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3

やばいぞやばいぞ!

書き溜めがぁぁぁないぃぃぃ!


――――――――――――――

STRとかAGIとか今まで書いてなかったので次回DATE報告で入れようと思います。

 バイディングフォレスト入り口前の東側の森林には既に30以上のプレイヤーがいた。敵の到着を待ち構えていた攻略PTだ。

「おまえは……!」

 俺たちが来たのに気付いた攻略PTの一人が言った。それに気づいた他のプレイヤーは続くように俺たちを見る。

 何を教え込まれたのか知らないが俺たちに気付いたと同時に抜刀している。おいおい! どんどん近づいてくるんだが!

「お前ら何をしている!」

 鉄の鎧を着込み大剣を背中に背負っている――この軍団のリーダーらしきプレイヤーが怒鳴った。

「こんなところで殺しあってもしょうがねぇだろ! というかあの指名手配はすぐ取り消されただろ!?殺せばPK(プレイヤーキラー)だ! そうなった者は全員俺が殺す! 犯罪者を何人殺しても赤くなることはないからな!」

 その言葉で今まで抜刀していたプレイヤー達は思いとどまり納刀する。

 というか叱るというより脅してるだろ……さっきの……。

 重装甲のプレイヤーは俺の方歩いて来た。

「先ほどは無礼をした。すまないね」

 そう言って頭を下げる。

「謝らないでくださいよ。突然現れた俺たちが悪いんだし」

「そうか……。君はトール君とキリノ君だよね? 後1人は……? イノリ君というんだね。私は『Salt

』を言う。ソルトと呼んでくれ」

 俺たちはこくっと頷く。

「俺たちシステムメッセージが届いて防衛の為に急いで戻ってきたんですが……」

「そうか。それはありがたいな。戦争参加者があまりいなくてね。困ってたんだ」

「そうなんですか……」

「とりあえず今日の作戦を伝える」

 ソルトは淡々と作戦を話し始めた。

 作戦は西にも東と同じぐらいの奇襲隊がいる。敵がなだれ込み城壁近くまで寄ってきたらそれと挟み撃ちする。敵の士気が落ちたら城門を開いて100人のプレイヤーを投下してさらに城壁から弓と魔法の一斉射撃して決着をつけるのだ。できるならば敵の主格モンスターを倒して被害を最小限に防ぎたいと言った。


 システムメッセージから2時間が経った。

「来るぞ!」

 ソルトは言った。

 それと同時に地鳴りがした。


 ゴォォォォォォォォ!!!!!!!


 バイディングフォレスト入り口から恐ろしい数のモンスターがなだれ込んでくる。

 それを見ていた俺たち、そして奇襲隊は絶句していた。

 数が多いと言っても200~300程度だと思っていた。だがこれは1000をゆうに超えている。

「敵が城壁近くになったら一斉に合図を出すからよく聞いとけよ」

 ソルトが声を潜めて言う。

「トールさん……大丈夫でしょうか……」

 キリノが心配そうに言ってきた。

「あぁ大丈夫だ!」


「敵城壁に着弾確認! 突っ込めぇ!!」

 

 ソルトの合図が響き渡る。

「くっ! もうか! 行くぞキリノ! 祈!」

 俺は2人に合図して隠れていた森から飛び出た。

 それに続くようにキリノと祈は飛び出した。

「うぉぉぉぉぉ!!!」

 俺は飛び出した勢いとあらかじめ使用していた英雄の証で高速になった速さで敵の進入路の方に駆ける。敵も俺たちに気付いたようで森林に近い敵が寄ってくる。

 進入拠点からは休むことなくモンスターがなだれ込んでくる。その拠点まで行くのに通りそうな所はかなり敵の集まったところだ。さらに拠点の近くのモンスターは拠点を守るようにモンスターは円く陣形を描いている。

 走っていると寄ってくる敵に遭遇する。

 敵は3体で俺の2,3倍はある木でつくられた巨大なゴーレムだ。動きは意外と速い。

「気をつけろ! そいつはウッドゴーレムだ! エリアBOSSの取り巻きとして出たモンスターだ! かなり強いぞ!」

 近くにいたソルトが叫ぶ。

 ウッドゴーレムはエリアBOSS攻略戦の際に2体出現してプレイヤー4人を殺している。

 周りを見るとウッドゴーレムは各地に点在しそれも3体以上でまとまって動いている。

「これは苦戦を強いられそうだな……!」

 俺はそう言ってウッドゴーレムに突撃した。


 城壁、城外、門の前などの各地でプレイヤーとモンスターの激しい戦いが繰り広げられた。

 俺もまたウッドゴーレムと激しい戦いを繰り広げていた。

「くっ! 作戦通りにできない! キリノ! 祈! 各自突破して拠点を目指してくれ!」

 どこにいるかも分からないが聞こえるように言う。

「…………い……!」

 キリノの声が聞こえた気がしたが気のせいだろう。

 それよりも厄介なのはウッドゴーレムだ。東西の奇襲隊を完璧に足止めしている。それにより城壁にも被害が出ている。

 俺が今戦っているウッドゴーレムは3体だ。3体のうち2体の残りHPが半分でもう1体はまだ8割は残っている。俺のHPは4割残っている。よくやった方だとは思うが流石に強すぎる。

 ウッドゴーレムは防御力はぴか一に強い。それだけではなくHPと体力、素早さの面でもこのエリアのトップを飾るぐらいだろう。攻撃パターンはパンチ攻撃、回転攻撃、地面から蔦がニョキニョキ生えてくる、3体の一斉パンチなど多数だ。特に痛いのは地面から生えてくる蔦だ。それにより俺の盾は傷だらけになってしまった。3体一斉パンチはそれほどでもない。ジャンプすれば普通に避けれてしまうのだ。

「うぉぉぉぉ!」

 俺は全力で駆け3体並ぶ真ん中の1体に突撃する。

「トリプルスイング!!!」

 ズダン! ズダン! ズダン! と豪快な音をたてる。

 敵の図太い足を攻撃したことで敵は反動に負け怯む。


 今だ!


 俺は敵の顔のいちまで大きくジャンプする。普通ならすぐさま手で握られ放り投げられるのだが怯んでいるときはできないのだ。これは今までになかった絶好の機会だ。

「一撃で殺る! 渾身の一撃!!!」

 手に持つ剣を敵の顔に突き刺す。勿論これだけでは2割程しかHPは減らない。だが、今回は違う!

 俺は落下とともに剣の持ち手を握る。


 ブシュァァァァァァァ!!!!


 握った剣が敵の身を半分に切り裂き切り口から緑色の血が溢れ出す。二つに切り裂かれた体は地面に転がり消滅した。

 俺は休むことなく攻撃体勢に入る。

 俺は仲間の死に驚き硬直している右のゴーレムにステップで近づく。

「連続剣技法!!!」

 右のゴーレムの足に連続攻撃が叩き込まれる。

 連続剣技法は弱いとばかり思っていたがLVが上がるとかなり強く使えるスキルだ。

 敵の足から血は出るものの怯みはしなかったようだ。

『グォォォォォォ! オレノナカマヲォォォォ!!!!!!』 

 な、なんだ!? 敵がいきなり喋り始めたぞ! 俺は驚いて敵から離れる。

『イカリカンジル!!!!』

 敵がそういうと2体のゴーレムの周りから木が生えてくる。

『ダレガコロシタ!? オマエカ!?』 

 あぁ俺だ。じゃなくて! これやばくないですか!?

『コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス!!!!!!』

 病んでる典型じゃねぇか! やばいよこれ! 敵の目が赤く光ってるよ!! しかも木がすごい勢いでこっち迫ってま来てせんか? とりあえず盾を構えとくか……。

『コロスコロスコロス! コロス!!!!!』

 そう言った時迫っていた木が俺の体を突き刺す。

「グハッ!」

 木は盾を突き破っていたのだ。さっきの一撃で耐久が0になったのだ。それにより防御できなくなったのだ。

 腹にできた傷から赤い血が止まることなく流れ出る。

 HPは2割減っていた。それに加え貫通ダメージで今もHPが少しずつ減り続けている。


 ――俺……死ぬんだ。


「助太刀に参った!」

 叫び声が聞こえた後俺の腹を貫いていた枝を誰かが切った。

 この声は……。

「ソルト!」

 ソルトはこちらに駆け寄り回復スプレーを振りかけた。HPがみるみる回復し8割まで回復する。

「死ぬんじゃないぞ!」

 ソルトは俺に呼びかけた。

「あ、あぁ……」

 俺はまだ薄れる視界と全身の痛みを抑えながら立ち上がる。

「ここまで削ったのか!?」

 ソルトが敵のHPを見て驚いたように言う。

「あぁ、こいつ強すぎるぜ……」

「お前……何LVなんだ……?」

「そんなのどうでもいいだろ……! グハッ!!」

 俺は吐血する。

「おい! 大丈夫か!? とにかくあいつらは一緒に殺ろう」

「あぁ……」

 俺は剣と使い物にならなくなった盾をソルトは大剣を構えた。


「ハァハァ……!」

 ソルトは息を切らす。

 何とかウッドゴーレムは倒したが二人のHPは半分を切っている。それぐらい強かったのだ。

「トール……強いな……!」

 ソルトは途絶えそうな声で言った。俺は「お前もな……助けてくれてありがとう」と言って敵の集団に走って行った。

 奇襲は完全に失敗して城壁の上にも敵が上っておりそこでも戦っている。門からプレイヤーが出るも劣勢だ。

 そんな状況で勝利に導くには一つしか方法はない。

 

 ――敵の主格を倒すこと。

 

 それしかないだろう。

 俺は賭けに出た。倒せれるかもしれないし途中で死ぬかもしれない。だがやってみるしかない。

「うぉぉぉぉぉぉ!」

 俺は敵の集団の外殻に突撃した。


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