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次の日藤村さんにバリアーを張って、やることが無くなって、部屋でゴロゴロとしていたら、ノックが響いた。ドアが空きメイドが
「ついて来て下さい。」
と強張った顔で入って来て言った。私はそれに従い、ついて行った。何の呼び出しだ。私の歩みに合わせてか、走らなくてもメイドについていけている。しばらくすると、メイドをシバイタ場所についた。良くみると近くに東屋がある。そこに、可愛いお人形みたいな人が座っていた。
メイドが頭を下げたので、私も頭を下げる。
「頭を上げなさい。」
頭を上げ、また、お人形をみる。多分お嬢様だろう。お人形は、ニッコリ笑い
「お前が、キャシーを傷つけた者ね。」
私は、心底分からないと言うよに
「何の事でごさいますか。」
と聞いた。だってあれは、挨拶だろう。この屋敷で、虐待が有ったら困るのはそっちだろ。それで話が済んだのを蒸し返したら駄目だろう。此方が奴隷だったから、言う事聞くと思っているのか。ご主人教育間違えてますよ!!
お人形は、笑顔を消して
「お前が傷をつけたって、知っているんだから、嘘はつかないで!」
「そう言われましても、此方としては何の事か分からない物は、分からないとしか、申し上げられないのでございます。」
「お父様に止められだけれども、貴女がそんな態度だと、私達は、あの奴隷にどんな事をするか、分からないわよ。」
ご主人一様止めてくれたんか、教育が間違っているだけか、まあ、その時は言った通りにするだけだから良いのだけど。
「わかりました。その場合聞いているかと思いますが、鬼ごっこが始まります。獲物は、屋敷に勤める女の人、もちろんお嬢様も含めます。お嬢様が始めた鬼ごっこだから、捕まったらお嬢様の事ダルマにして差し上げますね。子が産めれば家は存続できる。見せしめにもなる。とっても良いアイデア。」
お人形は、顔をひきつらせて
「鬼ごっこって何よ。ダルマって何。」
「…………」
私は、礼をしてその場をさった。教育がなって無い人間に、容易に答えを与えるのは良い事ではない。恐怖で動かないか、それとも暴走するか、ご主人がどの程度しつけているかにもよるか。
部屋に帰り、体をほぐしながら部屋のノックを待つ。いやー私対人スキル上がったんじゃね。毎日人に会ってるし、引きこもってた時の自分に見せてやりたい頑張っているぜ私と。はぁーでも異世界だから、こそか。無理矢理人と会って脳みそ使って、あっ、松村の話題を出すの忘れたわ。人形がどう思っているのか、確認できたのにイヤ私には無理か。
なんて、考えているとノックが鳴り響く、あっ来たねと思い私は、ドアをあける。予想の通りに恰幅の良い女が立って
「ついてきな」
と言ってきた。私は、言われた通りにその後をついて歩く、ご主人かお供(デード?)か私は、鬼ごっこをした場合の時とそうじない時の事を考えて恰幅の良い女の後ろ姿を一生懸命追いかけるのであった。
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