君は唯一無二だ!
言葉にするのが上手な人ほど、うまく言えない何かを抱えている気がします。
なにかを理解できなくても、ここにいていいと思えるようになりますように。
『言葉にすることが全てじゃない』
『それは、誰にでも出来ることではない。君が誇るべきことだ。でも、すべて言葉で表現してしまったら、君はそうなってしまう。今の自分と一番近いなにかに。本当はそうじゃなくても』
『誰にでも、言葉で表現できない部分が存在している。それが個性だ。自らにレッテルを張るな。君は君だ。言葉になんかしなくても』
『でも、でも、言わないと、不安で。自分がみんなと同じだって、みんな同じ不安を持ってるって思いたくて。わかるって言ってもらいたくて』
『ひとりだけ違ったら、怖いんだよ…』
『…君は、少し誤解をしているかもしれない』
『え?』
『…君は、今まで懸命に生きてきたね。具体的には知らないが、悲しかったことも、嬉しかったことも、すぐに思い出せなくても、きっといろいろあったろう。その思い出は、君だけのものだ。そうだろう?』
『はい』
『君とまったく同じ人生を歩んできた人はいるかい?』
『いない…と思います』
『あぁ、きっとそうだろう。それぞれ歩んできた道がある。しかし、みな同じように言葉を使って、自らを説明する』
『おかしな話ではないか。同じ言葉を使ったら、それは、同じになってしまうものだろう』
『寂しい。不安。つらい。消えてしまいたい。これらは言葉で、皆同じように使う。この理由を説明するときにも言葉を使う。だが、そんなことはしなくていい。君の不安は君だけのもの。君のつらさは君だけのもの。寂しさも、なにもかも』
『…分かってほしいと思うことは、駄目なんですか』
『駄目なわけがない。君のそれはとても素晴らしい欲求だ。しかし、少しでも自分と違うと思うなら、言葉で表現してはいけない。それは、君を軽くすることになる』
『言葉で表現できることなんて、たかが知れている。言葉なんかで形を決めてしまったら、それ以外が切り捨てられて、君が軽くなる』
『でも…』
『他人に伝わりやすいように自らを変えるな。そんなことは絶対にするな。そんな優しさは捨ててしまえ。理解されないなら、それでいい。それが君で、歩んできたものを肯定することになる』
『それだと、一人になっちゃうじゃないですか…』
『そうだな。私も、そのせいで一人なんだ。しかし、孤独ではない。今こうして、君が相談してくれている。私は、それが堪らなく嬉しい』
『私が君を理解することは出来ない。君が私を理解することは出来ない。…分かり合えなくてもいい。分かり合えるはずがない。私たちがそう見えるのは、言葉で削って、薄めて、飲みやすいようにしているからだ』
『君が本当に相談したいこと。それは、なんだと思う?』
『………』
『あぁ。それでいい。分からないなんて言わなくていい。分かった何て言わなくていい。それでも私はここにいる』
『君はそれで素晴らしい』
言葉はとても便利で、ときどき少し乱暴だと思います。
画面の前のあなたは、表現できないほど複雑で。
それが、人で。
私はそれが、素敵だと、素晴らしいと、美しいと思います。
どうしても書きたくなってしまいました。
感想くれるとうれしいなぁ…。
小説が下手なのは目をつぶってくれると嬉しい。
…小説か?これ。




