64
藤村さんと話していたら護衛の代表が、お供(デード?)と戻って来た。戻って来なくて良いのに、と思っていたら護衛の代表が
「皆は、どうした。」
と聞いてきたので
「皆さん、メイドを連れて行きましたよ。」
と行った方を見つめる。
お供(デード?)が
「お前も、そちらに行って、稽古に戻って良い。」
と護衛の方に言い。私の方を向き
「それで、君は何をしたのかな?」
と聞いてきた。
「私は、する事がなく屋敷をさ迷っている時、何かがしなる音がしたのです。それで、普段聞かぬその音に、引かれ私はこの庭に、たどりついたのでございます。そこには、口にするにも恐ろしい事が、行われておりました。貴方様は、あんなことが、行われていたことを知っておられたのですか。」
とお供(デード?)を見るお供(デード?)は困惑顔をしている。まだ、監視の報告は行ってなかったみたいだ。どうするか
「どういう事だ。」
「私の口からは、やはりあれは女性特有の挨拶だと思う事にします。異世界ですし、文化の違いがあるため、仕方がないのかもしれません。この子に、あの挨拶を続けるなら、私も此方の文化に馴染むためにこの屋敷の女性全てに、挨拶をしないといけないかもしれないですね。」
私は藤村さんの肩を抱き、言う。
「何を言って…」
「失礼いたします。」
と礼をして藤村さんを連れてその場から離れた。さてはて、どうなるかな。
藤村さんが
「大丈夫ですね?」
と不安そうに聞いて来た。
「うーん、どうかしら、藤村さん朝毎日私の所に来てくれる。」
「解りました。でもなんで、ですか。」
「毎日バリアーを張るわ。念のためね。」
と笑って答えた。バリアーは、1回張ったら、2、3日は持つが、念のため毎日顔を合わせておいた方が、良いだろう何かあった時の為の習慣を作る。毎日会っても、怪しまれない様になれさせる。
そこで、藤村さんとは別れた。念のためバリアーを張り直してからそれから、昨日、話せなかった松村が待つ図書室に向かった。嫌忘れていた訳じゃない、嘘です。忘れて部屋に帰ろうとしたところで、思いだしたんです。忘れていたかった。
図書室の扉を開いたら松村が待っていたので
「ごめんなさい。待たせてしまったわね。」
と謝りながら松村の前の席についた。
「いえ。大丈夫です。」
「そう、良かったわ。」
マジごめん。忘れて、ごめん。
「あの、タクランの事わざと広めようとしたんですか?」
「え、何でそう、思ったの」
「昨日の話し合いで、そうなのかなって…」
「昨日の話し合いのどうりよ。それ以下でも以上でもない。」
「そうですか。」
嫌な沈黙だ。でも、一応言わなくてはいけないことを言う。
「ねぇ、松村さん、今の教育がどうかは私は分からないけど、私の時は子供は、大人が守ってあげなきゃいけないみたいな事を子供の頃に刷り込まれているみたいなの。テレビしかり物語しかりね。でね。今は藤村さんを暴行から救いたいと思っているの貴方が、今一緒にいる人との差別で、傷ついているかも、知れない。でも大人でも、不完全な私には、全部は無理だと思うの。何かを選ぶとしたら、まず自分、次に藤村さんそのつぎに松村さんになると思うわ。命は、助ける為に全力を尽くすけど、他のことはそこまで期待しないでね。」
松村は、下を向いて
「分かりました。」
と言った。私は重い空気を変える為に話題を変えた
「えーと、松村さんは元の世界に、帰りたい?」
「分からないです。」
「分からない?そう、まあ、詳しくは、聞かないけど、私達世界が、違うみたいなの」
「え、どういう事ですか?」
「あー、パラレルワールドってしてる。平行世界みたいな感じかしら、もう1人の子と話して違和感とかなかった。」
「え、ゲームのタイトルが、何か変な覚え方をしてると思いました。」
「そう、多分変な覚え方じゃあなくてその名前なんでしょうね。」
「え、じゃあ俺、皆が、まだいる家に帰れるかも知れないのか。母さんが出て行ったりしてなくて、俺も父さんの子供で姉ちゃんちい姉ちゃんもいる家に帰れるかも知れないのか。」
大きな声で松村はつめよってきた。可哀想だけども現実をおしえなきゃ
「うん。可能性は有るけど、ねぇ、その幸せに暮らしている松村さんは、君がきたらどうなるかな。何処かに飛ばされる嫌、幸せな松村さんがいるから君はその世界には、行けないと思うのだけど君はその幸せの松村さんを押し退けてその場所を奪うのか、奪った後君が、その場に、陣取った反動で、元の世界の様にお母さんが出ていき、DNA鑑定をしたらどんな結果になる。DNAまでその世界に行ったら変わると思うのか、君が行く事で幸せな家族を壊すのか、どう思っているんだ。」
「でも、俺だって急に、だってなんで」
あっ、泣いた。気まず、どうしよう。言わない方が良かったか。嫌変な希望があった方が可哀想だろう。あっ、空が青いそこは私の世界と一緒。
読んで頂きありがとうございます!




