表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元の世界に帰りたい。  作者: ねね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

25/55

25デード目線

奴隷の男の諸行に私の胸に後悔が積み重なって行く。自分の未熟さに、身を引き締めて、ご主人様の今いる場所を確認するのだった。ご主人様の実験の邪魔にならない時を選び、ご主人様のもとに向かう。ノックし、どの様に、話せば良いか、頭の中でシミュレーションをする。

「入れ。」

その言葉に襟元を但し、部屋に入る。

「失礼します。今日は、お時間をとって頂きありがとうございます。」

と頭を下げる。

「ああ、それでなんだ。」

「はい、この森の屋敷を維持していくかの確認をしたいと思いましてここに来ました。人手が不足している中、此処にいる、要因の魔道具がなくなったための確認で、ございます。」

「ああ、そうか。そうだな……まだ、森でやりたいこともあったが、お前に迷惑ばかりかけても仕方ないだろう。この屋敷は撤退しよう。後は、任せた。」

ご主人様は、薄く微笑み答えた。

「畏まりました。準備ができ次第撤退いたします。ご主人は、1ヶ月以内に町の方には戻れるよう心持ちをお願い申し上げます。」

「わかった。」

「失礼いたします。」

私は、礼をして部屋を出た。屋敷の移動の準備を明日ジョーダンとスムーズに話せるように、私は部屋に戻り資料を整理するのであった。


そして、何とか屋敷の中物を全部運び出せた。と思ったらとんでもない報告が、飛び込んで来た。あの奴隷が移動中に魔道具を使った可能があるとの事だ。護衛の話しだと夜寝る時に暗闇で見えなくなった。というが火の近くいなかった為、気がつかず移動したのでは?とたずねたら移動したら気配でわかると言われてしまった。あの、奴隷が外部と接触して魔道具を手に入れたのか?何のために?確証が無い事をご主人様にご報告はできない。私は、人を呼びあの奴隷を監視させる事にした。



上がって来た報告書は…奴隷なのに休んでいるのか?図書室に入って頭を抱えていた……部屋で踊っていたと思ったら急に動かなくなった。部屋は、薄く暗い?

なんだこの報告書は、私の言い方が悪かったのだな。すまなかった。あの奴隷が外部の人間と話したり、魔道具を使ったりしたら、報告をしてくれ。畏まりました。っとその物は去っていった。私はジョーダンを呼んだ。

ジョーダンは直ぐ来てくれ、

「どうしましたか。」

と聞いてきた。私は森の屋敷で起こったことを思い言った。

「はぁ、あの奴隷がまた休んでいるみたいなんだ。森の屋敷で、起こったような事が起ると困る。なので下働き達の息抜き等を任せても良いだろうか。」

「なんだい。あの、奴隷また勝手に休んでいるのかい。あんたから、休まず働きな、って言えば良いだけじゃないのかい?」

私は頭をふりながら

「あの奴隷は、あくまでもご主人様の物なんだ。だから、私からの命令の効力は無い。だからといってご主人様の手をこんな事に煩わさせる事はできない。」

「そりゃ、ややこしいねぇ。わかったよ。あの子達の事は私にまかせな。」 

「ああ、頼むよ。」

私は、ホッとして肩の力をぬくのだった。





読んで頂きありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ