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新章「βテスト」です。


朝書くとかいいながら・・・・・・w

まぁいいとして・・・・・・

見ていってください!

 とうとうこの日が来た。

 この日というのは、今日がβテスト開始なのだ! 昨日災難なことがあったが今日で気力回復だ!

 

 昨日機器が届き色々試着していたがかなりおもしろい。頭にフィットするのだ。すごいいい感じに。

 フィット感にはまってしまい装着しながら笑っていると夕飯ができ呼びに来た祖母ちゃんにヘンタイだと間違われた。いきなりドアを開けて「1人遊びは見つからない所でしなきゃ駄目よ!」といわれた。誤解だ。盛大に誤解しているよ。 その後ご飯を食っているときの祖母ちゃん祖父ちゃん変な目で見られた挙句、祖母ちゃん祖父ちゃんの娘の椎名理沙(中三)に「1人遊び・・・・・・! 私がお兄ちゃんの初めてになりたかったのに・・・・・・。1人遊び駄目、絶対!」といわれた。俺はまだ未経験だが・・・・・・って言う話ではない。皆誤解してるんだ。誤解なんだよぉ! 

 

 とっまぁ昨日は恐ろしい誤解をされたわけなんだが。もうそんなの関係ねぇ! 

 俺はβテストが始まる時間の7:00まで機器の使い方の確認や試着を繰り返していた。

 ピピン

 PCから軽快な効果音が聞こえた。この音はチャットが更新された音だ。

「何だ?」

 俺はPCの画面を見てみた。チャットは真一からだった。

『どうせお前も7:00ちょうどにINするんだろ? じゃぁ一緒にしようぜ!』

 俺はすぐに返事を返した。

『いいぞ。後、色々調べてるとβテストでのキャラは正式サービスでも継承されるらしいから武器とか考えて選んだほうがいいぞ。因みに俺はまだ決めてない!』

 ピピン

 返事が返ってきた。

『そうなのか!? そこまでは知らなかったぜ! まぁ俺は魔術師にするつもりだし。確か選べる武器は杖と魔道書だろ。杖は近接攻撃もできるが魔道書に比べれば魔力は落ちるらしい。詠唱速度も落ちるらしい。魔道書は近接攻撃は一切できねぇけど魔力、詠唱速度は杖より上らしい。魔術師選ぶ奴は魔道書が多いだろうが俺は敢えて杖にするぜ!』

 あのMMORPGは大まかに5つの職業がある。<戦士><魔術師><司祭><狩人><盗賊>その中でもまた職業が小分けしているらしい。有名な掲示板「&CH」というものでは<戦士>でLVが上がると槍師になれるとか<盗賊>の中にはランパーと呼ばれる職業があるとか<戦士>では二刀流が使える職があるとかいろいろ噂がある。だがそれが本当なのかは全く分かっていない。なぜなら公式HPで5つの職の特徴とどんな武器が使えるかぐらいしか乗っていないからだ。

 真一が選んだのは<魔術師>だ。&CHでも噂があまり流れていない謎の職という奴だ。公式では魔法を操る職と書いてあった。その名のとおりってわけだ。

 俺はカチカチとキーボードを押し返事を返す。

『魔術師か。決めるの早すぎじゃないか? もしはずれ職だったらどうするんだよ。つか杖とか確実にはずれ武器だろw』

 ピコン

 すごい速さで返事が返ってきた。

『そんなのやってみないと分からないだろ! とにかくもう時間だ。次は仮想空間内で会おうぜ! お前がどんなハズレ職を引いてくるか楽しみだ! じゃぁな。ノシ』

 俺は戦士にするつもりだ。絶対、安定職だろう。

『あぁ、楽しみにしといてくれ。ノシ』

 返事は返ってこなかった。

 俺は時計を見た。6時30分を指している。

「残り30分か・・・・・・。夕飯食ってくるか」

 俺はそう言い部屋を出た。


「うぉぉ!!!」

 俺は恐ろしい勢いで走っていた。

 残り2分!

 

 さっき俺は飯を食いに部屋を出たが家には祖母ちゃん祖父ちゃんがおらず夕飯もなかった。机の上には一枚の置手紙が。


 ちょっと二人で外食行ってくる!

 ついでに今日はホテルに泊まるから4649!!


 何なんだあいつら・・・・・・。ホテルで何するきなんだよ! というか無責任すぎるだろ! 

「俺と理沙二人っきりじゃないかよ!」

 つい大声で言ってしまった。

 俺の後ろには理沙がいた。

「二人っきり・・・・・・お兄ちゃんとウフフ」

 顔を赤らめるな! というか何するきなんだ! 

「理沙、お前どうするんだ? 夕飯」

「お兄ちゃん買ってきて~!」

 と、俺に抱きついてきた。

「おい、やめろよ・・・・・・!」

 おいおいおいおい!! 胸が当たってるんだが・・・・・・。しかもかなり大きい胸なんだが・・・・・・。

 理沙はそれに気づいたようでぱっと離れる。

「お兄ちゃんの・・・・・・えっち・・・・・・」

 再度顔を赤らめる。

 それって俺のせいなの!?

「まぁいいから・・・・・・。今からコンビニ行ってくるからさ。理沙は何がほしい?」

「えっとねぇ。私はお兄ちゃんがほしい~」

「死ね」

 即答してしまった・・・・・・。

「うぇ~ん。お兄ちゃん酷いよぉ」

「すまんすまん。嘘だ。生きてくれ。頼むから生きてくれ・・・・・・で、何がいいんだ?」

「えっとねぇ。とりあえずサラダとぉフライドチキンとぉおにぎりでいいよぉ」

「分かった。後、コレ俺の自腹だからおにぎりは帰ってから作ってやるよ」

 祖父ちゃん祖母ちゃんは夕飯代さえ置いていってくれなかった。何て酷いんだ・・・・・・。

 一応俺は料理ができるからおにぎりぐらい朝飯前だ。

「やった~」

「まぁいい。俺急いでるからさ。すぐ行って帰ってくるから待ってろ」

「うん!」


 俺がコンビニに行って帰っておにぎり作って夕飯食べて理沙にTVでしてたMMORPGをするから12時まで一人で何かしててくれ、と言い「1人遊びだねぇ分かったぁ!」と顔を赤らめながら返答しそれで気づいたら残り2分。

 俺は階段を恐るべき勢いで駆け上がった。そして部屋に入り機器を頭に装着してからベッドに横たわる。

(確か・・・・・・。横のボタンを押すと仮想空間に飛んでいけるらしいな・・・・・)

 時計を見ると残り20秒で7時という所だった。

(危なかったな・・・・・・。まぁ間に合ってよかった)

 残り10秒だ。

 カチカチ

 部屋中に時計の針の音が響き渡る。

 そして・・・・・・。

 カチ!

 時計が7時になったのを確認すると同時にボタンを押した。

次回1作


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