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門の前に立ち感動にうち震えていると、ふと門番が見えてきて硬直してしまう。人と話さなきゃいけないのか……喉が張り付いてくる。息が上手く吸えない。変な汗が掻いてきた。どうしょう。私の事を気にする人がいなくドンドン進んで行く行列、足が地面に張り付いて動けない、怖い、怖い、動かない私を不信に思ったのか護衛の人が「早くしろ。」と腕を引っ張る私はだだっ子の様に引っ張り返すが何分力の差で前に進んで行く。
涙眼にたまっていき、息もできているか分からない。怖い、怖い、その感情が私の中で一杯になつていくどうしょう、どうしたら、怖い。
護衛は、腕を離してくれない、門にちかずいてく、私はもう駄目だと眼をつぶる事で現実から目をそむけた足がひきずられていく、手が痛い。手痛い。手痛い。
何分たっただろうか?何時の間にか町にの中に入っていた。やったー!!私は、やりきった。護衛方ご迷惑おかけしました。と頭を下げたら。困惑顔をされた。そうだよね。さっきまで、あんなに暴れてたのに、急に頭下げたら、困るよね。
でも、手首真っ赤だから、うん、これでおアイコで良いよね。町の中はすごいアニメの世界みたいだ。現実感が無いのが良いのかパニックなる事はなかった。すごい、これまた、ザ、アニメのお屋敷みたいな大きな屋敷に着いた。前の屋敷大きな屋敷だったけど、こっちの方が洗礼されてるって感じだほぇーとしてたら、ヤッポリ前の門じゃなくて裏手に回るみたいだった。私は裏門を通る………っでどないすんねん!!護衛人達は家具の置き場にそのまま向かうみたいだった。私は?誰か教えて!!うーん。ちょと疲れたから休憩するか。私はその場に座り、眠りにつくのであった。
「ちょと、何て所で寝てるんだい。」
激しく肩を揺さぶられて私は目を醒ました。目の前には恰幅の良い女がいた。
「おはようございます。」
私はとりあえず、挨拶をしてみた。呆れられた顔をされ
「何で此処にいるんだい?」
「何処に行ったら良いのか分からないからてす。どうしたら、良いですか?」
「あー、忘れていたよ。今案内するね。付いてきな。」
忘れてたんかい!!っと思いつつ恰幅の良い女に付いていった。
前の部屋と変わり映えの無い部屋だった。何か、何かもっとこう無いかなぁ?レベルアップみたいな。
ちょとでも広くなりましたみたいなものが……。現実何てこんなものか、良いんだ。私は、大冒険をしたんだ。町に来たんだ。すごい、本当に誇りに思うよ。私にもできた。嬉しい。うふふ
読んで頂きありがとうございます!
主人公は、奴隷なので物扱いになるので門番と喋る事はありません。
 




