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第19話 ブラック企業"SKBE"

◇◇◇夢◇◇◇


これは・・・ベ○サー軍・・・いや金属生命体シー○の侵攻か何かですか?

王都の上空をお魚さん達が元気に泳ぎまわっております・・・なんか色々ばら撒きながら・・・


ただ、爆発が青白く、爆発の被害にあった部分が凍結してる所を見ると、何らかの冷凍兵器みたいに見えます。


神奈

「リック=ブラウン元帥ね・・・邪神様が呼んだのかしら・・・」


誰それ?また元帥出て来たよ!


「だれ・・・それ?」


神奈

「第6列車総隊司令官"リック=ブラウン"元帥、メタンの海に生息する"メタマーマン"と呼ばれる魚人を率いる元族長よ・・・」


えーと、それって最近話題の地球外生命体ですか?

あと、メタンが液体で居られる温度って-161℃~-183℃だよね・・・バナナで釘が打てるどころ騒ぎの世界じゃないよ!

バナナが氷結粉砕できるレベルだよ!!そんな極悪な世界の住人と共存出来ないだろ普通!

何で普通に共存してるのこの組織!!


「今、SKBEの凄さを改めて理解した・・・」


神奈

「ああ、気付いた?彼等は大体-170℃~-180℃の極寒の世界で暮す種なのよ♪」


夢華

「ちょ・・・そんな奴等が居るのか?」


ここでようやく夢華が気付きました。

私達は大体20℃~30℃位が生活しやすい気温なので、その温度差何と160℃前後と・・・んでその場合酸素が液体になっちゃうから・・・


「彼等って酸素呼吸しないよね?」


神奈

「うん、水素を呼吸してるらしいわよ♪」


ますます共存できる要素が見当たらねぇ!!

・・・てか、どうやって味方にしたのかが凄く気になります。


夢華

「全く異質の生命らしいが、何故仲間になったんだ?」


神奈

「リックの部族が全ての部族を統一するのを手伝ったみたいよ・・・まぁ、かなり技術的に厳しかったらしいけど・・・」


まぁ、普通の金属なら速攻で割れる気温だからね・・・しかも外は酸素が呼吸できない死の世界と・・・乗り越えたらとんでもない技術革新が起きるだろうね。

んで、今それを乗り越えてるって事は・・・


神奈

「ちなみに夢や私が着てる服の特殊能力ならあの世界でも生活できるわよ♪壮絶に寒いけど・・・」


うん♪生活するつもりは全く無いから完全な無駄機能だねそれ・・・

地味にこのネコミミフードのパーカーワンピ、スゲー!!もうこれ宇宙服要らないじゃん!!

てか・・・愚姉よ・・・さっきの言い方、暮した事ある様な言い方だね?

取り合えず聞いてみましょう。


「暮した事・・・」


神奈

「邪神様のお仕事で普通に行く場所よ♪」


なん・・・だと?そんな地獄への出張のお話は聞いてないぞ!!


「それ・・・聞いてない・・・」


神奈

「え?言ってる筈よ?だって"双子達と一緒に旅行して護衛するだけの簡単なお仕事"でしょ?」


だから"一緒に旅行するだけ"って・・・まさか!!

しまった!そう言う事か!!行き先までは触れてない!!何てこったい!!

私が"しまった"というリアクションをしたのに気付いた愚姉が更にお話を続けます。


神奈

「ね♪嘘は言ってないでしょ?」


何そのブラック企業的な・・・


「おのれ図ったな邪神達!!許さんぞぉぉぉぉ!!」


取り合えず邪神達を小一時間問い詰めねば!!

この先の王城に行った筈・・・

私は、防御フィールドを展開しながら、攻撃が降り注ぐ街中を王城に向かって駆け抜けるのであった。

ふはははは!!この程度の攻撃がチートモードのこの私に通用するとでも思っているのかお魚達!!

てか、私達が居るのに街ごと吹っ飛ばすとかありえんでしょ!!その辺も文句言っとかないとね。

何を今更な感じですが・・・まぁアレです・・・SKBEは間違いなくブラック企業だと思います。労働環境は一部を除き良好なのですが・・・

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