表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元の世界に帰りたい。  作者: ねね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

37/43

37

私と彼女が、手を取り合って、帰る線は、なくなった。彼女と私の世界が、違うと判明したからだ。もし、何かの間違いで彼女の世界に、行ってしまったら、

彼女世界に、完全固定される可能性が高い。そう言う話を良く聞くだろ。似た世界に、行って帰れなくなる。つまり、彼女も、私と一緒に帰ると、彼女の世界に帰れなくなる。どう考えても、別の道で、帰るしか、ない。気がかりな、気がするような、重りが無い、身軽なような、不思議な気持ちだ。まっ、彼女が、帰りたいか、聞いてないけどね。


それから、私は、何時もの仕事の日と、たまに、彼女と話す日が、加わった。

席は、彼女の隣に座る。仲良くなった気がする。ふと、彼女制服の、裾から、アザが、見えた気がした。これは、聞いた方が良いのか?ただ、ぶつけただけっと

言った時の反応を見て、決める。私には、難易度が、高くないだろうか?

彼女と言う、知り合いが出来ただけで、素晴らしい、成長と進化を、遂げた。私に、こうも、試練をかす、とは……

覚悟を、決める。

「藤村さん、その腕のアザ、どうか、なさったの?」

頼む、転けた、ぶつけた、であってくれ。彼女は、ぱっと腕を隠し、

「えっと、これは、なんでもないです。大丈夫なので、なんでもないです。」

と、首を振る。はい、アウト!!最悪だ、私は、怒りを隠し、笑顔で、彼女に聞く。

「一緒に働いている人かしら?それとも、お嬢様?」

彼女の目が見開き、お嬢様が犯人だと言っていた。そう、お嬢様が、私達を、この世界に連れてきた元凶の、そうか。私は、悪い笑顔を浮かべた。彼女は、

「違うです。私が、いけないんです。失敗してしまうし、だから、私が、いけないです。」

私は、彼女にわかった。っと頷き

「わかったわ。でも、怪我を心配する私の気持ちは、わかって欲しいわ。貴女が、怪我をすると、とても悲しいわ。」

「はい、分かりました。気をつけます。異世界の話とか、お嬢様に、聞かれても私上手く答えられなくて、勉強ばっかりで、何も面白い話を出来なくて苛立たせてしまうみたいで……」

私は、口を手で、抑えその悪どい顔を、みられないように、隠し話した。

「そう、なら私が、若い頃、こんな鳥が、いるって、話題になったんだけれども、どうかしら?」

「えっ良いんですか?」

「ええ、こんな、おばさんの話で、恐縮だけれども、ダメ元だと思って、カッコウって鳥の話なんだけれど、他の鳥の巣に卵を産むのその卵から生まれた雛は、その巣の他の卵を全部落として割ってしまうのよ。恐いわよね。それで、その雛独りだけ他の鳥に育てさせるの。」

「えっ、そんな、鳥いるんですか?すごい、初めて知りました。これで、お嬢様も少しは、満足するかな?ありがとうございます。」

そう、頭を下げる。私は、笑顔で、

「良いのよ。おばちゃんの話がやくに、立てば本望よ。」

そうゆう、話等をして、わかれた、私は、帰りなから、心で、思う。

毒を盛ろう。言葉の毒を、私をこの世界に、連れてきた奴にきく毒を、利くかな?利かないかな?どのくらいかかるかは、わからない、私は、毒を垂らした。その毒に、気がつくな。気がついたら最後、お前を蝕むだろう。

読んで頂きありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ