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ご主人の部屋に付き、恰幅の良い女がノックして部屋に入り私も続いて入る、頭を下げて止まるご主人が
「頭を上げよ」
と言い私は頭を上げる。ふむ、お供(デード?)もいるのね。私は、ご主人の方を見て話すのを待つ。
「娘と会ったみたいだな。」
「はい。」
「そうか。娘をダルマにする。と言ったそうだが、ダルマとは何だ。」
「ダルマとは私の世界では縁起物でして、何かの願掛けなどに目を片方に目を書き達成したら、両目をいれたりする丸い人の顔の置物でございます。」
「娘をダルマにするとは、どう言う事だ。」
「はい。両手両足を切り落として、まるでダルマの様にしてやろうかと思いまして。」
私は、ニッコリ笑う。ご主人の顔が怒りに染まるかと思ったが、変わらない。不気味だ。お供(デード?)が
「何でそんな非道な事をお嬢様にしようなんて思えるんだ。」
「見せしめに丁度良いかと、私が守ろうと思った者を傷つけると言った大将が、無様な姿になれば、敵が増えようが手を出しにくくなるかと思ったのですがどう思いますか?私だってやりたくてやると言っているんじゃないのです。わかって頂きたい。」
間違えてはいけない、私からは鬼ごっこをやろうなんて言ってない。相手から、やるスイッチを押しにきているだけだ。
ご主人が
「わかった。お前からは、手出しはしないと言う事で変わりないか。」
「はい。そちらがキッチリ、ガチッリ
一寸の隙無く手出しをしないのであれば此方からは手出しなど恐れ多くも出来ないでしょう。」
私は礼をしてその場を後にしようと思って、一つサラッと聞いて見ようと思った。
「あの今気になったので聞いて良いですか?」
少し場が、緊張した。ご主人が
「何だ。」
「この世界は、結婚は必ずしなきゃいけないとかあったりします。」
「特に法律上に必ず結婚しなければならないと言う文面は無いが、年頃になれば必ず血縁の者が結婚世話をして婚姻を結ぶ者が多い中にはもちろん結婚が出来ない者がいる。その者は、何かしら問題が有るものと位置付けられることが多い。」
「わかりました。では、結婚できるのは、何処までの範囲ですか?」
困惑顔でご主人は
「範囲とは、結婚とは異性でのみできる。また奴隷と貴族等身分が違う場合も出来ない。」
「わかりました。同性では結婚できないのは何故ですか?」
「神様が認めてないからだ。」
「この世界の神ですか。では死体と結婚出来ますか?」
「何を言っているんだ。死んだ者となど婚姻できるはずないじゃないか。」
「いえ、私の世界では死んだ方と婚姻を結んだ人がいます。なので不思議なのです。何故出来ないのか。私の世界では同性での婚姻も可能でした。この世界ではダメ、何故なのか。神がダメだと言う。本当に神が言ったのですか?神の言葉を人間の良い様に歪めたのではなく直接神に会って話をしたのですか?」
「神様だ。敬称を付けなさい。神様はいらしゃる。私達に話して下さる事もありその言葉を歪めるなど、するはずがない。お前達の世界では、どうだった等どうでも良い此方の世界では神様が決めた事が絶対だ。間違えるなよ。」
私は姿勢を正し笑顔を浮かべ
「畏まりました。」
と礼をした。
「私も神様にお会いできますか?」
ご主人は、
「まだ、この世界の事を知らなすぎる。そのような者は目に入れるまでもない。」
「わかりました。では、質問です。同性の事を好きな人は、この世界ではどうしているのですか?」
ご主人は汚れているものをみる目で此方を見る
「お前がそうなのか。同性を愛する者などこの世界に…………少ししかいない。」
歯切れ悪いぞ何かトラウマか。
「あっ因みに私は同性愛者かわかりません。人間は皆平等に嫌いです。因みに性被害あう確率は、どうですか?同性同士でも被害報告あったりしますか。」
ご主人の隣の護衛が
「同性同士の性被害等有るわけないだろ。性被害事態余りないと言うのに何を言っているんだ。」
「それは、シッカリ調べていないからでは無いですか、私達みたいに声に出さないだけで権力者に搾取されているものがいないと被害者が年若い女の子であんた達みたい奴らに襲われている人は多そうだけど、そういえば調べて頂けましたか私と一緒に来た奴隷の女の子のレイプ事件どうなりまた。」
ご主人の横の護衛が苦い顔で
「まだ、調べている。」
「そうですか。何かうやむやにして、忘れてくれたら、ラッキーとか思わないで下さいね。私結構しつこいですからね。では、失礼します。」
礼をして私は部屋に戻った。
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