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元の世界に帰りたい。  作者: ねね


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痛い。痛い。小物男め容赦無く私を蹴ったり殴ったりしやがって、こんなに、殴れた事父さんにもないんだからね!!

嘘だよ。あるよ。殴られたこと。悪かったな。熱がでてきたのか頭がぼーとする気がついたら部屋のベッドの上だとりあえず性的暴行はされて無いと思う。良かった。そしたら、涙がめちゃくちゃ溢れて来た。くそ、悔しい何にもできんかった。私、弱いやつだ。赦せないアイツは!!でも今はダメダメだ!!


そして、ゆっくり休んで、何日かたったら急に恰幅の良い女が入って来て私の服を剥ぎとり体を調べ始めた。えっ何傷痛いので触らないでくれますか?裸で恥ずかしいので服返してください。あっ同性の方が好きとか偏見は無いですが怪我人に連れていかれた無理やりは駄目だと思いますよ。

と口に出さず硬直してるうちに部屋も隅々調べて嵐の様に帰って行った。何なんね!!服きて熱が上がった気がして眠りについた。


ノック音がして珍しいと思い

「はーいどうぞ」

と言ったら旅人が入って来た。おでこを触り、腕やお腹蹴られたり殴られたところを見て塗り薬と飲み薬を置いていった。そこで、あっあのひとお医者さんかぁ!と気がついた。ありがとうを言うタイミングを逃してしまった。だから、駄目なんだ、私。と薬飲んで眠りにつく。



熱が下がり、まだアザがあるがまあ、大丈夫、朝御飯を食べに食堂に行く。ご飯を美味しく頂きさあ働きますか!と気合いを入れて居たら恰幅の良い女が呼びに来た。なんだよっと。思っていたら、何時もの会議室に連れていかれた。

お供(デード?)が厳しい顔で

「今日は聞きたい事があって君に来てもらったんだ。君を襲ったのは誰だい?」

私は考えた。……知らない。小物男、キリッ女が誰か知らない。 

「知らないです。すいません」

分かっていたら言いたい。告げ口と言われても言いたい。だか、小物男とキリッ女です。と言ったらふざけている。と言われてしまう。うーん何かヒントがあれば、

「あっ、石鹸が入荷しなくなって困っていたら、石鹸の入荷をしてほしければ魔道具を寄越せ、とか訳の分からない事を言って、殴りかかって来ました。」

少し興奮気味に伝えて何か偉い人のお供何だから有能何だよね。このくらいのヒントでやってくるよね。と期待のこもった眼でお供(デード?)を見てしまう。

お供(デード?)はちょっと引いた感じで

「分かった。君はもう戻りなさい。」

と言われてしまった。私は

「石鹸がないと洗濯の汚れが落ちません。どうにかしてください。」

お供(デード?)はビックリ顔で

「分かった。それもどうにかしょう。」

私は満足顔で部屋を出るのだった。


読んで頂きありがとうございます!。

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