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MMORPG系はまだ書いたことがないです。

いろんな場所で小説書いてますが初挑戦ですっ

頑張ります

見てくださいっ


 ――俺の人生は……最悪な物だった。

 俺の母さんと父さんはとても仲が悪かった。毎日喧嘩をし母さんを一方的に殴り蹴り……。そんな毎日を妹と一緒に見てきた。

 

 俺が小学校3年で妹が小学校1年だった時――

 ある日電話がかかってきた。父さんの友人からだった。

 内容は父さんが麻薬密売人として警察に逮捕されたというものであった。その時、俺のガラスのようにうっすぺらい人生にヒビが入ったのだった。

 俺たち家族は近所から軽蔑の視線を浴びせられた。

 学校でも同じだ。俺の机は黒の油性ペンで塗りつぶされ、黒板には「死ね」や「消えろ」と書かれ、それに気づく先生も誰も止めようとはしなかった。

 辛い毎日を過ごしていた。だが妹もその気持ちは一緒だと思っていると俺が守ってやりたいという気持ちにもなれた。


 俺が中学校1年で妹が小学校5年の時――

 父さんが帰ってきた。話を聞くと刑務所から脱獄してきた。外国の方に高飛びするから金を貸せというのだ。これには俺も妹も母さんも呆れた。それと同時に怒りが込み上げてきた。家族をこんなに不幸にし挙句の果てに金を貸せだと、謝る気持ち一つもない。

 父さんは早く出せよ、と催促する。

 いきなり母さんがキッチンに向かって走って行った。何をするのかと母さんの方を向くと母さんは包丁を手に持ち「出ていって!」と強い口調で言うのだ。

 父さんは怒りに満ち溢れた表情で母さんの方に歩いていき包丁を奪おうとする。母さんはぶんぶんと包丁を振り近づけないようにするがバッと飛び掛かられ押し倒されてしまう。

 包丁を奪われそうになり必死に抵抗する母さんと包丁を奪おうとする父さん。その勢いにより周りの物がガンガンと床に落ちる。

 このままだと母さんが殺されてしまう……。その後は俺らも……。勿論妹も……。

 俺は父さんにとびびかかろうと椅子から立ち上がろうしたその時――。


 

 グサッ!!


 

 ぐあぁぁぁ!! と叫び声を上げバタッと倒れる父さんを震えながら見る血だらけの母さん。

 俺と妹は震えで身動き一つできなくなっていた。怖かった……。怖かった……。

 終いには妹は泣きだしその場に崩れ落ちる。俺はどうすることもできずその場で立ち尽くしていた。そんな俺を見た母さんは走って俺の方に向かってき、血だらけの包丁を俺の手に持たせ返り血の付いた上着を脱ぎ手についた血を洗い流し妹の手を取り逃げ出していった。


 バタン!


 玄関のドアが閉まる音がした。

 これで俺は犯人にされたのだった。

 周りは散らかった本、父さんの死体、その周りを囲むように広がる血だまり、母さんの上着。何の反応もできず手にする包丁をその場に落とし俺は泣き崩れた。


 騒ぎに気付いた近所の方が通報したのか1時間後に警察がやってきた。初めはパトカー数台だったが次第に増えていった。

 勿論その場にいた俺が犯人にされた。何の反論もすることなく俺はそれを受け止めた。妹と母さんが幸せに暮らせるならそれが何よりだったからだ。

 俺は取り調べをされ嘘の事を言った。

 その何日か後に俺は釈放された。事後捜査により母さんが犯人だということが分かったからだ。高飛びしようとしていた母さんは空港で身柄を拘束されこの事件は終わったのだった。


 事件後俺は学校にも地域にも居られなくなった。毎日のように家に押し寄せてくる報道人。学校ではだれからも相手にされず苛めという段階を通り過ぎる程過度なことをされた。妹も同じだった。

 だが我慢して俺が中3になるまでその地域に居た。辛かったが耐えた。

 だがもう無理だった。

 俺たちは別々に暮らすことにした。

 俺は静岡の親戚の家、妹は東京の祖母ちゃんの家で暮らすことになった。

 

 俺の親戚の家は超ド田舎と言える街だ。俺が暮らすには最適な所だ。

 俺は野球好きで中学では一応野球部所属のピッチャーだったための丸坊主の頭から髪を伸ばしどう見ても根暗としか思われないようにした。結構顔が良かった(自称)ので髪もそれに合わせて伸ばした。

 俺は今黄桜高校に通い普通の学校生活を送っていた。髪をのばしたことが効果があり誰も俺の事には気づいていない。髪型とか雰囲気とかのおかげであだ名が「ネクラ」になってしまったが中学校に比べれば何の支障もない。楽しい生活だった。


 あのゲームをするまでは……。

次回1作

誤字脱字あれば報告よろ

※短すぎたぁぁ

もっと長くするからねっ

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