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第11話 寝坊?!になるの?

◇◇◇夢◇◇◇


♪~ワイドビューチャイム~♪


スノウ

「おはようございます。ただ今の時刻は5時30分、列車は予定通りフィーロス王国王都に向かい順調に運行中です。到着は50分後の6時20分の予定です。なお、駅施設がございませんので上空での待機となります。予めご了承ください。次に朝食の準備が整いましたので6号車"レインボー"までお越しください。またただ今より夜間走行のため停止していた7号車、5号車、4号車のエンジンを起動します。若干の騒音が発生いたしますがご了承ください。あわせて夜間照明を通常照明に切り替えさせて頂きます。目的地までの列車の旅を引き続きお楽しみください。」


♪~ワイドビューチャイム~♪



おはよう放送で今日も目覚めました。

何だかんだで目覚まし時計代わりで非常に便利です。しかも目的地に着く前のちょうど良い時間とかに合わせて放送してくれるしね。

さて、準備をと思ったら、上段の夢華がまだ寝ている事に気付きました。

はしごを上って確認してみると・・・可愛い寝顔で爆睡中です。


「おーい、朝だよ~」


ほっぺをふにふにと・・・おお柔らかい・・・って何か変態的な感じがしますね。

しかし!私は断じて百合そっちの人ではありません!


夢華

「う~ん・・・」


夢華の可愛い顔をふにふにしてたら、ようやく彼女の目がゆっくりと開きました。

そして、ゆっくりと状況を確認し・・・


夢華

「・・・っ!貴様!!何をした!!!」


もの凄い勢いで飛び起きました。


「寝てたから起こしてあげた・・・」


うん、そうそう断じて夢華の顔をふにふにして遊んでいた訳ではないのですよ。


夢華

「そうか・・・今何時だ?」


「5時半くらい・・・」


そこで、ふと私は大変な事に気付きました。

今までは私一人だからこのあとシャワーを浴びて食堂車に行けば丁度良い時間ですが、今は夢華とサウロ君が居ます。

そしてお部屋のシャワー室は一つだけ・・・到着までの時間はあと1時間・・・交代でシャワーを浴びている時間はありません・・・やってもうた!!


夢華は昨日の段階でそれに気付いていたらしく、少し早めに起きて浴びてしまうつもりだったようですが・・・


夢華

「何という事だ!!何故目覚ましが鳴らなかったんだ!!」


この前もらったスマホの目覚ましを使った様ですが、マナーモードになっていて起きれなかったというあるあるネタでした・・・ホントどうしましょう・・・


でも・・・一人なら大丈夫な時間・・・それなら背に腹は代えられん・・・


「3人一緒なら間に合う・・・」


夢華

「仕方ないな・・・」


そして、私達はサウロ君を起こして、3人でシャワー室に・・・この場合ってサウロ君のラッキースケベになるのかな?本人はその自覚無いみたいだけど・・・小さい子がお姉ちゃんと一緒にって感覚なのかな?

んで、夢華はと言うと、顔を真っ赤にしながら裸のサウロ君から必死で目を逸らしております。めっちゃ可愛い反応に思わず夢ちゃんイジリたくなってきちゃったぞ♪

しかし、時間が無かったのでここは泣く泣く普通に終わらせる事にしました。うーん残念・・・

ちなみに、サウロ君はちっこいので私的にはノーカンですので、全く気にしておりません。

ここぞとばかりに初物のポークビッツを美味しく頂こうなんてこれっぽっちも・・・考えてませんからね。



んで、食堂車に駆け込み、急いで朝食を食べる私達でした・・・ホントに忙しい日だなぁ・・・

それにしても、夢ちゃんは実は変体さんなのではと最近思ってしまいます。

その片鱗はいろんな所でちょくちょくと顔を出してますけどね・・・

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