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疲れた………
もう駄目だ。何日連続で働いたのだろう?頭がぼーっとしてる今日は、何もしたく無い。明日やるよ。野菜の下処理は誰かやらなきゃ駄目だけど私は無理だ。
頑張った!私のがヤったこととは言え人が少なくなったと思って頑張った。本当に頑張った。少し、涙が、でてきた。あーまだ、大丈夫だ。今日は、休もう何も出来ない。ご飯もいらない。ただ寝たい。
次の日パチリと目が醒め、伸びをし体の調子をみる。うん、やれる、ガンバれる!!少し、硬くなった体をほぐしあっ寝すぎで痛いよーっと思いながらストレッチをしていく!着替えてまずは、朝御飯だ!!昨日食べて無いからお腹ペコペコだよ。何時もより早く食堂に行き、ご飯食べて洗濯場に行く。そこには2日分の洗濯物が置いてあった。うん、ヤッパリ洗濯する人は私しかいないみたいだ。
はー、と息を吐き気合い入れて洗濯を始める一時期の量よりもましなので、まだ心に余裕がある。これ、水無しで出来ないだろうか?そしたら水汲みが無くなるし干さなくて良い分楽になるのでは?…
はい。無理でした。洗剤のCMのイメージなので水は、不可能うーん後汚れを落とす物あったかなぁ?匂いを落とす奴はあったけど、汚れは落ちないと私が、思ってしまってるからなぁー。ヤッパリこのまま継続かぁ。頑張るぞ!!
洗濯が終わり、料理の下処理の場所に向かうと料理人に話しかけられた
「あのさ、急に来なくなられると困るんだ。人の手配があるし、出来れば来れない時は、来れないで朝に、食堂で声をかける等してくれないか?」
私はポカーンとして
「はい。分かりました」
と言った。その言葉を聞いているのかいないのか分からないままその料理人は背を向け厨房に入っていった。
えー!!ふふ。何か嬉しい気持ちが、少し湧き出てくる。ちょっとだけ、必要とされたのだろうか?心が軽やかになってゆく、私、チョロインではないか!!惚れてはないがな!!ただ嬉しいだけだ。
やる気になりジャガイモみたい物を手に取る。その顔にはこの世界で初めての笑顔を添えて。
野菜を剥いていると面白い話がきこえてきた。
「今年も歌うレイリアがもうすぐ収穫次期だよな。今年豊作らしいから楽しみだぜ。」
「な~。俺の家、農家だから、収穫次期は休みをもらう契約なんだけど、この人手不足で本当に休めるのか心配だぜ。」
等話していたなんだ歌う物を収穫とは???生き物か??作物なのか???
えーと収穫するから、作物?なら歌うとは怖い未知の物に対する恐怖からふと現在逃避なる思いにふける。
ケ○タッキーに看板をもって、抗議している。ベジタリアンの人は命を大切にと言っているが野菜に命は無いと思っているのだろうか?叫ばなければ痛くないと思っているのだろうか?向こう世界にも、引っこ抜かれると叫ぶ、植物マンドランゴ(想像)がいたのにそこには思いは行かないのか?気がついたら、食べ物が無くなるから、きずかないふりをして一番弱い?命を食べているという自覚はあるのだろうか?私達人間は他の命を頂戴していきるしかない罪なものだというのを自覚し、食事の前に「いただきます」をいい食べ終わったら「ごちそうさまでした」食事に感謝をするべきではないか、命に順位をつけるべきではない。っと恐怖の気持ちて他の全く関係ない人に八つ当たりする私だった。
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