表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
元の世界に帰りたい。  作者: ねね


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

16/54

16

異世界の恐ろしさを知って、数日洗濯場に行く………最近洗濯石鹸が補充されなくなった。っと言うか私は、1日に大体このくらいと当たりをつけてマジックボックスに入れている。それが、今日で、無くなる。補充が、されないと私がタダ働きになってしまう。どうしょう。上の人は、私の話を聞く気が無い、うーん。しょうがない。補充されなくなったら、魔力なしで、水だけで、洗うか…大変だけど、大変だけど、なんか癪に、触るんだよね。石鹸=魔力でやってますから、疲れるけれど、本当にやだけど、明日補充してくれ。頼む補充の人。忘れますよ!!



次の日願いむなしく石鹸はなかった。悔しい、虚しい、そんな気持ちを胸に水だけで洗濯を洗っていく。もちろん、汚れが、落ちるはずもなく、ごしごし、ごしごし、もう、生地が悪くなるんじないかと思うほど、怒りと虚しさを、ぶつけながらごしごし、ごしごし、汚れが落ちなくても次の物に取り掛かる。これは、仕方ないだって、水だけでだもの。えっ魔法を使え、やなこったい。同額交換だよ。えっ体力が、減りすぎてる。そこは、視ないふりだよ!っとなんか変なテンションでやりきった。



そこから、数日事件が起こった。クレームだ。服が綺麗になって無いと、仕事が出来そうなキリッとした女(以降キリッ女)が言って来たのだ。しかし、此処の人は名乗らない何故なのか。私が奴隷だから人と、見なして無いためか?階級制度が分からないが、名乗らないほどか?人に見られ無いと、はこういう弊害もあるのか。しかし私は、ハッキリ原因を、言ってやった

「すいません。石鹸がないので、汚れが頑張っても、どーしても、落ちないんですよ。水だけに、なってしまうので、石鹸が、あれば、どうにかなるんですが、購入等は、私ではどうしょうも、無くて申し訳ありません。」っと頭を深々下げる。

キリッ女は、じーと私をみて、何も言わずその場を去った。何も言わないっんかい!!ちょっとこけてしまった。私が言うのも何だが、コミュニケーションを取りましょうよ。クレーム解消は、それしかないでしょうが!キャッチボールよ、会話は!!私が1人だけ投げてた、みたいで可笑しいやないかい!!



野菜の下処理に、行き野菜の皮を、剥いていたら、キリッ女と小物間満載の男(以降小物男)がやって来た。小物男が

「あそこで、洗濯している奴隷はお前か?」

「はい」

「お前が、魔道具を、俺に渡したら、石鹸を、また購入してやろう。」

キリッ女が、ビックリ顔で、小物男を見つめていた。私は何の話か分からず、素のまま「は、魔道具等、持ってませんが?」

小物男は、怒った顔で、私に詰めよってくる。

「お前が、魔道具を、持っているのは分かっているんだ!早くだせ!!」

怒っている、男の人が急に、近くによって来たため、身構え体が硬くなる、そして頭も混乱する。気持ち悪い。顔に小物男の唾が、かかった気がした。何も答えない私に、小物男は苛立ち声を荒げて

「奴隷風情が、魔道具なんか持ちやがって早く寄越せよ。」

怖い、私の身が縮み、小物男に襟首を、掴まれても、なすがまま何も出来ない。声さえ出ない。その様子に、小物男は、獲物を、みつけた者の目に、なり手を振り上げるのを、私は、ただみること、しかできなかった。怖い。





読んで頂きありがとうございます!

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ