法陣を使ってさっきの百合百合魔力補充を行ってた訳ですね・・・
まぁ、命が助かったからあんまり文句は言わないけどさ・・・
んで、改めて村長さん・・・お名前は"ブライ=フォレイス"というそうな・・・
その彼に会いに行きました。
・・・が、いきなり怒られました。何この理不尽!!
何でも私が行った魔法のオーバーワークは下手をすればガチで死にかねない危険な行為だったそうな・・・
一応"助けてもらったので礼は言う"とは言ってましたが・・・
積もる不満は取り合えず置いといて、本題と・・・
夢
「村を襲撃した人達・・・」
ブライ族長
「そうだな・・・」
ブライさんの外見が若いせいか、族長に見えませんね・・・うん、これは間違い無くイケメンですね。
年齢は聞かない方が良さそうです・・・主に私の夢を守る為に・・・・
と、余計な事を考えてたので、切り替えブライさんのお話に集中します。
ブライさんから聞いた2人組の特徴は間違いなく勇輝と美樹でした・・・
何でもこの集落に力ずくで入り込み族長に遺跡の場所を聞き出すと"浄化"と称して次々と集落の人達を惨殺したそうです。
わーい、完全にあの二人アブナイ人になっちゃったよ・・・
それにしても・・・行方不明のままになってくれてれば良いのに、よりにもよって何でまた私の所に現れるんですか?
死にたいんですか?そうですか?
夢華
「夢?さっきから顔が怖いぞ・・・」
夢
「嫌な事思い出しただけ・・・」
ブライ族長
「その様子だと、襲撃した奴等となにか因縁があるようだな・・・」
ハイ、その通りです。
もうね、もう一度ブチ殺したくてウズウズしてますよ♪
そうだ・・・折角だから紗綾も呼んでみようかな?でも待つ時間問題無いよね・・・ちぃ・・・色々面倒な奴らだ・・・
まぁ良い・・・今回は夢華も一緒だ!
二人掛かりで二度と復帰できない様にボッコボコにしてやんよ!!ふふふふ・・・あはははははは!!
ブライ族長
「すまないが、少し殺気を抑えてくれないか?エレナが怯えきっている。」
ブライさんの言葉で我に返り、周囲を見渡すと・・・ブライさんと夢華がドン引き・・・んでエレナがブライさんの後ろに隠れて震えながらこっち見てます。
いかんいかん・・・思わず殺気を全開で放出してしまったようだ・・・自重せねば。
平常心平常心・・・
あ、そういえば遺跡の具体的な場所って聞いてなかったですね。
ここで聞いときましょうかね・・・多分勇輝と美樹もそこに向かったはずだし・・・もし居なかったら森中を回ってサーチアンドデストロイすれば良いだけだしね・・・面倒?目茶苦茶面倒だよ♪
面倒だけどここでブチ殺しとかないと今後もっと面倒な事態を引き起こしやがる連中ですからね。
ここで確実にぬっ殺しとかにゃならんのです。
と言う訳で、
夢
「遺跡の場所プリーズ♪」
夢華
「・・・凄いなお前・・・ここまで無礼な態度絶対に無理だ・・・」
ん?何か変な事したかな?ちゃんと"プリーズ"ってお願いしたよ?
まぁ、何かブライさんも笑ってるし良いんじゃないかな・・・
取り合えず、ブライさんに古代遺跡の場所を教えてもらいつつ、勇輝と美樹の件を伝えて注意する様に他の族長達に伝達してもらうようにお願いしました。
もしその古代遺跡で目的のものを発見できなかったら他の古代遺跡もあるんじゃなかって森の中徘徊するだろうしね。
その際、二人との関係について聞かれたので、元同級生のぬっ殺し対象だって事をしっかりと伝えておきました。
この後変に誤解されると嫌だしね。
そんな訳で、案内役をエレナさんにお願いして、いざ古代遺跡へ出発です♪
何か夢ちゃんワクワクしてきたぞ♪
夢ちゃん視点が一番書きやすいです。
初期の鬱キャラ時はちょっと書き難かったのですが、最近はおふざけキャラ化しつつあるので書いてて楽しいです。