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元の世界に帰りたい。  作者: ねね


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話が一段落ついたと思い、私は

「あ、そうだわ。忘れる前にお話をしとかないと、と思った事を忘れてたわ。」

ご主人と護衛に緊張が走る。

「あっそんなに、緊張なさらないで、聞きたいこと、と提案があるのです。」

ご主人が

「何だ。」

「魔道具は、どうやって手にいれるんですか。」

「それを聞いてどうするんだ。」

「興味とこれからの事を考えてますの。」

「そうか。魔道具は、ダンジョンで採ってくるものだ。」

「そうですか。それは、専門の機関が、管轄してらしゃるの。」

「ああ、冒険者ギルドが管理している。」

「国ではなく、ですか」

「ああ、そうだ。」

「貴族が、冒険者を飼っていることは、あるのですか。」

「ああ、そういう貴族もいるが、国に良い印象は持たれない。」

「ご主人は、国に良い印象を持たれたいですか。」

「どういう意味だ。」

「いえ、もしご主人様が冒険者を飼っていたとしても、国が欲しい魔道具をいち速く国に渡してしまえば良いだけの話ですよね。」

「そんなことを、してしまえば冒険者を飼っている旨味が、此方には何もないでないか。」

「国の印象が良くなる。言ってしまえば、賄賂に当たると思いますが、此方の世界にはないですか。そして、本当に欲しい物があった時は、手にいれれば良いだけの話です。」

「そんなこと、飼っている貴族は皆している。飼っていなくても、取り入りたい者は、何かしら贈り物を送っているはずだ。」

あ、賄賂が、当たり前の世界か、いやん価値観が違う、うーん、

「ご主人様は、欲しい魔道具は、無いのですか」

「ある。だが冒険者を飼ってまでは、欲しいとは、思わない。」

「なるほど、ああ、冒険者と懇意にする事は、どうですか。」

「何故そこまで冒険者を、手元に置きたがる。」

「うーん、今護衛の訓練をしてない奴隷の子を冒険者として、使えないかと思いまして、このまま何もしなく魔力を吸われるだけだと、やる気が無く腐ってしまうかと思いますがいかがですか。」

「奴は奴隷だ。」

「はい。なので、解放して冒険者として、使うのです。」

「私に何の得がある。」

「はぁ、言いたくありませんでしたが仕方がないですね。お嬢様の事ですが、彼に惚れていると思っているのです。」

護衛が

「奥様の次は、お嬢様の事も愚弄するつもりか。」

と、怒鳴ってきた。私は、面倒になって話を止めた。

「…………」

沈黙が続く。ご主人が

「はぁ、話を続けなさい。」 

私は、黙ったまま護衛を見ている。ご主人が「話を続けなさい。」とまた言った。私は、ご主人の方を見て

「話のこしをおる者が、いるうちは話をするのもためらわれます。ご配慮下さい。できないのですたら話は終わってかまわないです。私の事では、ありませんので、ご自由になさって下さいませ。」

「ニコラス黙っていなさい。これで良いだろう。話なさい。」

「魔力の量は、3人居ないといけないわけではありませんよね。」

「娘の話は、どうしたんだ。」

私は、首を傾け

「そちらが、中途半端な対応をなされるのなら、話も中途半端に終わると思いになって」

私とご主人は見つめ合う。数秒後、ご主人が

「魔力量は、別に奴隷が3人いなくても賄える。」

へー、そっちを選ぶのね。

「ならば、やはり1人を魔道具を取りにいかせるのが得策と思いますが、いかがですか。」

「此方には、何も旨みがない話だ。」

「なるほど、そう思いたければご自由に、私には関係がない事ですから」

私は、面白いそうに笑う。忘れる所だったと思わずに聞く

「ああ、そうだ。女の冒険者はいますか。」

「戦いの場所だ。女が行くことは無いと言いたいが、金に困ったものがなったりと少しだけいると聞く。お前もなるつもりか。」

「まさか、私は戦いには向かぬ者、できるのは破壊のみ、まずは力をつけなければいけないでしょう。」

「ふっ、狂人を演じていても、お前が普通の人だと言うのは話していれば判るものだ。」

「そうですか。あなた様が私をどう思おうが、私には関係の無い事でございます。ですが、やってはいけない事を線引きするのはお互いに必要な事かと。」

わかって無いなぁ。一番怖い狂人は普通の人に擬態している人だよ。

「お前の考えに、乗ってやっても良いが、こちらに旨みを寄越せ。」

「私の考えですか、別にやんないでも良いですよ。ですが私の有用せいを見ていただこうと思います。」

私は、そう言ってさっき黙らされた護衛を見た。


読んで頂きありがとうございます!

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