~太陽と三日月と親睦会~
あくまで二次創作アンソロジーなので、原作とキャラクターとの違いがございますので。ご理解とご了承のほどよろしくお願いします。
なんでこうなってしもたんやろう。新しくギルドの仲間になった子を誘って親睦会でも思うただけやのに。ウチ····ギルマスとして信頼ないんかな·····。
<~太陽と三日月と親睦会~>
どうも、小竜といいます。結論からいうと、········帰りたい(泣)。なんかよくわかんないけど胃が痛い。なんでこうなった。
そんな考えを巡らせていた小竜の携帯にメールが届いた。
~まさか参加するとは、おまえ豪傑だな。<義仲>~
~危なくなったら逃げるんだぞ。<アイゼル>~
~ごめん、急に用事入っちゃって。<ギーロフ>~
~ハーレムのお味はどうよ♪章~介~君♪<円>~
飛燕ーーー!!。後で覚えてろーー!。おっと、とりあえず親睦会の参加者の内訳を紹介しますね。
マリエさん(女性):ギルドマスター
ヘンリエッタさん(女性):会計(サブマスも兼任してます)
明日架(女性)
リリアナ(女性)
メイファ(女性)
セララ(女性)←この子がギルドの新しい仲間になった子です
小竜(俺)
とまあ、女性6男1という。飛燕に言わせればハーレムなんでしょうが。今····ほんとに胃が痛くて困ってます。今··絶賛女性だけの恋バナ中。······帰りたい。でも……。マリエさんが悲しそうな表情をしてるのに帰るなんて言えるわけありません。胃に穴が空かないといいなぁ……(切実)。
「で♪、明日架は飛燕とどうなのよ♪」
「////はぁ!?、な、な···なにもあるわけないじゃないあんなおバカ狐と////」
「ホントにぃ♪」
「///そういうメイファは義仲さんとどうなのよ///」
「///ふぇえ!?、べ···べつに何も··ない···よ?///」
「あ~♪、あるんだ♪~。聞かせなさいよ」
「皆落ちついて」
リリアナさんが皆を宥めてくれます。そうそう、恋バナは俺が帰った後でしてください。
「今日はセララの歓迎会なんだから」
「そうだった、ゴメンね」
「いえ!!、あのあの、私にはまだそういうのないんで羨ましいです」
「大丈夫よ♪、セララにもいつかそういう人が出来るから♪」
セララさんを巻き込んで再開しました。少しは俺の胃も労ってくれるとこっちも嬉しいなぁ···。それにしてもマリエさん、元気ないな、どうしたんだろう。
「小竜がいるんですから余りそういう話は控えなさい」
ヘンリエッタさんいい事言います。さすがサブマス。
「小竜は口固いし、それに小竜はマ「わー!わー!わー!」ビックリさせないでよ小竜」
ビックリしたのはこっちだ!、何もマリエさんがいるまえで言おうとしなくてもいいじゃないか!?。
「いいじゃない、どうせ···まだ告白してないんでしょ?」
余計なお世話だ!!。それにマリエさんに対してのは///そういうんじゃない···し///。
「あ~♪、赤くなってるわよ小竜♪」
///う、うるさいな!!///、たく。そっちだって飛燕と仲いいじゃないか。
「///な!?、今···あのおバカは関係ないでしょ!!///」
喧嘩する程仲がいいって言うし。案外···ごふぅ!!!
「///ちがうったら違う!!///」
「いいボディが入ったわね」
「ああ!?、小竜さん!。大丈夫ですか?」
ありがとうセララさん。なんとか···。
「マリエールさん、小竜が具合悪いみたいなんで診てあげてください」
なんて事するんだ!!。
シュパっと起き上がり「大丈夫です」を連呼する小竜。しかし顔色が悪いのは変わらず、マリエールは小竜の顔を覗き込み。
「大丈夫か小竜?、もしかして具合わるいんか?」
「いえ、ホントに大丈夫ですから!!」
「マリエ、小竜を途中まで送って差し上げなさい」
「梅子?、痛っ!!。叩かんでもいいやん!!」
「本当なら逆でしょうけど、小竜は具合が悪いみたいですし。それに·····
アナタだって顔色が優れないじゃないですか」
「そんなことないで♪、うちはいつも元気いっぱいや♪」
「マリエ」
「はい···ごめんなさい」
ヘンリエッタがメンバーにマリエと小竜が抜ける事を伝え。
「ゴメンな、うちが皆を誘っといて」
「いえ、マリエさんは悪くありません」
「そうですよ、謝る必要なんかありません!」
「ありがとな、ほないこか」
「はい」
席を外し、退出する2人。その光景を最後まで見届けて。
「小竜、どうしたんだろうね?」
「風邪だったのに、マリエさんに会いたくて無理したんじゃない?」
「アナタ達のせいですわよ」
「え?」
「ヘンリエッタさん?」
「只でさえ女性6人の中に独りでいるのに
恋バナし始める上に、明日架にいたってはお腹を殴って」
「あ~、そっか·····悪い事したな」
「小竜はマリエさんがいるから、別にいいと思ってました」
「そんなわけありませんわ、小竜だってアナタ達と同じ微妙な年頃なんですから」
「そうですね」
「謝んないとね」
「追いかけよっか」
「そうだね」
席を立った皆の前に見知った顔が。
「あ!あんた!!」
「やべ!、逃げろ!!」
「待ちなさい!!」
~帰り道で~
「マリエさん」
「なんや?小竜」
「なんか今日は元気なかったから心配で」
「そんなことないで♪」
「マリエさん!!」
思わず小竜は語気が強くなってしまった。でもそれは····。
「俺ら仲間じゃないんですか?、頼りにならないかもしれないけど
マリエさんの相談を聞くことなら俺にだってできます。
そりゃ俺には解決できないかもしれな······」
小竜の言葉は途中で止まる。マリエの指が小竜の口に当てられていたのだ。
「小竜、うちな····。もしかしてギルマスとして失格なんかなって」
「なんで!?、そんなこと!!」
「でも、他のメンバーは来てくれへんかった···」
「それは····」
「せやから、·····ホンマは皆に嫌われとるんちゃうかなって····」
「そんな事ないです!!、皆マリエさんの事好きですよ!!
///俺だってマリエさんの事す···///」
「す?」
「あ~!いた!!!」
「「!!」」
慌て振り返る2人の前には明日架達の姿が、よくみると飛燕に義仲さんとアイゼルさんにギーロフさんもいる。何があったのか困惑する二人に明日架が。
「聞いてくださいよマリエさん!!、このおバカったら。小竜が私達女性メンバーに囲まれてオロオロするのが見たいからって、義仲さんたちを巻き込んで裏から覗いてたんですよ!!」
「いだだだだ!!、耳ひっぱんな~!!」
「ほへ?」
呆気に取られるマリエに、義仲達は頭を下げ。
「申し訳ない、飛燕に乗せられてつい」
「心配かけてすいません!!」
「ゴメンナサイ!!」
そんな光景を見たマリエは。
「·········」
「マリエさん····、泣いて」
「よっしゃーーーー!!、皆で焼き肉にでも行くか~♪うちの奢りや♪」
歩き出したマリエに続いて皆も続いて歩き出した。隣に並んだ親友から声をかけられたマリエは。
「よかったですわねマリエ」
「うん、ホンマに」
「まあ私も少しくらいなら出して「ありがとな梅子♪」奢ると言い出したのはマリエなんですから1人で払えますわよね♪」
「そんな!?、梅子のいけず!!、イジワル!!」
「冗談ですわ♪」
「梅子の冗談は冗談に聞こえん」
それから、三日月同盟のセララ歓迎会も兼ねた親睦会が開催された。皆も笑顔で楽しんでおり。マリエは皆が笑顔でいてくれるのが嬉しかった。
···因みに飛燕は···
「なんで俺は縛られてんの?」
「マリエさんに迷惑かけた罰よ」
「ひでぇよ!!俺も焼き肉~~!!」
「しょうがないわねぇ、ほらバカ狐、あーん」
「///あー···///」
「本当、仲いいな」
「///いまのはちがっ!!!///」
「あちゃちゃちゃちゃ!!!
こら明日架!!、喰わすのかイジメたいのかはっきりしやがれ!!」
「//うっさいおバカ!!//、もう小竜!!」
「はは♪」